シンボルツリーにおすすめのおしゃれな庭木【常緑樹】

住まいのルックスの印象を決めるシンボルツリーには、やはりおしゃれな庭木を選びたいものです。また目隠しなどの目的に選ぶ場合は常緑樹がおすすめですが、新緑の季節になるといっそう華やかな自宅を演出することができます。

それでは、シンボルツリーにおすすめのおしゃれな常緑樹をご紹介します。それぞれの特徴を抑えて選ぶといいでしょう。

①洋風の家におすすめの「オリーブ」

洋風の家に植わっている庭木として代表格の存在が「オリーブ」です。実を酢漬けにして食べることもできますね。

オリーブの木の品種は数多く、その姿形や生育傾向もさまざまあります。どれもスタイリッシュな印象をたたえた樹形ですので、洋風の邸宅にはぴったりなシンボルツリーとなるでしょう。

②和風の家でもマッチする「ソヨゴ」

モチノキ属の常緑樹として、庭木の定番として知られる「ソヨゴ」ですが、見た目の認知度に比べてその名を正確に知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。

ソヨゴはどんな場所にでも植えることができるほどよく育つ樹木で、たいへん育てやすいタイプの庭木です。秋には赤い実が色づき、季節ごとの変化を見せる楽しみもあり、和風の家でもマッチします。

③白くかわいらしい花を咲かせる「常緑ヤマボウシ」

落葉樹として有名なヤマボウシの常緑樹タイプがこの「常緑ヤマボウシ」です。別名「ホンコンエンシス」ともいい、ミズキ属の常緑樹です。

ハナミズキととてもよく似た生育傾向があり、剪定などもハナミズキと同様の方法で良いとされています。白くかわいらしい花を咲かせる楽しみもあり、目隠しだけでなく視覚的にも選ぶ価値があるでしょう。

④生育力が強く成長が早い「シマトネリコ」

主に洋風の邸宅でシンボルツリーとして植えられていることを目にする機会も多い「シマトネリコ」です。スタイリッシュな姿が印象的です。

シマトネリコは生育力が強く成長が早いことで知られています。ただし常緑樹とはいっても寒さによって葉を落とすことがあります。一年を通して姿を変えてしまう点には注意が必要です。

⑤手入れのしやすい常緑樹「ヒメシャリンバイ」

バラ科の常緑樹として庭への植栽によく用いられることの多い「ヒメシャリンバイ」。とても小さな植栽で手入れがしやすいことがポイントです。

ヒメシャリンバイは潮風に強いという特徴を持つため、古くから海沿いの地域などで植栽に用いられてきました。光沢のある葉とその繊細さは、小さな庭の植栽や街路樹としても効果的です。

⑥好きな形に刈込ができる「キンメツゲ」

モチノキ科・モチノキ属の常緑樹「キンメツゲ」は、街路に面した刈り込みタイプの植栽として用いられることが多いです。低木の目隠しとしても用途があります。

キンメツゲの最大の特徴は好きな形に自由に刈り込みができることでしょう。葉は小さいですがよく密集しており、手入れもしやすいのが特徴です。

シンボルツリーにおすすめのおしゃれな庭木【落葉樹】

続いては、シンボルツリーにおすすめのおしゃれな落葉樹をご紹介します。冬に葉を落として枝だけになる落葉樹もまた、独特の風合いで楽しめる庭木です。

常緑樹に比べて、季節とともに姿形を変える落葉樹を好むガーデニング好きの方も多くいます。それでは庭木に適したおしゃれな落葉樹を見ていきましょう。

①ほとんど手入れのいらない「アオダモ」

落葉性広葉樹の代表的存在「アオダモ」は、背が高く育つ庭木で、住宅の壁とのマッチングも最高です。今では落葉樹の庭木の定番という存在感があります。

幹の部分から枝先までが細く繊細で、軽いシルエットが印象的です。スタイリッシュなイメージを強くたたえていますので、現代的なデザインの住宅にはぴったりの植栽となるでしょう。

②馴染み深く季節感が味わえる「ハナミズキ」

庭木としてはたいへん馴染み深く、また季節ごとに異なる味わいを見せることでも知られ、庭木としてはスタンダードな存在感を誇るのがハナミズキです。

植える場所を選ばない樹木として、庭木としては必ずと言っていいほど選択肢に挙げられます。季節ごとに花の色合いの変化で楽しませ、秋には紅葉も美しく、一年を通して味わい深い庭木です。

③和洋を問わないナチュラルな「イロハモミジ」

日本の庭園には必ず植えられているというほど、風情のある樹木として知られるのが「イロハモミジ」です。秋になると紅葉の色づきで観るものを楽しませてくれます。

4月から5月には可愛らしい小ぶりな花をつけ、夏の直射日光には輝かしい緑を照らし出します。秋には紅葉が風情を見せ、一年中飽きのこない庭木として楽しめるでしょう。