
老後資金の準備のラストスパートとして、さまざまな資産形成の方法を探している50代は多いのではないでしょうか。その方法の1つにつみたてNISAがあります。しかし年齢的に遅すぎるのでは?と始めることに不安を覚える人もいるようです。
そこで本記事では、つみたてNISAを50代で始めることの是非や、始める際に注視するべきポイントを説明するとともに、おすすめの銘柄を紹介します。
- つみたてNISAは50代で始めても遅くない
- 老後に向けた最後の貯め時であり、むしろ積極的に活用すべき
- 50代は銘柄選びと出口戦略が大切
- 老後に向けてつみたてNISAとiDeCoの併用がおすすめ

(公式サイト)
積立NISAは50代で始めても大丈夫!遅くない!

結論からいえば、「つみたてNISAを50代で始めるのは遅い」ということはありません。この制度の年齢制限は「18歳以上」のみで、上限はないことが理由の一つです。
つみたてNISAには「最長20年間非課税で運用できる」という大きな特徴がありますが、必ず20年間運用しなければならないわけではありません。積み立てている銘柄の状況を見ながら、途中で売却(現金化)もできます。
つまり「50歳で始めると70歳まで運用を続けなければならない」というわけではありません。70歳まで積立を継続できるか不安に思っていた人も、これなら安心して始められるのではないでしょうか。
ただし安定的に収益を得ることを期待するなら、できるだけ長期で運用することが大切です。例えば65歳まで続ける場合、50歳で始めれば15年間、55歳で始めても10年間運用できます。このように50代なら、ある程度の長期運用も見込める年齢です。始めるのに遅すぎるということはないでしょう。

(公式サイト)
積立NISAにおすすめの証券会社
2022年12月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | |
会社名 | ![]() |
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取扱銘柄数 | 185本 | 183本 | 178本 | 157本 | 178本 | 158本 | 22本 | 7本 | 3本 | 1本 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 1,000円 | 100円 | 1,000円 | 1,000円 | 100円 |
積立コース | 毎月 毎週 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
ポイント還元 | Tポイント dポイント Pontaポイント JALマイル Vポイント |
楽天ポイント | Pontaポイント | マネックスポイント | 松井証券ポイント | dポイント | ー | ー | ー | ー |
クレジット カード決済 ポイント還元率 |
三井住友カード 0.5%(※1) |
楽天カード 1%または0.2% (※2) |
au PAYカード 1% |
マネックスカード 1.1% |
ー | ー | ー | ー | ー | ー |
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2022年6月時点
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証券会社 | ![]() |
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手数料 | 10万円 | 99円 | 99円 | 99円 | 0円 | 99円 | 88円 | 137円 | 152円 | 1,100円 | 1,045円 |
50万円 | 275円 | 275円 | 275円 | 0円 | 275円 | 198円 | 440円 | 524円 | 1,897円 | 1,733円 | |
100万円 | 535円 | 535円 | 535円 | 1,100円 | 535円 | 374円 | 880円 | 1,048円 | 3,795円 | 3,465円 | |
最短口座開設日数 | 翌営業日 | 当日 | 翌営業日 | 当日 | 翌営業日 | 3営業日 | 当日 | 5営業日 | 当日 | 3営業日 | |
一般NISA | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
つみたてNISA | 181本 | 183本 | 152本 | 173本 | 171本 | 1本 | 158本 | 7本 | 22本 | 3本 | |
iDeCo | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
投資信託 | 2,652本 | 2,666本 | 1,252本 | 1,612本 | 1,563本 | 10本 | 1,087本 | 990本 | 516本 | 319本 | |
IPO実績 | 74社 | 122社 | 66社 | 56社 | 42社 | 20社 | 81社 | 取扱あり | 50社 | 30社(主幹事) | |
外国株 | 6ヵ国 | 9ヵ国 | 2ヵ国 | 1ヵ国 | 1ヵ国 | × | 2ヵ国 | 4ヵ国 | 19ヵ国 | 17ヵ国 | |
米国株 | 4,577銘柄 | 6,000超銘柄 | 5,000超銘柄 | 497銘柄 | 1,058銘柄 | × | 121銘柄 | 734銘柄 | ○(銘柄数記載なし) | 133銘柄 | |
スマホアプリ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
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手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 2,860円〜 | 137円~ | 50円~ | 1,100円~ | 1,045円~ |
国内株式 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
海外株式 | 6ヵ国 | 9ヵ国 | 2ヵ国 | × | × | 4ヵ国 | 2ヵ国 | × | 19ヵ国 | 17ヵ国 |
投資信託 | 2,652本 | 2,666本 | 1,252本 | 1,612本 | 1,563本 | 990本 | 1,087本 | 10本 | 516本 | 319本 |
NISAでのIPO対応 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
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50代が今すぐ積立NISAを始めるべき理由
50代の人につみたてNISAをおすすめする理由を紹介します。
- 50代は老後に向けた最後の「貯め時」だから
- 投資初心者の50代でもハードルが低いから

(公式サイト)
理由1. 50代は老後に向けた最後の「貯め時」だから
理由の一つは、「老後に向けた最後の貯め時」だからです。
この年齢になると子ども関連の支出が落ち着き、家計に余裕ができる人が多くなるでしょう。また、定年までの年数を数えるようになったり、リタイア後の生活を具体的に考えたりするようになり、マインド的にも老後のための資産を増やすことに注力しやすくなります。
そこで、余裕ができた資金をつみたてNISAに振り向けることをおすすめします。
50代で積立NISAを始めるといくらになる?
53歳で開始し、毎月3万3,000円ずつ積み立てる場合に老後にどのくらいの資産になっているか、シミュレーションしてみましょう。
60歳時 (7年後) |
65歳時 (12年後) |
70歳時 (17年後) |
|
---|---|---|---|
積立元本 | 277万2,000円 | 475万2,000円 | 673万2,000円 |
1%で運用できた場合 | 287万86円 | 504万6,644円 | 733万4,749円 |
3%で運用できた場合 | 308万8,283円 | 571万1,450円 | 876万7,858円 |
5%で運用できた場合 | 331万846円 | 649万3,203円 | 1,057万7,309円 |
利回りによって運用成果は変わりますが、53歳で始めても70歳で老後資産をある程度準備できそうです。65歳や70歳まで働く人が増えている昨今は、退職までの時間を長く取りやすくなっているので、つみたてNISAを積極的に活用すべきでしょう。

