ナチュラル感がある雑木のおすすめ庭木

シンプルで自然な佇まいがナチュラル感を醸し出す雑木の庭木を紹介します。植わっている姿の自然な佇まいがまるで森の中にいるような雰囲気を演出してくれます。

①白い小花が愛らしい「エゴノキ」

北は北海道南は沖縄まで、日本全国の雑木林にその姿を観ることのできるエゴノキは、愛らしい白い小花をつけることでも知られています。

5月から6月にかけて花を開かせます。またそのまま放置しておくと10メートルほどの高さまで成長し、その生命力の強さを見せつけます。

②花や実を付ける「ジューンベリー」

ナチュラルな植栽として人気なのがジューンベリーです。花や実をつけることでも知られ、一般的な家庭の庭木としても使用されるケースは多いです。

ジューンベリーは背が高く育つことでも知られ、かつ葉をあまり横に広げることなく控えめな印象なので、あまり主張しすぎないシンボルツリーを望まれる方は、こちらのジューンベリーはおすすめです。

③2階建てに匹敵するサイズの「コナラ」

日本各地、どこの場所にでも顔を出しているのがこの「コナラ」です。この木はドングリのなる木としても知られ、日本一有名な雑木といえるでしょう。

コナラは高木の雑木ですので一見庭木には不向きと思われますが、天候の変化にも強く、手入れがしやすいことで庭木にも人気の種類です。

虫がつかないおすすめ庭木

庭木を育てる上で厄介な敵が害虫です。害虫の被害にあって庭木をダメにしてしまうこともよくあります。そんな庭木にとって天敵である虫による被害を避けるためには、虫を寄せ付けない庭木がおすすめです。

鮮やかな黄色の花を咲かす「ミモザアカシア」

ミモザのような黄色い棒状の花を咲かせることで知られる「ミモザアカシア」は、その愛らしい花ぶりで人気の庭木のひとつとして数えられます。

ミモザアカシアは虫寄せ付けないことが最大の特徴です。ただし、庭植えにすることでたいへん大きく育つので手入れはこまめにしなければなりません。毎年の剪定がとても重要なポイントとなります。

北海道などの寒冷地向けのおすすめ庭木

庭木は環境条件に大きく左右されることがあります。温暖な地域と寒冷な地域ではやはりその生育傾向が変わってきます。ここでは北海道などの寒冷地でも育てやすいおすすめの庭木を紹介しています。

①小さめの葉が上品な「ヒメシャラ」

一昔前の住宅用の庭木では「シャラノキ」が勢いを見せていましたが、最近では「ヒメシャラ」が人気のようです。

ヒメシャラはナチュラル感溢れる雑木の種類に当たりますが、繊細な葉の形状ながら寒冷地などの気候環境においても育てやすいことから、最近では選ばれることが多くなっているようです。

②幹の白さが映える「シラカバ」

光沢のある幹の白い樹皮が印象的なシラカバは、主に寒冷地や高原などで見られる樹木です。雑木として有名な木ですが、最近では庭木として用いられることも多くなってきました。

秋の黄葉が美しい樹木として人気が高いですが、その樹命は短いことでも知られています。それでもその樹形の美しさに魅せられて、庭木に迎える人は後を絶ちません。

③クリスマスに大活躍の「コニファー」

海外では庭木として定番中の定番とされているのが、一年を通して緑を保ってくれる「コニファー」です。特にクリスマスの時期になるとモミの木と人気を二分する樹木でしょう。

冬場でも緑緑とした姿を保ちますので、寒冷地で特に人気があります。針のように尖った葉が印象的で、日本でお西洋風の邸宅の庭木としてたいへんよく用いられています。