ブエノチキンは沖縄名物の鶏料理。ニンニクとお酢を効かせた味つけが特徴です。アツアツチキンを頬張れば、病みつきになる美味しさです。お店には行けないけどもう一度食べたい、食べてみたいという人におすすめ。家庭でも簡単にできるブエノチキンの再現レシピを紹介します。
沖縄で人気のブエノチキンとは?
ブエノチキンとは、沖縄名物のチキンの丸焼きです。沖縄県浦添市にある「ブエノチキン浦添」が発祥といわれ、たっぷりのニンニクとお酢が効いたタレが特徴です。タレに付け込んでから丸焼きにすることで、肉は柔らかく、しっかりと味がしみ込んだジューシーなチキンを味わうことができます。
ブエノチキンはインターネットで取り寄せも可能ですが、1羽で送料込み約4,500円と中々のお値段です。家庭で取りを焼いたほうが、とってもお得に焼きたての味を楽しむことができますよ!
今回は、家で簡単に試すことができる、ブエノチキンの再現レシピを紹介します。旅行や外食が難しいときにおすすめ。家庭で明るい南国気分を味わえて、お腹も大満足のブエノチキンを試してくださいね。
おうちで出来ちゃう!ブエノチキンの再現レシピ♡
家庭で簡単にできるブエノチキンの再現レシピを詳しく紹介します。材料はスーパーで手軽に購入できるものばかりです。
再現度を高めるためのポイントはお肉に施す準備。準備といってもタレに漬けて寝かせるだけなので、短縮せずに実施してください。本場の味に近いジューシーなチキンを味わうことができます。
材料
・丸鶏………………1羽(骨付きの手羽やモモ肉でもOK)
・ニンニク…………1玉
・玉ねぎ……………1玉
・オレガノ…………2.5g
・酢…………………2カップ
・醤油………………大さじ5(鶏の大きさによって調整)
・コショウ、油……少々
丸鶏を一から処理することは難しいです。スーパーでは下処理が済んだものを販売しているので利用しましょう。冷凍でも下処理済みの丸鶏が販売されています。冷凍の場合は指定される方法を確認して解凍してから使用しましょう。
準備・下味
丸鶏の臭みを取り除くために、塩でこすり洗いしてください。水ですすいだら、キッチンペーパーを使って水分をしっかり拭き取りましょう。
次に、ニンニク、タマネギを荒くみじん切りにします。油を引いたフライパンでニンニクの香りが出るまで炒めてタマネギを投入。玉ねぎがしんなりしたら酢を入れて少し煮詰め、酸味をまろやかにしてから火を止めます。粗熱が取れたら、オレガノ、醤油、コショウを少々加えて混ぜ合わせてタレの完成です。
タレに含まれるニンニクと玉ねぎを丸鶏のお腹に詰め込んで、中身が出ないように足を縛って固定します。大きな袋に丸鶏を入れて、残りのタレを加えてよく馴染ませます。骨付きの手羽やもも肉で代用している場合は、大きな袋に鶏肉を入れてタレを全て加えてよく揉み込みましょう。
後は、袋の空気をできるだけ抜いて冷蔵庫で一晩寝かせるだけ。準備と下味は完了です。
作り方
今回は、どの家庭にもある一般的なオーブンを使用してチキンをローストする方法を紹介します。
冷蔵庫から取り出した丸鶏を1~2時間程度放置して常温に戻します。その間に、オーブントレーに油を塗っておきましょう。あと片付けが面倒なら、クッキングシートやアルミホイルを大きめにカットして敷くだけでもOKです。
丸鶏が常温に戻ったら、オーブントレーにタレごと丸鶏を置いて皮目に油を塗ります。パリッと美味しく仕上げるポイントですよ。後は、220℃のに温めたオーブンで60分~80分焼くだけです。途中で焦げそうになったら、アルミホイルを乗せてましょう。
一晩漬けたことでお肉にもしっかり味と風味が染み渡る、皮目パリッと肉はしっとりしたブエノチキンの完成です。好みの部位に切り分けてアツアツのうちにかぶりついてくださいね!
丸鶏でなくても美味しい
丸鶏を家庭で扱うのはちょっと…という人は、鶏もも肉や鶏むね肉、骨付きの手羽やもも肉でも美味しく仕上がります。丸鶏を丸ごと焼き上げたジューシーさには少し劣りますが、ブエノチキンの風味と美味しさを楽しむことができますよ。
オーブントレーに野菜を並べても◎
オーブントレーに置いた丸鶏の周りに、お好みの野菜を並べれば美味しい付け合わせも出来上がります。ジャガイモは皮ごと焼くと美味しいですよ。鶏から出た肉汁とタレが染みて、単純な焼き野菜よりも美味しく仕上がります。