(公式サイト)
理由2. 投資初心者の50代でもハードルが低いから
リスクが怖いと感じる投資初心者の50代でも選びやすい銘柄が揃っています。
資産運用の経験がなければ、「資産運用」や「投資」と聞くと「怖い」「難しそう」「失敗すると全財産を失くしてしまう」などと考える人もいるでしょう。50代で初めて投資するとなると、なおさら最初の一歩を踏み出せないかもしれません。
しかし、そもそもつみたてNISAは投資初心者の長期的な資産形成を支援することを目的としています。積み立てられる金融商品は金融庁の指定を受けた投資信託に限定されています。株式投資などと比べるとリスクは低めなのが特徴です。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁 つみたてNISAの概要
積立NISAは、初心者でも継続しやすいドルコスト平均法
つみたてNISAは、毎月同じ銘柄を一定金額ずつ購入していく「ドルコスト平均法」という手法が取られています。一定額で購入を続けるので、自然と、価格が低いときには多くの口数を購入でき、反対に価格が高い時には少ない口数を購入していきます。
「投資」と聞いてイメージするような、「市場を読んでどう売買するかを判断していく」というスタイルではないため、初心者でも長期に渡って継続しやすいといえるでしょう。
定期的に、継続して、一定金額ずつ金融商品を購入する投資手法のこと。毎回定額投資をすることで、価格が安いときには多く、高いときには少ない量を自動的に購入することになり、一定量ずつ買い付けたときに比べて平均買い付けコストを低く抑えられる効果を期待できる。
出典:野村證券 証券用語解説集
このように、つみたてNISAは初心者でも取り組みやすい制度です。資産運用の経験がない50代でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。

(公式サイト)
50代の積立NISA 賢く始めるための5つのポイント

ここまで解説したように、50代で始めても運用期間はまだ十分あります。しかし40代以前から始める場合に比べて、大きな損失をリカバーする期間は短くなるのも事実です。後で「こうしておけばよかった」ということのないように、始める前に金融機関や投資信託の銘柄などについて、しっかり確認しておきましょう。賢く始めれば、この年齢からでもまとまった資産を築けるでしょう。
- 自分と相性のよい金融機関で始める
- 自分のリスク許容度を知る
- 50代におすすめの銘柄を選ぶ
- 自分に合った金額で積み立てる
- 20年後の出口戦略を立てておく
ポイント①自分と相性のよい金融機関で始める
始める際は、自分と相性の良い金融機関を選びましょう。1人につき1口座しか開設できないため、複数の金融機関に申し込めません。
・NISA口座は、1人1口座に限り開設できます。
出典:金融庁 つみたてNISAの概要
最低積立金額や積立方法といったルールやサービス内容は、金融機関ごとに異なります。口座を開設した金融機関とは長く付き合うことになるので、自分にとって使い勝手の良い金融機関を選ぶことが大切です。
積立NISAはどこで申し込む?
金融庁によると、つみたてNISAを取り扱っている金融機関は596社(2022年7月21日時点)あります。業態も総合証券からネット証券、スマホ証券、銀行、信用金庫まであるため、なかなか1社に決められない人もいるかもしれません。
まずは各業態の特徴を確認して、自分に合う業態は何なのかを絞っていきましょう。
業態 | 主な特徴 | 金融機関の例 |
---|---|---|
総合証券 | ・窓口で相談できる ・1,000円以上1,000円単位で積み立てられるところが多い ・つみたてNISA以外の金融商品も豊富 |
・SMBC日興証券 ・野村證券 ・大和証券 |
ネット証券 | ・窓口で相談できる ・1,000円以上1,000円単位で積み立てられるところが多い ・つみたてNISA以外の金融商品も豊富 |
・SBI証券 ・楽天証券 ・マネックス証券 |
スマホ証券 | ・つみたてNISA対象銘柄は少なめ ・画面がシンプルでわかりやすい ・ポイントなど独自のサービスが豊富 |
・LINE証券 ・tsumiki証券 |
銀行 | ・つみたてNISA対象銘柄は少なめ ・1,000円以上1,000円単位で積み立てられるところが多い ・窓口で相談できる |
・イオン銀行 ・三菱UFJ銀行 |
信用金庫 | ・つみたてNISA対象銘柄は少なめ ・1,000円以上1,000円単位で積み立てられるところが多い ・窓口で相談できる |
・城北信用金庫 ・多摩信用金庫 |
※出典:金融庁
【忙しくて時間がない人はネット証券】
50代はまだまだバリバリ働いているという人も多いでしょう。そんな忙しくて時間がない人や、独自のサービスを利用したい人はネット証券がおすすめです。手続きや運用もすべてネットで完結するので、空き時間を使って申し込みなども進められます。
また取扱銘柄数が他に比べてダントツに多く、積立頻度のバリエーションが豊富だったりポイント制度が充実していたりと、使い勝手がよいのも特徴です。
【投資の知識がない人は総合証券や銀行】
投資に関する知識や銘柄選びに自信がない人は、窓口のある総合証券や銀行などを選ぶとよいでしょう。担当者と直接話しながら運用できるのは心強く感じるはずです。
【気軽に利用したい人はスマホ証券】
「気軽に始めたいが、見にくいサイトは使いたくない」という人はスマホ証券も選択肢となります。申し込み画面などがシンプルでわかりやすいので、気軽に始めたい人に向いています。

續恵美子(日本FP協会認定CFP)

(公式サイト)
ポイント②自分のリスク許容度を知る
つみたてNISAも「投資」なので、価格変動リスクがあります。そのため、自分のリスク許容度を知り、それに合った投資信託の銘柄を選ぶことが大切です。
リスク許容度とは、投資したお金(元本)がマイナスになった場合に、「どのくらいの損失を許容できるか」ということです。「生活への影響」と「気分的な影響」の2つを考えなければなりません。
例えば投資した10万円が9万円になった時、生活には影響しないとしても「気持ちが落ち着かない」となるなら、リスクが低い銘柄を選ぶ必要があります。
リスク許容度は一人ひとりの事情によって異なりますが、「客観」と「主観」の両面から総合的に考えることが大切です。客観的な要素は、収入や資産額、年齢、投資経験、今後のライフイベントの数などで、(ほかの条件が同じなら)収入や資産額は多い方が、年齢は若い方がリスク許容度は高いと考えられます。
出典:日本証券業協会「金融・証券用語集-リスク許容度」

續恵美子(日本FP協会認定CFP)
ポイント③50代におすすめの銘柄を選ぶ
50代は、自分のリスク許容度にあったものを選びましょう。一口に投資信託といっても、銘柄ごとにリスク・リターンは大きく異なります。
投資信託は、多くの投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が国内外の株式や債券などに分散投資して運用する金融商品です。「1つの投資信託に株式や債券などが含まれているもの」と考えるとわかりやすいでしょう。
それぞれの配分は運用方針によって異なり、例えば「積極的に利益を狙う」という方針ならリスクは高め、「リスクを抑えながら安定したリターンを目指す」という方針ならリスクは低めです。
自分のリスク許容度に合わないものを選ぶと、期待するような運用成果を得られなかったり、思わぬ値動きに慌てたりしかねません。
例えば、自分のリスク許容度からすると「年間平均利回りが5%程度のもの」を選んでも問題ないのに、2%程度のものを選ぶと本来期待できるリターンを得られません。逆に、リスク許容度が低いので「債券を中心に投資するものやインデックスファンド」を選ぶべきなのに、ハイリスクの外国株式銘柄を選ぶと、大きな値動きに翻弄されるおそれがあります。

