今は柱とこれら遺物を残すのみです。
聖ペテロ・聖パウロ教会(St.Peter & St. Paul Church)
1358年から1369年にかけて建設されたゴシック様式の建物は、ファマグスタ商人のシモン・ノストラノがシリアで稼いだお金で建てたそう。
またの名を「シナン・パシャ・モスク」 イギリス統治時代に小麦の倉庫になっていたらしく、小麦モスクとも言われてる。
見事なフライングバットレスですね。
聖ジョージ・ラテン教会(St.George of the Latins church)
13世紀末~14世紀初頭に建てられたとされる初期ゴシック様式の教会です。
街から隔てられた塹壕壁に囲まれているため、実際には街よりも前に建てられた可能性があるとされる本当に古い教会。
天井こそないものの、柱や下壁は強固です。
聖ジョージ・ギリシャ教会(St.George of the Greeks Church)
14世紀に建てられたゴシック様式の大きな教会です。
ファマグスタのギリシャ正教地区出身の裕福なギリシャ商人によって建てられたと言われています。
上のジョージ教会と同じく現在は天井もない。
聖フランシスコ教会(St.Francis Church Ruins)
フランシスコ会は、13世紀にキプロス島へ到着して以来、島に浸透した大きな修道会の 1つだったよう。ホント様々な人とともに宗教も渡来しますね。この教会はファマグスタ・フランシスコ会の中で、最も重要だったようです。
オセロ城(Ohtello Castle)
ファマグスタ旧市街の北東角にある1310年に建てられた古い塔と要塞です。
ファマグスタ城は、1492年にベネチアのニコラオ・フォスカリーノによってイタリアのルネッサンス・スタイルで再建されました。
城の入り口ではベネチアのライオンが出迎えてくれます。
この城は、1505 年から 1508 年にかけてキプロスの総督を務めたクリストフォロ・モロ中尉の邸宅にもなったと言われています。