生きづらいときは考え方を変えてみる
生きづらい毎日を作る原因は、あなたの性格ではなくあなたの考え方です。
もともと、私たちは子供のころは生きづらさを感じずにありのままの自分を親や友達に見せていましたよね。食べ物や動物に対して、自分の直感で「好き」や「嫌い」を判断できていたはずです。「どうせ私なんて」や「周りの人に合わせなきゃ」で個性を塗りつぶす癖がついてしまったのなら、まずは考え方を変えてみましょう。
まずは自分の弱さを認めてあげる
自分の弱さを認めて人に見せることは、とっても怖いことです。恥ずかしいですし、弱い自分を見せたら周りからの評価が悪い方向へ変わってしまうんじゃないかと思いますよね。しかし、その恐怖心が生きづらい環境を生む原因です。
人は誰でも完璧ではないので、どんなに改善しようと努力してもできないことや苦手なことがあって当然。それを隠そうとすればどんどん周りの人と自分自身を信じられなくなります。
生きづらいという不安をなくしたいなら、まずは自分の弱さを認めてあげること。誰だって弱い部分は持っているし、強い部分も持ち合わせています。弱い部分を人に見られたとしても、周りの人はあなたを嫌いになるとは限りません。むしろ、いつも完璧主義の人がふとした時に弱い部分を出したら、人間性があって親しみやすさを感じませんか?
自分から弱い部分をさらけ出せる人は、余裕があってかっこいいです。できることや強さで自分を塗り固めることだけが、世の中をうまく渡っていける方法というわけではないのですね。
完璧な自分を目指すのをやめる
高い目標を掲げ、それに向かって一生懸命に努力するのは素晴らしいことですが、気づいたら自分に厳しい目を向けていませんか?無事に目標を達成できれば努力が報われますが、万が一うまくいかなかったらひどく落ち込んで、「私にはまだ努力が足りないんだ」とさらに追い込んでいないでしょうか。
完璧を追い求める人は、休むのが苦手。一度やると決めたことは最後まで予定通りにこなさないと気が済まないので、少しでも予想外のことが起こると心の中をかき乱されてしまいます。
仕事や家事、ダイエット、早起きなど、何かに挑戦するとき、そのすべてに100点満点を求めるのは生きづらいと感じる原因です。できない部分があったらそれを認め、次はどうすればできるかを考えてもう一度挑戦すればいい。それくらいの気持ちで臨んだほうがリラックスできますよ。
大切なのは完璧を目指すことではなく、挑戦をやめないこと。自分のやる気や自信が揺らがないように、時には休んだり手を抜いたりしてもいいんです。
他人がもたらす常識と情報を鵜呑みにしない
最近は人に会う機会を日常的に作ることが困難なので、SNSで親しい人の近況をチェックする人も増えましたよね。そんなときに気を付けてほしいのが、彼らの意見を100%鵜呑みにして自分の世界を作ってしまうことです。
たとえば、「メイクとファッションは自分の肌の色や骨格に似合うものを基準に選ぶ」。自分の外見を磨くために自ら取り入れているならポジティブに受け取れますが、「みんながしているから」という理由で合わせているなら窮屈に感じますよね。言い方を変えれば、「気になるコスメや服があっても自分に似合わないものは選ぶな」と禁止されているようにも聞こえます。
他人の持っている価値観や情報は刺激的で自分を高めるきっかけにもなりますが、なんでも鵜呑みにしていると、知らない間にそれが自己を縛る鎖になります。「いいなと思ったら参考にしよう」と思う程度にして、なんでも自分に当てはめて生きづらいルールを自分に課すのは控えましょう。
生きづらいときは自分目線で行動する
生きづらい原因を作り出すネガティブな考えを断ち切ったら、次は実際に行動していきやすい環境を自分の手で作っていきましょう。大切なのは、「自分目線」で行動すること。周りからの目や意見を基準にするのではなく、自分の感情と行いに焦点を当ててみてください。
嬉しいことを手帳やアプリに記録
あなたは寝るときに、その日に起きた嬉しい出来事と悲しい出来事のどちらを思い浮かべることが多いですか?就寝前は、起きている間に意識できない潜在意識が働きやすいと言います。生きづらいと感じている人は、悲しい出来事を思い浮かべてしまうことが多いのでないでしょうか。
そんな人は、寝る前にその日あった嬉しいことを思い出して手帳やアプリに記録するのがおすすめです。具体的に嬉しいことが思い出せないときは、「空が晴れていて気持ちよかった」とか「いつもの電車に間に合って遅刻せずに済んだ」など、何気ない日常の出来事でも大丈夫。寝る前に嬉しいことを思い出すと、穏やかな気持ちで眠りにつけます。
どうしても気分が乗らないときは記録をお休みしても構わないので、思い出した嬉しいことは手帳に書いて読み返せるようにしましょう。今はいいことや感謝を記録する日記アプリもあります。手帳を持ち歩かない人は、アプリも活用してみてくださいね。嬉しいことを記録すると、生きづらい日常の見方が少し変わって解放された気分になれますよ。
直感を信じて物事を選ぶ
人の意見に流されて生きづらいと感じている人は、自分の直感を信じて物事を選ぶ癖をつけましょう。「生き方を自分で選べ」というような大きなことではなく、小さな選択でいいのです。
実践しやすいのは、食事のメニュー。カフェやレストランに入ったとき、あなたは自分が食べたいものをしっかり選べていますか?本当は直感でコーヒーゼリーに惹かれていたのに「おすすめメニューのページに乗っていたから」、「SNSで話題になっているから」などの情報に流されて、クリームたっぷりのパンケーキを頼んでしまうこともあるかもしれません。
直観を無視して物事を選んでしまうと、心のどこかに満たされない気持ちが残ります。それが積もり積もって、生きづらいという負の感情を生む原因になるのです。
その日その時の自分の状況は、自分自身にしか把握できません。直感というものは、実行してみるとその時の自分にとってピッタリなものであることがほとんど。自由に選択できる出来事は、なるべく直感を信じて自分が「いいな」と思ったものを選んでみましょう。
誰かの役に立てる自分を褒める
自己肯定感が低くて「私なんてどうせ誰の役にも立たない」と自信を失くしている人は、誰かの役に立てる部分を見つけて、それを自分で褒めてあげてください。人は誰かに「してもらうこと」よりも、「してあげたこと」の方に喜びや生きがいを感じます。「私はいつもしてもらう側だから」とくよくよしてしまう性格の人は、自分の好きなことやよく知っていることに注目してみましょう。
たとえばデパ地下のチョコレートが好きな人なら、バレンタインデーには恋人の好みに合わせたチョコレートを選んで相手を喜ばせられます。チョコ選びに悩んでいる女友達の相談にも乗ってあげられますよね。
あなたが個人的に楽しんでいるものでも、時には誰かの役に立つことがあります。自分のことを「役立たず」として扱っていると、生きづらいと感じるのは当たり前。誰かのためにしてあげられることに注目して、それが実行できた時は「私ってこんな才能があったんだ!」と自分を褒めてくださいね。
生きづらい原因はあなたの性格ではない
世の中が生きづらいと感じるのは、あなたの性格が原因ではありません。ネガティブを作りだしているのは、自己肯定感を低くする考え方と行動です。これらは少しものの見方を変えたりちょっとした行動を起こしたりすれば改善できます。
どんな性格の人であれ、人生の中で一度は「生きづらい」と感じるものです。生きづらい原因を正しく理解して、何気ない毎日の中で自信をつけて自己肯定感を高めていきましょう。
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