(公式サイト)
ここからは、50代におすすめの銘柄を紹介します。定年に近づいていくことを考え、ある程度リスクが低く安定運用を目指すものを中心にピックアップしました。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
特徴 | 日本、先進国、新興国の株式と債券、 先進国と日本のREIT(不動産投資信託)の 8資産に12.5%ずつ投資しているバランス型。 |
---|---|
純資産総額 | 1,545.48億円 |
基準価格 | 1万3,610円 |
信託報酬(年率) | 0.154% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
楽天証券、SBI証券、松井証券、auカブコム証券など |
リターンを求めることも大切ですが、50代の人にとっては老後のための資産が減るのは極力避けたいものです。「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は国内外の株式・債券・不動産にバランス良く投資しているため、安定したパフォーマンスを期待できます。老後に向けてじっくり運用するのにおすすめです。

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三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)【愛称:マイパッケージ】
特徴 | 国内外の株式に30%、債券に65%と、 債券投資に重点を置いた投資している 低リスク・安定成長型。 |
---|---|
純資産総額 | 164.27億円 |
基準価格 | 1万6,430円 |
信託報酬(年率) | 0.242% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで 買える金融機関の例 |
楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券など |
「三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)」は債券投資に重点を置いた投資信託です。特に国内債券の比重が高いのでよりリスクは低めでしょう。リスクが低めでありながら、安定的な成長が期待できます。
DCニッセイワールドセレクトF(安定型)
特徴 | 投資対象は国内債券が中心で、 株式の割合は純資産総額の25%以下、 外貨建資産は45%以下。 「DCニッセイワールドセレクト」 シリーズにおいて、最もリスクが低い投資信託。 |
---|---|
純資産総額 | 100.18億円 |
基準価格 | 1万896円 |
信託報酬(年率) | 0.154% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券など |
50代の人の中には、「つみたてNISAではとにかくリスクを抑えたい」という人もいるでしょう。「DCニッセイワールドセレクトF(安定型)」は国内債券中心の銘柄のため、そのような人にもおすすめです。
ただし過去3年間のトータルリターンは1.55%ですが、過去1年で見るとマイナス0.64%なのでリスク許容度が低い人は注意してください。
たわらノーロードバランス(堅実型)
特徴 | 日本・米国・欧州・アジアと、 約50ヵ国・地域の株式市場の 値動きに連動する投資成果を 目指している投資信託。 |
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純資産総額 | 5997.04億円 |
基準価格 | 16,619円 |
信託報酬(年率) | 0.1144% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券など |
「とにかく堅実に運用したい人」には、国内外の債券が70%を占める「たわらノーロードバランス(堅実型)」もおすすめです。ただし過去3年間のトータルリターンは0.3%と低く、過去1年間ではマイナス6.98%です。それでも2017年の設定以来、純資産総額は順調に増加しています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
特徴 | 日本・米国・欧州・アジアと、 約50ヵ国・地域の株式市場の値動きに 連動する投資成果を目指している投資信託。 |
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純資産総額 | 5997.04億円 |
基準価格 | 16,619円 |
信託報酬(年率) | 0.1144% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券など |
全世界の株式市場を対象とした投資信託の中でも「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は純資産総額が5,997.04億円と、他の全世界型投資信託に比べて圧倒的な規模を誇る投資信託です。
純資産総額が大きいということは、「その投資信託に投資する人が多い」「運用が上手く、投資家から預ったお金をしっかり増やしている」ということです。全世界の株式に分散投資ができます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
特徴 | 米国株式の値動きを示すS&P500指数に 連動するように運用されており、 投資信託を通して米国株に投資できる。 |
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純資産総額 | 13,448.88億円 |
基準価格 | 1万8,992円 |
信託報酬(年率) | 0.0968% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券など |
eMAXIS Slimシリーズの米国株式タイプです。米国の株価指数であるS&P500に連動する運用を目指している投資信託で、好調な米国株によって積立資産の増加が期待できます。保有している投資信託から差し引かれる信託報酬(運用管理コスト)も低めなので、リターンを求めつつコストを抑えて資産を増やしたい人におすすめです。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド【愛称:SBI・V・S&P500】
特徴 | 主にETF(上場投資信託証券)に投資し、 米国の代表的な株価指数である S&P500指数との連動を目指す投資信託。 |
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純資産総額 | 6,184.73億円 |
基準価格 | 1万7,408円 |
信託報酬(年率) | 0.0938% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券など |
同じくS&P500に連動する運用を目指す、SBIアセットマネジメントが運用する「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」もおすすめです。信託報酬が0.1%未満と低く、過去1年間のトータルリターンは11.14%と好成績を残しています。
野村スリーゼロ先進国株式投信
特徴 | 購入時手数料や信託財産留保額が 無料であるだけでなく、 信託報酬も0円の業界最安の投資信託。 |
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純資産総額 | 45.14億円 |
基準価格 | 1万8,904円 |
信託報酬(年率) | 0% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
野村オンラインサービスのみ |
信託報酬(運用管理コスト)に着眼すると、「野村スリーゼロ先進国株式投信」の右に出るものはないでしょう。信託報酬も0円なので、手数料がまったくかかりません。運用成績も好調で、2020年3月16日設定来のトータルリターンは83.83%です。
野村オンラインサービスのみで購入できる銘柄であり、他社はもちろん野村證券の窓口でも買えません。なお、信託報酬0%は2030年12月31日までとされており、2031年1月1日以降は0.11%(税抜0.10%)になる予定です。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
特徴 | 購入時の他、換金時も手数料がかからない。 運用実績が長く、信用度の高い投資信託。 |
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純資産総額 | 4,044.21億円 |
基準価格 | 2万6,025円 |
信託報酬(年率) | 0.1023% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券など |
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は換金時も手数料がかからないためコスト重視の人にもおすすめでしょう。日本を除く、主要先進国の株式に投資するインデックス型投資信託です。ニッセイアセットマネジメントが2013年から運用しており、実績の長さもおすすめする理由の一つです。

(公式サイト)
SBI・全世界株式インデックス・ファンド【愛称:雪だるま(全世界株式)】
特徴 | 日本を含む世界の約8,000銘柄の 大・中・小型株を対象とする 「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」と いう指標に連動する投資信託。 |
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純資産総額 | 657.64億円 |
基準価格 | 1万5,725円 |
信託報酬(年率) | 0.1102% |
購入時手数料 | なし |
つみたてNISAで買える 金融機関の例 |
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券など |
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という、世界の約8,000の大・中・小型株を対象とする指標に連動する運用を目指している投資信託です。2017年12月6日の設定来、分配金も加味したトータルリターンは53.59%と高いため、好リターンを求める人にもおすすめです。
ポイント④自分に合った金額で積み立てる
積み立てる金額も重要です。具体的に50代は毎月どのくらいの金額を積み立てるのがいいのでしょう?
積立NISAは年間40万円まで積立可能
まずは前提として、年間投資枠は40万円で、月では3万3,333円が上限だということを押さえておきましょう。ただし、金融機関によって最低積立可能額や積立単位が異なります。
ネット証券では100円以上1円単位、月額の上限3万3,333円というところが多いです。一方、銀行などは1,000円以上1,000円単位のところが多く、その場合は月の上限額は3万3,000円になります。

