毎日がんばって働いた証である給料の使い道を、きちんと考えたことはありますか?倹約している人もいれば、つい浪費してしまう人もいるでしょう。柔軟でアクティブに行動ができる20代は、自分の価値を高めることにお金を使っていきたいもの。これから高収入を目指す人こそ、毎月の給料の使い方をよく考えてみましょう!
20代こそお金を使うべき
バブル景気崩壊、リーマンショックを経た日本において、若者の消費行動は低迷し続けているといわれています。
情報が溢れているため何にお金を使えばいいのかわからない、将来への漠然とした不安から貯蓄をする、といった20代の人も多いはず。
浪費や衝動買いは避けたいものですが、リスクを恐れるあまりになんとなく貯蓄をするだけでは、むしろもったいないかもしれません。必要なシーンでお金を出し惜しみしないことは、将来への投資につながります。
今回は社会人になりたてのころから実践したいお金の使い方を、ジャンル別に紹介します。
家賃編:職住近接のススメ
毎月の出費の大部分を占めるのが、家賃。一般的に家賃は収入の3分の1以下に抑えるのが望ましいといわれていますが、どの地域に住むかで、同じ金額でも間取りなど物件スペックに違いが出てきます。
住居を新しく探す際、職場からどの程度の距離に住むのが適切なのか、迷った方も多いのではないでしょうか?職場近くに住む「職住近接」と、職場から離れて住む「職住分離」を比較してみましょう。
職住近接のメリット
職住近接のメリットは、勤務先へのアクセスが容易で、満員電車や電車遅延などのストレスリスクが減ること。通勤時間が少ないことで生まれた時間は、朝活や仕事帰りの習い事・ジム通い・交流会などに活用でき、プライベートな時間が増えます。
職住分離のメリット
職住分離のメリットは、オンオフの切り替えがはっきりすることです。また、郊外から都心部に通勤する場合は広い部屋に住めることが多く、安い家賃で住環境を充実させられます。
職住近接と職住分離、どちらが適切か
最近は通勤時間を短縮し、仕事はもちろん、プライベートを充実させるワークライフバランス重視の考えが注目されています。
こうしたことから職住近接を選ぶ人が増えており、サイバーエージェントなどは「勤務しているオフィスの最寄駅から各線2駅圏内に住んでいる正社員に対し月3万円の家賃補助を支給」といった制度を導入。同社の流れを反映し、ベンチャー企業を中心に職住近接を推奨する企業が増え、手当を設けています。
通勤時間が短くなることで、体力的にも精神的にもゆとりが生まれてパフォーマンスが上がるのが職住近接の魅力です。
部屋が狭くなる、家賃が上がるなどのデメリットは否めないものの、職場の近くに住居を借りることはひとつの投資と考えることができますね!
交際費編:出会いは断るな。常に違う人に会おう!
高年収の方は人脈が持つ大切さを知っています。20代前半から多くの人と出会い、コミュニケーションを図ることはとても大切で、その後の人生においてそこで得た経験が大きな財産となって生きてきます。
人脈を広げるためには、社内の付き合いだけでなく、社外の人、違う業界の人と触れ合えるように、自ら交流の場へ出かけてみましょう。
たとえば、友人・知人に誘われた飲み会にはできるかぎり参加する、異業種交流会や名刺交換会の開催情報をインターネットでこまめにチェックするなどの習慣をつけてみては?興味のある講師が登壇するセミナーに参加するのも、人脈を広げるのに効果的です。飲食も、20代から様々なお店や食に触れることで経験値が増えるというメリットもあります。
一度会った人とは、LINEやFacebookなどでつながっておくと便利です。相手を忘れることが少なくなり、SNSを通じて手軽に連絡を取りあえます。週や月に●人と会う具体的な目標を立て、ある程度そのための投資(飲み会費・異業種交流会の参加費など)をしながら、キャリアにつながる人脈をストックしていきましょう。