妊娠3ヶ月目の母体の変化(5)肌質が変わる
妊娠3ヶ月目の母体の変化の5つめは、肌質が変わることです。
妊娠3ヶ月めになると、女性の体内では妊娠ホルモンと言われるプロゲステロンやエステロゲンが大量に分泌されます。この女性ホルモンの影響を受けて肌質が大きく変わってしまうことがあります。
肌質の変化は色々ありますが、これまでオイリー肌だった人が乾燥肌になってしまったり、綺麗な美肌だった人が吹き出物に悩まされるようになることもあります。
人によっては肌にかゆみが出てしまったり、これまで普通に使っていた化粧水などが肌に合わなくなってしまうことも稀に起こります。この肌質の変化の症状は出産を終えると不思議とピタッと治まる場合もあれば、出産後もずっとその肌質が続く場合もあります。
妊娠は女性の体にとって特別大きな出来事です。肌質がどう変化するかは予測できないだけに悩まされる人が多い症状でもあります。
妊娠3ヶ月目の母体の変化(6)いつも眠い状態が続く
妊娠3ヶ月目の母体の変化の6つめは、いつも眠い状態が続くことです。
妊娠超初期の時期にも母体は眠気の症状が出やすいのですが、妊娠初期である3ヶ月目でもまだ眠くて眠くて仕方がないという人は、妊娠ホルモンであるプロゲステロンの影響を受けているために起こります。
妊娠3ヶ月目の強い眠気は眠気のつわりとも呼ばれており、仕事を続けている人にとってはとても厄介な症状の1つになります。
眠気のつわりは腹痛や出血を起こすものではないため流産になる恐れなどは無いのですが、何とかしたいと考える人も多いものです。
眠気のつわりの症状を改善するためには、無理をせず少し横になる時間を作ることです。仕事をしている人は難しいかもしれませんが、少しでも昼休憩の時間などに眠ることができれば症状は改善されていきます。
妊娠3ヶ月目の母体の変化(7)食べ物の好みが変わる
妊娠3ヶ月目の母体の変化の7つめは食べ物の好みが変わることです。
妊娠3ヶ月目はつわりが始まる時期ですが、そのことも影響して食べ物の好みが変わる人も出てきます。妊娠中は酸っぱい物も食べたくなるというのは有名ですが、それまで好きだった物が見るのも嫌になってしまったり、これまで苦手だった物が大好物になることもあります。
食べ物の好みが変わるのもつわりの一種であると考えられますが、これは女性ホルモンの変化によって自律神経にも影響を与えることが原因だと考えられています。
また好きな食べ物を延々と食べ続けてしまうような執着心が出ることもありますが、あまり母体の体重が増えることは良くありませんので、食べ過ぎには注意が必要です。
妊娠3ヶ月目の母体の変化(8)便秘になる
妊娠3ヶ月目の母体の変化の8つめは、便秘になることです。
妊娠3ヶ月目に便秘になる人が多いのは、こちらも妊娠ホルモンの影響があると考えられます。また妊娠中はお腹が空きやすいため食べる量は増えるのに、水分の摂取量が妊娠前と同じである場合なども便が固くなって出にくくなることもあります。
またさらに妊娠3ヶ月目は世間一般的に流産をしやすい時期であると言われるため、強くいきむことができないのも原因になります。出血するかもしれない不安や、流産してしまうのではないかという不安な気持ちが便を出しにくくしてしまうのです。
しかし便秘は腹痛を引き起こしたりお腹が張って気分が悪くなってしまうこともあるため、我慢しすぎるのも良くありません。
どうしても出血や流産が怖くて自分では固い便を出しにくい場合は、かかりつけの産婦人科で薬を処方してもらうのもオススメですよ。