友人同士のルームシェア賃貸が、暮らしの選択肢として定着している昨今。なかには期間限定で借りるだけではなく、阿佐ヶ谷姉妹のように長年の暮らしのパートナーとして生活を共にすることに憧れる女性も多いと聞きます。
かつてドラマ化もされた『私の家政夫ナギサさん』(※原作タイトルは『家政夫のナギサさん』/シーモアコミックス)の原作者である漫画家・四ツ原フリコさんは4年前からルームシェアをしていた漫画家で友人のエイタツさんの協力のもと、2024年秋にふたりで住む家を“購入”したそう。

それに先駆けて、前編の今回は、ルームシェアをはじめた経緯や心境を四ツ原さんにお聞きしました。
※本記事は全2回のうちの1本目です





◆「オタクのトキワ荘みたいなのやりたいよね」と話していた
――『ギブギブの悪魔』(作画:エイタツ、原作:四ツ原フリコ/新書館)をともに手掛けるエイタツさんと、4年前にルームシェアをスタートしたきっかけを教えてください。

そんななか、エイタツさんが子猫を一時保護することになり、猫好きな私も彼女のお手伝いをするため、2~3日に1度は彼女の家に行くようになりました。会う頻度が上がって「一緒に住めば行き来する必要もなくなるのに」なんて話もしていましたね。