(公式サイト)
50代なら上限額を積み立てたい
50代で始める場合は、積立額は上限額に設定するのがおすすめです。
つみたてNISAは100円といった少額でも積立できるのが魅力の一つです。しかし100円ずつ積み立てても1年で貯まるのはわずか1,200円です。20年間積み立てたとしても、積立元本は2万4,000円にしかなりません。
「運用によって大きく増えるのではないか」と思われるかもしれませんが、上手く運用できても20年後の元利合計額は以下のとおりです。
積立金額 | 運用益 | 元利合計額 | |
---|---|---|---|
年平均利回り1%の場合 | 2万4,000円 | 2,556円 | 2万6,556円 |
年平均利回り3%の場合 | 2万4,000円 | 8,830円 | 3万2,830円 |
年平均利回り5%の場合 | 2万4,000円 | 1万7,103円 | 4万1,103円 |
年平均利回り7%の場合 | 2万4,000円 | 2万8,093円 | 5万2,093円 |
一方で3万3,000円ずつ積み立てる場合は、年平均利回りが1%の場合でも20年後には876万3,521円になります。
900万近くのまとまった資産があれば、老後資金の補填や住宅ローンの返済などにも使いやすいのではないでしょうか。
ポイント⑤20年後の出口戦略を立てておく
20年というとかなり先のことのように思えますが、50代の人にとってはその資産が老後資金に直結する場合が多いでしょう。そのため、つみたてNISAの非課税期間が終了するタイミングを見越して、資産をどうするのかをあらかじめ決めておきましょう。
積立NISAの20年後の選択肢は2つ
20年の積立が終わった後の選択肢は、以下の2つです。
- 課税口座に移し、引き続き運用する
- 売却して現金化する
1つ目は、つみたてNISAの資産(投資信託)を課税口座に移し、引き続き運用する方法です。資産を移す際は、非課税期間が終了していても非課税期間中の利益には課税されず、非課税メリットをそのまま享受できます。
一方、損失を出ていた場合は、後にデメリットが生じることがあります。
例えば、つみたてNISAでの積立額が合計800万円、20年後の評価額が780万円になっていたとします。これを課税口座に移して運用しているうちに評価額が800万円に戻ったため、売却したとします。投資家にとって利益はゼロですが、課税口座に移した後で20万円の利益が出ているため、その20万円に対して課税されます。

2つ目は、非課税期間が終了する直前に売却して現金化する方法です。この場合は、利益が出ていても税金はかかりません。
50代の出口戦略でおすすめなのは?
50代から始める人には、出口戦略として2つ目の「売却(現金化)」をおすすめします。
例えば50歳の人が2022年中につみたてNISAを始めた場合、20年後の2041年には70歳になっています。公的年金を受給しているでしょうから、売却して得たお金を公的年金の補填として使うのもよいでしょう。
1年間の積立額は最高40万円なので仮に年平均3%で20年間運用できるとすると、20年後には初年度に投資した分が72万2,000円になっています。各年で積み立てた分が順次満期を迎えるため、老後の収入源として利用できるでしょう。
なお、新規の投資ができる期間は2042年までです。2042年に積み立てた分は、最長で2061年まで非課税運用できます。つまり、最長で90代まで現金として得られるのです。
積立NISAにおすすめの証券会社

取扱銘柄数の多さから、つみたてNISAを始めるなら証券会社がいいと前述しました。では具体的にどの証券会社がいいのでしょうか。
「取扱銘柄の多さ」と「積立頻度の柔軟さ」を比較し、おすすめ証券会社を紹介します。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 松井証券
- SMBC日興証券
- 野村證券
- 大和証券
- LINE証券
- CONNECT(コネクト)
楽天証券

種類 | ネット証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 181本 |
積立頻度 | 毎月、毎日 |
最低投資額 | 100円 |
ポイント制度 | 楽天ポイント |
クレジットカード積立 | 楽天カード(還元率1.0%)(※1) |
キャンペーン | 楽天銀行の口座を開設し楽天証券と連携(マネーブリッジ) させると全員に1,000円進呈 |
※1 2022年9月より0.2%または1.0%
楽天証券は、楽天グループ傘下のネット証券です。いち早くクレジットカード積立を提供し、人気を集めました。
ネット証券のクレジットカード積立リリース日の比較
・楽天証券:2018年10月
・SBI証券:2021年6月
・マネックス証券:2022年2月
・auカブコム証券:2022年3月
楽天証券は181本ものつみたてNISA銘柄を取り扱っており、おすすめの10社の中で最多です。より多くの銘柄から選びたい人は、楽天証券を検討しましょう。
楽天証券のつみたてNISAに関するいい口コミ
- 楽天カードを使って満足度アップ
-
楽天カードを使うとポイントが発生するので、とても助かっています。取扱銘柄が多いのもメリットです。選べないものも中にはありますが、それでも現状で満足できています。
30代・男性
- 楽天ポイントの有効活用ができる
-
楽天ポイントを貯められます。貯まったポイントを毎月の積み立てにあてられ、有効活用できます。少額から積み立てられる点も魅力。私も最初は少額から挑戦しました。初心者でも100円からなら安心して利用できるので良いなと思いました。
20代・女性
- 取り扱い銘柄が豊富です
-
ラインアップが豊富で、かなり選びやすいと思います。楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジ設定すると優遇金利を受けられ、とてもお得です。自動入金機能を利用できるので、一度設定すると楽に買い付けできます。
40代・女性
楽天証券のつみたてNISAに関するよくない口コミ
- アプリがつみたてNISAには向いていない
-
楽天証券のiSPEEDというアプリがあるのですが、つみたてNISAの確認には向いてないと思います。個別株など専用に作られているようで、確認できるのは、投資金額とか変動利率、買付可能額ぐらいです。詳細を確認したい場合は、パソコンサイトに飛んで確認するので手間です。
40代・女性
- つみたてNISA専用アプリがないので不便
-
何かを確認したいときに、都度ブラウザを開いて利用しないといけない点が不満です。楽天は、楽天市場のアプリや楽天銀行のアプリなど、数多くのアプリを提供していますが、つみたてNISAには専用アプリがありません。そのせいで確認する手間がかかり不便を感じます。
20代・女性
- 楽天ポイントの改悪が残念
-
楽天ポイントの改悪が続くので、すべてもとに戻してほしいです。楽天市場、楽天証券、楽天銀行、楽天カードと、すべてをまとめて連携することでお得になっているから楽天を選んでいるので、改悪はやめてほしいと切に思います。
30代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
SBI証券

