温泉大国「日本」では、47都道府県全てで温泉が湧出しており、様々な泉質の温泉を満喫する事ができます。今回は中でも「日本三大名泉」と呼ばれる、「草津温泉」「下呂温泉」「有馬温泉」の3つの温泉の魅力を紹介します。
日本三名泉とは
国内に数ある温泉の中で「日本三大名泉」となっているのは、群馬県の「草津温泉」、岐阜県の「下呂温泉」、そして兵庫県の「有馬温泉」です。室町時代の僧侶が残した詩集の中に上記3つの温泉の記載があり、江戸時代の儒学者「林羅山」も自らの詩集にこれらの温泉の名を残したのが、「日本三大名泉」の言われとされています。
1.草津温泉(群馬県)
草津温泉の泉質は日本屈指の酸性度を誇る「強酸性泉」で、強い殺菌効果があり皮膚疾患や神経痛、擦り傷を始め多くの疾患に効果的と言われています。
毎分36,000リットル以上の温泉が湧出しており、自然湧出量日本一の温泉でもあります。
温泉街の見どころ
公共交通機関でのアクセスの場合は、どのルートからでも最後は「草津バスターミナル」に到着します。「草津バスターミナル」はまさに草津温泉の玄関口です。
見どころは、メインの湯畑を始め、熱乃湯の「湯もみショー」、大露天風呂が広がる「西の河原」、お土産店などが立ち並ぶ「西の河原通り」など満載です!
2.下呂温泉(岐阜県)
下呂温泉の泉質は無色透明の「アルカリ性単純泉」で、少しとろみがあるのが特徴です。肌がすべすべになる美肌効果があるお湯で、別名「美人の湯」とも呼ばれています(ちなみに「日本三大美人の湯」は、群馬県の「川中温泉」、和歌山県の「龍神温泉」、島根県の「湯の川温泉」とされています)。
美肌効果の他、リウマチや神経症、神経麻痺や疲労回復などに効果があると言われるお湯です。
温泉街の見どころ
JR「下呂駅」が温泉街の中にありますので、公共交通機関でもアクセスしやすく、温泉街は徒歩でいろいろと巡る事ができます。
歴史ある古刹や「下呂」にちなんだ「かえる神社」など、多くの寺社があるので寺社巡りを楽しんだり、7か所ある「足湯」を巡ったり、観光案内所などで販売されている「湯巡り手形」を購入しお風呂巡りも楽しめます。