モロは、恋人のデズ・デモーナを殺したシェイクスピアの「オセロ」のモデルになった人物です。そして植民地時代、この城はそのシェイクスピアの「オセロ」にちなんで名付けられました。

Ravelin & Venetian City Walls

ここは、旧ファマグスタ入り口2つのうちの1つ。現在は6か所あるはず。前回の記事で書いた、私が旧市街へ入る際に通った通路(橋)から突き当たる門です。

この門と城壁は時が経つにつれて砲弾攻撃に対し脆弱であることが明らかになり、オスマン帝国軍に対する予防措置として、1492年に海側の城壁が再建されました。

1550年にはヴェネツィア人によって更に城壁が改修され、防御力を高めるために城壁の外側に幅46メートルの溝も掘られました。しかし呆気なく陥落します。城壁を上がると意外な広さ。旧市街を一望できるのです

ゾーニ教会(AY. Zoni Church)

15 世紀にビザンチン様式で建てられています。当時の正教会の多くは 6 x 4 メートルの大きさで建てられ、この教会ももれなくその大きさ。今でもしっかりと残っているドームと内壁は、かつてフレスコ画で覆われていたそう。

ニコラス教会(AY.Nicholas Church)

すぐ隣に建つこちらも15 世紀にビザンチン様式で建てられた正教会。中世のファマグスタ正教会地区には、上のゾーニ教会も合わせ4 つの教会が建てられました。

ネストリウス派教会 / 聖ジョージ・ゾリノス教会(Nestorian Church/St. George Xorinos Church)

ファマグスタのフランシス・ラカス卿とネストリウス派が1360年から1369年にかけて建てたゴシック様式の教会です。

建てられた当初はネストリウス派の教会として知られ、1905年以降はファマグスタ正教会によって使用されています。その際に聖ジョージ・ゾリノスとリネームされました。

聖ジョージ・ゾリノスについて語られる伝説によると、この教会から土を少し取って敵の家に置くと、1年以内にその家の者は死ぬか、キプロスを去ると言われていたとか。怖

聖アンナラテン教会 (St. Anna Latin Church)