種類 | ネット証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 179本 |
積立頻度 | 毎月、毎週、毎日 |
最低投資額 | 100円 |
ポイント制度 | Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント |
クレジットカード積立 | 三井住友カード(還元率0.5%)(※1) |
キャンペーン | アンケートに回答すると先着1万名に もれなく100円分のAmazonギフト券進呈 (2022年5月10日まで) |
※1 一部のクレジットカードは1.0%または2.0%
SBI証券は、国内トップクラスのシェアを誇るネット証券です。179本もの対象商品を取り扱い、積立頻度は毎月のほか毎週、毎日も選べます。
ポイント制度の豊富さもSBI証券の強みです。「Tポイント」のほか「Pontaポイント」や「dポイント」、「Vポイント」から好きなものを選べるため、還元されたポイントを使いやすいでしょう。もちろん、つみたてNISAもポイント還元の対象です。
SBI証券のつみたてNISAに関する良い口コミ・評判
- SBIでまとめて管理できるのが楽です
-
FX、iDeCo、個別株とまとめて運用できるのが楽。手数料が安く、銘柄の選択肢も多いので安心感があります。PCの画面で簡単にNISAのページに移動できるのもいいです。クレカ積立サービスもとても便利です。
20代・男性
- すべてがハイレベルで満足!
-
SBI証券は、取扱銘柄がとても多いので、つみたてNISAはもちろんのこと、その他の取引でも国内で一番といっていい優良証券会社だと思います。アプリの使いやすさもいいです。クレカでの積み立てもでき、PontaポイントやTポイントと連携しているなど、付随するサービスがどれも秀逸で素晴らしいです。
30代・男性
- 取扱銘柄が豊富
-
SBI証券のつみたてNISAは、取扱数が豊富な点が一番のメリットだと思います。私は購入資金の残高不足を防ぐため銀行から自動で振替するようにしているのですが、その振替時の手数料をSBI証券が負担してくれるのもお得です。毎日積み立てができるのも、リスクを減らせる点からおすすめです。
40代・男性
SBI証券のつみたてNISAに関する悪い口コミ・評判
- アプリが使いにくい
-
積み立てアプリがWealthNaviに比べて使いにくいです。つみたてNISA専用のアプリが別なら、長期積立用として銀行代わりに使えるのでいいのではと思います。
20代・男性
- 問合せ対応がいまいち
-
SBI証券のホームページがわかりにくい点がデメリットです。どこでつみたてNISAの銘柄を購入すればいいのかが非常にわかりづらく、苦労しました。購入資金の自動振り替えを利用していますが、手続きが面倒でした。進め方が理解できずSBI証券に質問しましたが、いろいろな部門や他の会社に電話するように言われ、たらいまわしにされました。
40代・男性
- ポイントを貯められるカードが少ない
-
三井住友カードナンバーレスのポイント還元率がもっと高いとうれしいです。また、つみたてNISAでポイントを貯められるのは三井住友カードのみなので、ポイントが貯まるカードの種類が増えてほしいです。
30代・女性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
マネックス証券

種類 | ネット証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 152本 |
積立頻度 | 毎月、毎日 |
最低投資額 | 100円 |
ポイント制度 | マネックスポイント |
クレジットカード積立 | マネックスカード(還元率1.1%) |
キャンペーン | 合計積立金額が3万円以上などの条件を 達成すると抽選で3,000ポイント進呈 (2022年7月31日まで) |
マネックス証券でつみたてNISAを始めるメリットは、クレジットカードの還元率の高さです。還元率1.0%以下の証券会社が多いところ、マネックス証券は1.1%の還元が受けられます。
カードでの投信積立決済では、マネックスポイント還元率が1.1%となります。
(引用元:PR TIMES|マネックス証券株式会社|投資信託残高1兆円突破のお知らせ)
1位 | マネックス証券:1.1% |
---|---|
2位 | auカブコム証券:1.0%(※1) |
3位 | 楽天証券:1.0%(※2) |
4位 | SBI証券:0.5%(※3) |
※1 対象のau回線契約者は最大5.0%、対象のUQ mobile回線契約者は最大3.0%
※2 2022年9月より0.2%または1.0%
※3 一部のクレジットカードは1.0%または2.0%
クレジットカード積立で受け取れるポイントは、「マネックスポイント」という独自ポイントです。「dポイント」や「Tポイント」など他のポイントサービスに交換できます。お得につみたてNISAを利用したいなら、マネックス証券に申し込んでみてはいかがでしょうか。
マネックス証券のつみたてNISAに関するいい口コミ
- 初心者向き
-
投資信託の取り扱い本数が多く、自分のニーズにあった商品を選べます。説明も丁寧なのでどんな商品かも理解しやすいです。引落手数料が無料なので入金額に悩むこともありません。また使用しているとマネックスポイントが貯まってAmazonギフト券などに交換できるのもメリットです。非常にわかりやすく初心者の方にも向いています。
50代・男性
- ポイント制度が素晴らしい
-
マネックス証券では独自のポイントである「マネックスポイント」を貯めることができます。ポイントが貯まればamazonギフト券・dポイント・Tポイント・JALやANAのマイルなどと交換、あるいは日本赤十字社やREADYFORへの寄付もできます。株式売買手数料に充当したり仮想通貨と交換したりもでき、非常に多くの使い方ができるので便利で嬉しいです。
20代・女性
- 少額からでも始めやすい
-
マネックス証券なら100円からでもつみたてNISAを始められます。積立金額が小さいことがメリットです。投資信託の購入手数料も全銘柄無料なので手軽に投資をスタートできるのが良い面だと思います。
30代・男性
マネックス証券のつみたてNISAに関するよくない口コミ
- NISAの切り替えが難しかった
-
一般NISAとの切り替えがちょっとむずかしいところがデメリットです。WEBで切り替えができませんでした。それ以外は特にデメリットはありません。
30代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
auカブコム証券

