飲み物1杯のカロリーをご飯1杯と比べてみる
ここまで太りやすい飲み物の糖質とカロリーを紹介してきましたが、分かりやすくご飯と比較してみましょう。ご飯100g(子供茶碗に一杯分) は、糖質約37g、カロリーは168kcal程度です。
<飲み物の糖質量・カロリーまとめ>
果実100%のジュース1杯(200mL):糖質約20g、約80kcal
野菜ジュース1杯(200mL):糖質約15g、約70kcal
スムージー1杯(200mL):糖質20?30g、約150kcal
スポーツドリンク(500mLのペットボトル):糖質約35g、約130kcal
カフェラテ(無糖)1杯:糖質約10g、約140kcal
カフェラテ(加糖)1杯:糖質約20g、約200~250kcal
甘酒1杯(200ml):糖質約35g、約160kcal
いかがでしょう。甘いカフェラテは、ご飯1杯分よりも高カロリーなことが分かります。また、ダイエットに良いと言われているスムージーや甘酒もご飯1杯のカロリーと変わりません。この2つの飲み物については、飲む量、飲み方を正しく知り取り入れることが大切です。
食事のお供にしがちなフルーツジュースや野菜ジュースも摂取カロリーが増えるので、ダイエット中なら避けるのがベターです。
ダイエットを意識してご飯の量を減らしているという方は多いと思いますが、それと同等の糖質やカロリーを飲み物から摂ってしまっていませんか?甘いだけの飲み物を飲むよりも、栄養満点のご飯をしっかり食べた方が健康とダイエットにためには良いかもしれません。
痩せるために飲みたいのはこれ!
それでは、ダイエット中に飲みたい、痩せるための飲み物には一体どのようなものがあるのでしょうか。
1、ブラックコーヒー
先ほど太る飲み物でカフェラテを紹介しましたが、牛乳を入れないブラックのコーヒーは、痩せる飲み物に分類されます。
コーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインは交感神経を活性化させ、脂肪の分解を促進してくれます。また、運動前にコーヒーを飲むと、運動中により脂肪を燃焼させることができます。さらにコーヒーはほぼゼロカロリー!ダイエットに積極的に取り入れたい飲み物です。
2、緑茶
緑茶には、カテキンという成分が含まれています。カテキンは脂質代謝を促してくれる働きがあります。この他に、糖質の吸収を穏やかにする作用も知られています。
また、悪玉コレステロールを減らす働きもあるので、動脈硬化症などの血管の病気のリスクを下げてくれます。
ほとんどゼロカロリーなので、どれだけ飲んでもほとんど太ることはありまあせん。熱いお茶だとゆっくり時間をかけて飲むことができるので、空腹を紛らわせることもできておすすめです。
3、ハーブティー
ハーブティーは、ハーブに含まれている成分を抽出した飲み物です。西洋の漢方としても使われることがあります。
ハーブはそれぞれに独特の効果があります。例えばカモミールには不安を取り除く効果や安眠効果があり、ローズヒップには美肌効果などが期待できます。
ハーブティーもカロリーはほとんどないので、太ることを気にせずに飲むことができます。ハーブティーは、シーンに合わせてどれを選ぼうか考える楽しみがあります。味や効能を知るとより楽しむことができるので、この機会に取り入れてみてはいかがでしょうか。
4、白湯
白湯は、水を一度沸騰して冷ました飲み物です。白湯には、体を温め血流を良くし、代謝を上げる効果が期待できます。便秘が解消される効果も。
もちろん、白湯は水なのでカロリーはありません。どれだけ飲んでも太ることはない上、空腹を紛らわすためにもとても有効です。
痩せたいなら飲み物を変えよう!
今回は、ダイエット中には避けておきたい飲み物や、痩せるために取り入れたい飲み物を紹介してきました。ダイエットは日々の積み重ねです。今回紹介してきた太る飲み物をやめ、痩せる飲み物を取り入れてダイエットを成功させましょう!
text:中野卓
大学では栄養学、大学院では運動生理学を専攻。現在はスポーツ科学の研究に携わる。プライベートでは筋トレが日課。ダイエットやトレーニングに関する情報を発信していく。
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