エッジは、読み書きに困難さがあるディスレクシアの周知・啓発キャンペーン「ディスレクシア月間2024」を、10月に開催すると発表した。
日本語では人口の8%がディスレクシア
ディスレクシアは、学習障害のひとつで、文字の読み書きが正確にまたはすらすらとできない症状を指すが、全般的に知的発達に遅れはないとされている。日本語では人口の8%がそうであるとわかっている(*1)。
ディスレクシアの人は文字の読み書きの困難さを除けば、多くの分野で優れたものがあるにもかかわらず、読み書きがスムーズにできないことで、学習の遅れが生まれたり自信を失ってしまうこともあるそう。それが心身の不調に現れてしまったり、不登校になるケースも少なくないという。
不登校は約25万人いるといわれているが、鳥取県の調査では不登校児童の約35%、不登校生徒の約60%が学習障害であることが示されている(*2)。
10月をディスレクシア月間とする動き
そんなディスレクシアへの正しい理解やサポート体制が社会全体に根付くよう、国内でディスレクシア啓発支援に関わる6団体が連携して、10月をディスレクシア月間とするキャンペーンを実施する。
なお、国連ではディスレクシアの日を10月に制定する働きかけがあり、海外でも10月にディスレクシア啓発キャンペーンが行われているようだ。
エッジのディスレクシア月間イベント
エッジは、ディスレクシア月間に4つのイベントを打ち出す。
そのひとつが、Zoomオンラインで参加できる「LSA学習支援員養成講座・スタンダードコース2024」。発達特性に応じた支援方法について理論と具体的な方法を学べる全13講座を開講しており、1講座から受講できる。
また、10月5日(土)の10:00~12:00には、ZOOMにて「竹田契一先生講演会・対談会~読み書き困難指導・支援における大切な心構え~」を開催。通常、講座の受講生・修了生限定で開催しているフォローアップセミナーを、一般の人も参加できる特別版で配信する。