種類 | ネット証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 171本 |
積立頻度 | 毎月 |
最低投資額 | 100円 |
ポイント制度 | Pontaポイント |
クレジットカード積立 | au PAYカード(還元率1.0%)(※1) |
キャンペーン | auカブコム証券の口座開設者の紹介で 開設し紹介月の翌々月までに投資信託を 10万円以上購入すると2,000円進呈 |
※1 対象のau回線契約者は最大5.0%、対象のUQ mobile回線契約者は最大3.0%
auカブコム証券は、au回線(またはUQ mobile)契約者におすすめです。対象者は投資信託の積立金額4.0%(UQ mobileは2%)分のPontaポイントを毎月受け取れるため、クレジットカード積立(還元率1.0%)と合わせると最大5.0%もの還元を受けられます。
還元率5.0%は圧巻ですね。auユーザーは、ぜひ検討してください。
auカブコム証券の積立NISAに関するいい口コミ
- 優遇金利やクレジットカード払いが魅力的です
-
auじぶん銀行と連携すると、金利が優遇されます。さらにつみたてNISAをau PAYカード(クレジットカード)支払いにするとPontaポイントが付与される点もうれしいです。特にauやUQモバイルの携帯を契約している人には、魅力的な証券会社だと思います。
30代・女性
- auユーザーにおすすめです
-
「株取引もしたい」という人には、手数料が割引される「NISA割」があります。他社にはないサービスなので、大きなメリットだと思います。シミュレーション機能も利用できます。積み立てたい金額、期間を入れれば簡単に計算してくれ、わかりやすく便利でした。
40代・男性
- 100円から気軽に始められる
-
auカブコム証券のつみたてNISAのメリットは、月100円から積み立てられる点です。投資初心者でも無理のない金額で始められるので気軽です。
40代・男性
auカブコム証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- つみたてNISA専用のアプリがない
-
専用のアプリがないので、毎回設定などはパソコンやスマホのブラウザを経由する必要があるのが面倒です。
30代・女性
- 銘柄数がやや不満
-
選べる数は、トップクラスのネット証券と比べるとやや少ないです。投資中級者や上級者は豊富な種類から選べないので、少し不満なのではないでしょうか。また、つみたてNISAではポイントで購入できない点も不満です。
40代・男性
- ポイント制度に特色がない
-
クレジットカード投資の支払日が翌月10日なのですが、自由に変更できるようにしてほしいです。クレジットカード投資の獲得可能ポイントはマネックス証券に負けていて、保有ポイントの獲得は銘柄によってはSBI証券に負けています。これだとつみたてNISA口座でわざわざauカブコム証券を選ぶ意味がないので、独自の色を出してほしいです。
40代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
松井証券

種類 | ネット証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 173本 |
積立頻度 | 毎月 |
最低投資額 | 100円 |
ポイント制度 | 松井証券ポイント |
クレジットカード積立 | ─ |
キャンペーン | 口座開設者にもれなく200円分の松井証券 ポイントを進呈(2022年6月30日まで) |
松井証券の魅力は、充実したサポート体制です。投資信託全般について専門のスタッフが回答する「投信サポート」の他、取引やサービス全般などについて幅広く相談できる「松井証券顧客サポート」などが無料で利用できます。
ネット証券は基本的にすべてがセルフサービスなので、ハードルの高さを感じる初心者もいるでしょう。しかし、松井証券なら電話や問い合わせフォームなどから手厚いサポートを受けられます。
つみたてNISAを含めて資産運用が初めての人は、松井証券が向いているかもしれません。
松井証券の積立NISAに関するいい口コミ
- しっかりしたフォローで安心です!
-
一番のメリットは、フォロー体制がしっかりしていることです。積み立てとはいえ、株式を含む銘柄を持っている私にとって、日々変動のリスクは不安を感じます。相場が大きく動いたときでも密にフォローいただいて感謝しています。
30代・女性
- つみたてNISAの詳しい解説がある
-
松井証券ですばらしいと思えたのは、投資について詳しい解説がされている点です。一般NISAとの違いなども理解できました。
30代・男性
松井証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- 銘柄情報を探しづらい
-
ホームページで情報が探しづらく、始めるにあたってきっかけを作りづらかった、比較しづらかったという記憶があります。自分が興味あるファンドはあるか、またどんなスタイルのものが多く選ばれているのかなど、参考のためにも、ホームページですぐにわかるようにしてもらえるとありがたいです。
30代・女性
- 松井証券ポイントに不満
-
松井証券ポイントの使い勝手が悪いのが不便です。
30代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
SMBC日興証券

種類 | 総合証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 158本 |
積立頻度 | 毎月 |
最低投資額 | 1,000円 |
ポイント制度 | dポイント |
クレジットカード積立 | ─(※1) |
キャンペーン | 新たにダイレクトコースで口座を開設すると、 もれなくANAマイルを200マイル進呈 |
※1.dアカウント連携のダイレクトコースだと投信積立で0.03%〜のポイントが付与される
SMBC日興証券は、総合証券ながら158本もの対象銘柄を取り扱っています。そのため「できるだけ多くの選択肢から相談して決めたい」という人に向いているかもしれません。
SMBC日興証券は「総合コース」「ダイレクトコース」の2つの取引コースがあり、資産運用の相談は前者で受け付けています。ただし同社のつみたてNISAは、日興イージートレード(オンラインサービス)専用なので相談はできても店舗での取引は原則できません。そのため総合コースでつみたてNISAを投資したい場合は、インターネットでの設定が必要です。
ダイレクトコースはdアカウントを連携させると投信積立(つみたてNISA含む)で0.03%〜分のdポイントを受け取れます。ちなみに総合コースとダイレクトコースで取扱銘柄に違いはありません。
野村證券

種類 | 総合証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 7本 |
積立頻度 | 毎月 |
最低投資額 | 1,000円 |
ポイント制度 | ─(※1) |
クレジットカード積立 | ─ |
キャンペーン | 指定の投資信託を積み立てると販売手数料が 最大50万円キャッシュバックされる (2025年12月末まで。つみたてNISA対象外) |
※1 ショッピングサイト「野村のおトクワールド」を経由し商品の購入やサービスの利用を行うと「野村ポイント」が付与される
野村證券は、対象銘柄が7本しかありません。しかし信託報酬が2030年まで無料の「野村スリーゼロ先進国株式投信」に投資できます(2031年以降の信託報酬は0.11%)。
他にも先進国株式に投資できる投資信託はありますが、信託報酬0%の野村スリーゼロ先進国株式投信は業界最安です。(2022年1月31日現在、国内公募株式投資信託について野村アセットマネジメント調べ)コスト重視の人には、魅力的な銘柄でしょう。
ただし野村スリーゼロ先進国株式投信は、オンラインサービス限定の商品です。そのためインターネット経由の申し込みが必要な点は留意してください。
大和証券

種類 | 総合証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 22本 |
積立頻度 | 毎月、毎週、毎営業日、隔月、3・4・6ヵ月ごと |
最低投資額 | 100円 |
ポイント制度 | ─ |
クレジットカード積立 | ─ |
キャンペーン | 指定の外国債券3,000万円以上を購入すると大和ネクスト銀行の 3ヵ月円定期預金金利が4.0%に上乗せされる(2023年3月31日まで) |
大和証券は、つみたてNISAでETF(上場投資信託)を唯一取り扱う証券会社です(2022年6月7日時点)。ETFは、証券取引所に上場している投資信託で販売会社を持たないため、信託報酬が低いメリットがあります。ETFで運用したい場合は、大和証券に申し込みましょう。
ETF名称 | 信託報酬 |
---|---|
ダイワ上場投信-トピックス | 0.121%(※1) |
ダイワ上場投信-日経225 | 0.176%(※2) |
ダイワ上場投信-JPX日経400 | 0.198% |
上場インデックスファンド 米国株式(S&P500) |
0.165% |
上場インデックスファンド 世界株式(MSCI ACWI)除く日本 |
0.264% |
上場インデックスファンド 海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI) |
0.264% |
上場インデックスファンド 海外新興国株式(MSCIエマージング) |
0.264% |
※1 2022年7月1日から0.066%へ引き下げ
※2 2022年7月1日から0.132%へ引き下げ
LINE証券

