目隠しにおすすめの常緑樹の庭木【低木】
続いては目隠しにおすすめの、背の低い常緑樹を紹介します。低木は外壁の庭木として使用されるケースが多いです。
①甘い香りの白い花を付ける「ネズミモチ」
繁殖力が高く、どんな場所でも元気に育つのが「ネズミモチ」です。葉が強い上に値段がやすいことでも知られ、外壁や街路の植栽として並べられることが多いです。
5月から6月にかけて甘い香りの白い花をつけます。また花が咲いた後は黒い色の実をつけますが、この実の姿形がネズミの糞に似ているために、この名前がつけられたといいます。
②青々とした緑と紅葉のコントラストが美しい「ボックスウッド」
キンメツゲのように刈り込みができるタイプの植栽として選ばれるのが「ボックスウッド」です。自由に形を整えられ、洋風建築の外壁の植栽によく見られます。青々とした緑と紅葉期の赤みのコントラストが美しく、人気の庭木です。
一方、害虫がつくことでも知られ、冬場になると葉の色が白く落ちてしまうことで好みが分かれます。またあまり話題には上りませんが花もつけるようです。
目隠しにおすすめの常緑樹の庭木【高木】
続いては、目隠しにおすすめの、背の高い常緑樹をご紹介します。自邸の高さに合わせて高木タイプの目隠しグリーンを選ぶ際は参考にしてみてください。
①高垣として重宝される「シラカシ」
シラカシは古くから造園の主要な植栽として用いられてきた定番です。高垣として目隠しに用いられることが多く、人気の庭木です。
庭のサイズに余裕があればシンボルツリーとしても使われることがあります。シラカシの葉は細長くシャープな印象が特徴で、鑑賞価値の高い庭木として人気です。
②日本らしさを生み出す「チャボヒバ」
日本庭園の庭木などに用いられ、和風の庭木として代表的な存在のチャボヒバは、放っておけば7メートルほどの背の高さになる高木です。
7メートルものチャボヒバは庭木には不向きですが、チャボヒバは手入れしやすいタイプですので、好みの形に刈り込んで植栽として用いることができます。
風に強いおすすめ庭木
庭木は常に外気にさらされていますので、環境の変化にいかに適応するかという点も選ぶ際の重要なポイントとなります。続いては、風に強いおすすめの庭木を紹介します。
①ピンクの花を咲かせる生垣にも最適な「カンツバキ」
ピンクな大ぶりな花を咲かせて印象的な庭木「カンツバキ」ですが、風や雨に強いという点でも選びがいのある庭木として有名です。
ギザギザの形をした葉も特徴で、皇居の生垣にも使用されているほど、丈夫なイメージが強いでしょう。冬になると緑の葉の中に咲く寒椿のピンク色は風情があります。
②寒さに強くツバキに似た花を咲かす「サザンカ」
冬のイメージが強いサザンカですが、生垣や円筒状の刈り込みの庭木としても定番です。愛らしい花が咲く点も人気のポイントです。
カンツバキに比べると寒さや天候に弱いとされますが、根付くことで耐寒性も芽生えてきます。手入れもしやすい庭木ですので、花をつける垣根を選ぶ際はカンツバキとの好みの差で選ぶといいでしょう。