服飾費編:“ブランド”を一度は持ってみる

20代がお金をかけることとして、ファッションの割合が大きく占めるのですが、その総額は男女ともに年々減少しており、2010年代に入ってからは特に消費額が少なくなっています。この傾向はファストファッションが普及した影響だと考えられます。

ただ社会人にもなると、学生時代よりも収入が増えるため、洋服をたくさん買ってしまう傾向もあるようです。社会人になって多く身につけるスーツやオフィスカジュアルは、すべて上質なものをそろえると大変な金額がかかります。

したがって、初めは財布や名刺入れ、靴、バッグ、腕時計など、何か一点だけブランド力のあるアイテムに変えてみるのはいかがでしょうか?

ブランドもののアイテムは、歴史ある本物を身に着けている自信と上昇志向を与えてくれます。周囲に対して嫌味にならない程度のもので、少し背伸びしたアイテムを選ぶのがポイントです。

「ブランド品は、なぜ機能が同じでも価格が高いのか?」そこを考えてみると今後のキャリア形成につながるかもしれません。経営コンサルタントの山口周氏は「役に立つ」ではなく「意味のある」ものを作る企業が今後伸びると話しています。実際使用してみて、有名ブランド品を持ちたくなる理由を探ってみては?

資産形成編:貯蓄だけは×!投資もが◯!

投資というと難しい話のように聞こえるかもしれませんが、リスクや大きな出費が少ない20代のうちこそ投資を始めるのに適しています。今後のキャリアチェンジやライフイベントに備えて、貯蓄だけでなく、資産を増やすことを考えてみましょう。自ずと経済の動きに敏感になるという効果もあります。

投資は始める時期が早ければ早いほど、大きなリターンを得られる可能性が上がります。運用益が出たらその利益をさらに投資することで、複利効果が働き、資産が増えていきます。

20代のうちに始める資産運用として、始めやすいのが、少額で積み立てていく投資信託です。投資信託とは、投資のプロが投資家の代わりに複数の銘柄を購入し、運用してくれる金融サービス。毎月一定額を投資するので、自分の給与に応じた積立額を考えてみましょう。

仮に、一般的に富裕層といわれる金融資産1億円を目指す場合、毎月1万5,000円を年率10%の投資信託に積み立てると、40年7ヵ月で達成することが可能。収入が上がるとともに積立額を増やすことで、目標額への到達が早くなります。

100円から投資できる銘柄もあるため、まずは無理のない投資額から始めてみては?!

20代での給料の使い方が将来を決める

今後ステップアップして収入を増やしたい人は、20代のうちから有効なお金の使い方を学ぶことが大切です。同じ金額でも、目的なく消費したお金と、人や時間に投資したお金では、5年後、10年後に大きな差が出てきます。

自分が自由に使えるお金を何に対してどの程度使うのか、改めて考えてみましょう。

提供・UpU

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