種類 | スマホ証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 9本 |
積立頻度 | 毎月 |
最低投資額 | 1,000円 |
ポイント制度 | ─(※1) |
クレジットカード積立 | ─ |
キャンペーン | 新たに口座開設しクイズに正解すると、 もれなく最大3,000円相当の株式購入代金を受け取れる |
※1 LINEグループのサービスなどで受け取った「LINEポイント」を積立代金にあてることはできる
LINE証券は、主にスマホを通じた取引を前提とした、いわゆる「スマホ証券」の一角です。2018年にLINE Financial株式会社(51%)と野村ホールディングス株式会社(49%)の出資によって設立されました。スマホ画面でも操作しやすいように画面のデザインがシンプルなため、初心者でも取り組みやすいでしょう。
LINE証券の対象銘柄数は、9本と決して多くはありません。しかし国内・米国・先進国・新興国・全世界の株式に連動するインデックスファンドをそれぞれに用意しており、株式以外にも投資するバランス型も取り扱っています。そのため取扱銘柄数の少なさは、あまり気にならないかもしれません。
さらにLINE証券は、野村證券の項目で紹介した信託報酬0%(※)の投資信託「野村スリーゼロ先進国株式投信」を取り扱っています(2022年6月7日時点)。そのため低いコストでつみたてNISAを利用したい人にとってもLINE証券はおすすめです。
※2030年まで。2031年以降の信託報酬は0.11%
LINE証券の積立NISAに関するいい口コミ
- 手軽にできて最高です!
-
LINEは今では誰もが使っているSNSです。そのLINEグループの証券会社から、つみたてNISAができるようになったというのは手軽でありがたいです。選べる銘柄も知名度の高いものから選べるのでありがたいです。
20代・男性
- 気軽に投資がしやすい
-
気軽につみたてNISAを始められるのがメリットです。最低額は1,000円からと少額で投資を始められ、LINEポイントを使うこともできます。少しだけ利用してみたいと思う人でも、簡単にできるのではないでしょうか。
30代・男性
- 継続的に資産形成できる優れモノ
-
スマホのアプリから初心者でも簡単に始めることができます。手数料が安く、アプリの更新が早くて見やすいので、スマホでゲームしているような感覚で行えます。LINE Pay残高やLINEポイントでの投資にも対応しているので、現金ナシでも投資できるのも魅力です。
40代・男性
LINE証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- 歴史の浅さが気になる
-
あまりないのですが、やはり他の証券会社の選べる銘柄と比べると、まだ少し選択肢が少ないところがあるのかなと思いました。それと、証券会社という観点から見たときには、歴史がまだ浅く感じるので、これから先より信用できる証券会社になってくれればと思っています。
20代・男性
- 一般NISAがないのが残念
-
一般NISAの取り扱いがないのはデメリットです。取り扱っている銘柄も決して多いというわけでもないので、もっといろいろな銘柄を購入したい人にはあまり向いていないかもしれません。まだまだ改善できるところは多いと思います。
30代・男性
- 銘柄数が少ない
-
取扱銘柄が厳選されているので、投資の選択肢が少ないのがデメリットだと感じています。LINEポイントを利用する場合は、LINEポイントの数を指定することができないので、少し使いづらいです。
30代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
CONNECT(コネクト)

種類 | スマホ証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 16本 |
積立頻度 | 毎営業日 |
最低投資額 | 100円 |
ポイント制度 | ─(※1) |
クレジットカード積立 | ─ |
キャンペーン | 新たに口座開設すると、もれなく2,500円相当の株式 または投資信託の購入代金を受け取れる |
※1 「dポイント」を国内株式・米国株式の購入代金にあてることはできる(つみたてNISA対象外)
CONNECTは、大和証券グループのスマホ証券です。LINE証券と同じく画面がシンプルに設計されているため、スマホ画面でも快適に取引できるでしょう。
CONNECTとLINE証券の大きな違いは、最低投資額です。CONNECT は、100円から始められますが、LINE証券は1,000円からでないと利用できません。また積立頻度にも違いがあります。CONNECT は毎営業日のみに対してLINE証券は毎月のみです。
積立NISAの申し込みから取引までの流れ
まずは「つみたてNISA口座」を開設する必要があります。そのためにはその金融機関で「証券総合口座」を開設していなければなりません。証券総合の有無で手順は少し変わります。大きく分けると以下の2パターンです。
・証券総合口座がない場合
「証券総合口座」の開設申込+「つみたてNISA」の開設申込
・証券総合口座を開設済みの場合
「つみたてNISA」の開設申込
開設から取引までの大まかな流れはどの金融機関も同じなので、流れを把握しておくと実際の申し込みもスムーズに進められるでしょう。
つみたてNISAは1人1口座しか開設できず、開設には原則として税務署の承認が必要です。

續恵美子(日本FP協会認定CFP)


(公式サイト)
SBI証券での口座開設手順
SBI証券を例に、口座開設の具体的な手順を紹介します。
※「SBI証券のつみたてNISAの買い方は?口座開設のやり方から銘柄購入まで詳しく解説」よりfuelle編集部にて引用
SBI証券に口座がない人:「特定口座」と「つみたてNISA口座」を同時に開設する
SBI証券のホームページで、
①「NISA/つみたてNISA」
②「証券総合口座と同時にNISA/つみたてNISAに申し込む」
に進みます。

(公式サイト)

口座開設の申込み画面が表示されるので、次の必要な情報を入力します。
-
口座開設の申込み必要なもの
・メールアドレス
・住所などの個人情報 -
本人確認書類提出 (郵送orアップロード)必要なもの
・マイナンバーカード、運転免許証など

(公式サイト)
SBI証券に口座を持っている人:「つみたてNISA口座」を開設する
既に口座を持っている場合はまずログインし、
①「NISA/つみたてNISA」
②「NISA/つみたてNISAに申し込む」
に進みます。

つみたてNISA口座の開設が完了すると、SBI証券から連絡が来ます。
連絡が来たら念のため、つみたてNISAの積立設定画面を確認しましょう。
ログインし、
①「NISA/つみたてNISA」
②「つみたてNISA」
③「つみたてNISA積立変更はこちら」
に進むと確認できます。

