変わったシンボルツリーのおすすめ庭木

それではここで一風変わった独特の魅力を持つシンボルツリーを紹介しましょう。どれも庭木として使えるものなので、新しい庭造りに挑戦される人にはおすすめします。

①南国の雰囲気が出る「ニオイシュロラン」

エキゾチックな姿が印象的で、西洋風の邸宅のシンボルツリーとして選ばれることも多いのがニオイシュロランです。同じ用途に選ばれるヤシやソテツよりも値段が安く、求めやすい種類となっています。

②白い斑がおしゃれな「ピットスポルム」

淡く緑色をつけた葉に白いまだら模様が特徴の「ピットスポルム」は、日本の庭木としてはあまり見かけない珍しい種類といえるでしょう。

ですが、虫を寄せ付けず、涼しげで上品な印象を持つ樹木なので、上級者のチョイスでしょう。

庭木に適さない木

ここまで庭木にふさわしいおすすめの種類をピックアップしてきましたが、ここからは残念賞、庭木には適さない惜しい樹木を紹介します。

ケヤキ

日本を代表する巨大な図体を持つ木、それが「ケヤキ」です。知名度も高く、日本で知られる木としては最上位にあがる種類でしょう。

もちろん庭木として用いることも可能ですが、それはしっかりと剪定して手入れが行き届く場合に限ります。ケヤキが庭木に不向きな理由としては、やはり成長ぶりです。

放っておくと20メートル、およそビル6階建てほどの高さとなりますので、定期的に手入れが必要です。

アカマツやクロマツ

アカマツもクロマツも日本を代表する樹木です。アカマツは女松、クロマツは男松とも呼ばれ、日本ではたいへん格式高いめでたい樹木としても知られます。

しかし、このアカマツクロマツもやはり、庭木には不向きなほど巨大に成長します。放っておくとゆうに30メートルにもなります。

日本の国花であり、日本の風情を代表する季節の花である桜ですが、この花は実は庭木としては不向きとされている樹木なのです。

桜が自邸の庭にあればいつでもプライベートでお花見できると夢を持つかもしれませんが、よく街に植えられているソメイヨシノは成長が早いですし、消毒をおこたれば大量の害虫が発生します。

柿の木

秋に成った柿を食べようと柿の木を植えようとしているなら、考え直しましょう。柿の木は庭木にすることはよくないと考えられています。

柿の木のほかにもザクロやビワなどの果実をつける庭木は基本不吉とされています。果実をつける樹木を庭木にすると、その甘い香りのする実が土地のエネルギーをすべて吸い取ってしまうからと考えられているようです。

実際に植えている家も少なくありませんので、個人の感覚に依るでしょう。

シンボルツリーや目隠しに庭木を植えてお家をおしゃれに!

シンボルツリーや目隠しなどの目的に、おしゃれな庭木を選ぶことは住まいを充実させるひとつです。また手入れがしやすいことも重要ですので、選ぶ際は目的と環境条件などを見極めるといいでしょう。

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