口座の開設が完了していると、以下のような画面が表示されます。これが積立設定画面です。

積立NISAの概要

コツコツと資産を増やしたい人におすすめの制度です。投資で得た利益には、通常では税金がかかります(約20%)。しかしつみたてNISAでは非課税になります。
主な特徴は、以下のとおりです。
利用できる人 | 日本に住む20歳以上の人 |
税制優遇 | 投資で得た分配金や譲渡益が非課税 (掛金の所得控除や受取時の優遇はなし) |
非課税投資枠 | 年間40万円×20年 (最大800万円) |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
最低投資金額 | 金融機関により異なる 例)楽天証券:100円~ |
非課税期間 | 2018年から2042年まで |
期間中のお金の引き出し | 可能 |
対象投資商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
日本に住む20歳以上の人であれば誰でも始められます。例えば20歳以上の大学生や専業主婦(主夫)もOKです。自分自身に収入がない場合は、配偶者などから年間40万円の贈与を受け、贈与された金額を自分名義で運用することもできます。
なおもともとつみたてNISAの口座を開設できるのは2037年まででしたが、2020年度の税制改正で5年延長され、2042年までになりました。
開設 可能期間
令和19年(2037年)まで ⇒ 令和24年(2042年)まで (5年間延長)
出典:金融庁「令和2年度税制改正について」
積立NISAのメリット
- 長期にわたって非課税で投資できる
- 手元資金が少なくても始めやすい
- 初心者でもリスクを抑えた投資をしやすい
- いつでもお金を引き出せる
「ゆっくり時間をかけて少しずつコツコツ」が、つみたてNISAの投資スタイルです。そのような投資をしたい人が使いやすいように、制度が設計されています。
運用で出た利益を非課税にできる期間は、最長20年です。投資はなるべく長期にわたって取り組んだほうが成果を出しやすいので、これは大きなメリットといえるでしょう。
月100~1,000円ほどの少額資金でも始められます。一度積み立てを設定すれば、自動的に決まった間隔で決まった金額が積み立てられていくので、売買のタイミングを見極めたり、相場を常に気にしたりする必要もありません。
しかも、投資先は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されています。投資信託(ファンド)は、自分で個別の国や企業の分析をしなくても、投資のプロ(ファンドマネージャー)が選んだ複数の投資先にまとめて投資できる金融商品です。
「投資信託(ファンド)」は、一言でいえば「投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
出典:一般社団法人投資信託協会
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」
つみたてNISAは、このような特徴があるため投資初心者でも比較的取り組みやすく、人気があります。
積立NISAのデメリット
デメリットもチェックしましょう。
- 元本割れになる可能性もある
- 損益通算や繰越控除ができない
- 投資先として選べる商品が限定的
- 税制優遇効果はiDeCoほどではない
- 年間40万円までしか投資できない
リスクはゼロではありません。銀行預金などと違って増える可能性もある分、元本割れ(投資した金額より受け取れる金額のほうが少なくなる)もありえます。
また、通常は投資で損失が出た場合、「損益通算」や「繰越控除」という税金の負担を抑える仕組みを利用できます。しかしつみたてNISAでは利用できません。
損益通算(そんえきつうさん)
意味
譲渡益などの利益から、譲渡損などの損失を差し引くことができる制度。
解説
例えば、その年の譲渡益が10万円、譲渡損が4万円だった場合、10万円から4万円を差し引いた6万円が課税の対象になります。
出典:日本証券業協会
繰越控除(くりこしこうじょ)
意味
その年に控除しきれなかった損失を、最長3年間にわたって利益と通算できる制度。
解説
ただし、確定申告をする必要があります。
出典:日本証券業協会
なおつみたてNISAは投資先が「金融庁の基準をクリアした投資信託」に限られているため、初心者でも選びやすいというメリットがあります。しかし裏を返せば、株式投資をしたい人やもっと自由に投資信託を選びたい人にとってはデメリットになるでしょう。
投資に関する税制優遇制度には、他にも「一般NISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」があります。また、一般NISAに比べると1年間に投資できる金額が少ない、iDeCoと比べると税制優遇効果が低いというデメリットがあります。
50代からの積立NISAにはiDeCoも併用しよう

つみたてNISAでの積立資産が20年後にいくらになるかは運用次第ですが、年間の積立上限額は40万円なので「老後資金として心許ない」と思う人もいるかもしれません。その場合は、他の方法も併用して老後資金を準備しましょう。
おすすめは、税制上の優遇を受けられる制度である「iDeCo」です。老後資金の準備に特化した制度です。50代で始める場合は、両者を併用しながら老後資金を準備していきましょう。
iDeCoとは?
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、毎月決まった掛金を拠出し、その掛金を運用して60歳以降に年金または一時金として受け取る制度です。「公的年金の不足を補う」ことを目的とする私的年金制度で、拠出時・運用中・受取時に税制優遇を受けられます。
・拠出時:掛金の全額が所得控除の対象となるため所得税・住民税の節税効果がある
・運用中:運用で発生した利益は非課税
・受取時:公的年金等控除または退職所得控除の対象となり、税金が安くなる
個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo)とは、国民の老後生活をより豊かなものとするため、確定拠出年金法に基づき、平成14年1月から国民年金基金連合会が実施している年金です。
出典:iDeCo公式サイト「加入者の方へ」
iDeCoは定年後に向けた資産形成に役立つ
iDeCoは2022年5月に制度内容が改定され、65歳まで拠出できるようになりました。しかし一度始めると最短でも60歳まで拠出を続けなければなりません。
運用しているお金は原則60歳まで引き出すことができません。途中で切り崩す心配がないので、定年後の資産形成に役立てられるでしょう。
iDeCoで運用できる商品には定期預金や生命保険、投資信託などがあり、つみたてNISAと併用すれば運用商品をさらに分散することも可能です。ただし「老齢給付金」を受け取ると掛金の拠出ができなくなるため、最長の65歳まで拠出したとしても、その後の拠出や運用はできなくなります。

續恵美子(日本FP協会認定CFP)
積立NISAとiDeCoの違い
両者にはさまざまな違いがあります。
つみたてNISAは、資産運用によって発生した利益に税金がかからない制度です。年間の投資可能額が決まっていますが、いつでも引き出し(売却)が可能で、利用目的は自由です。
iDeCoも同様に運用益には税金がかかりませんが、他にも掛金が全額所得控除の対象になる、受取時の税金が安くなるといった税制優遇があります。なお掛金は、公的年金の加入状況によって上限額が決められています。原則60歳まで引き出せず、利用目的は老後資金です。
それぞれの主な違いをまとめると、以下のようになります。
つみたてNISA | iDeCo | |
---|---|---|
制度目的 | 資産形成 | 老後資産形成 |
優遇税制 | 運用益が20年間非課税 | ・拠出時:掛金が所得控除の対象となる ・運用中:運用益が非課税 ・受取時:公的年金等控除または 退職所得控除の対象 |
積立期間 | 2042年まで | 最長65歳まで |
積立上限金額 | 年40万円 | 公的年金の加入状況等により、 年14万4,000円~81万6,000円 |
中途売却 | 可能 | 原則不可 |
運用商品 | 投資信託、EFT | 定期預金、生命保険、投資信託 |
iDeCoのメリットとデメリット
iDeCoを利用する場合は、メリットとデメリットを理解した上で始めることが大切です。
メリット
最大のメリットは、手厚い税制優遇があることです。特に、積み立てる拠出金が所得控除の対象になるのは、大きなメリットでしょう。
例えば月々1万円を拠出する場合は、12万円をその年の所得から控除できます。所得税率が10%の場合、所得税が1万2,000円、住民税も1万2,000円安くなります。これを50歳から65歳まで続けるとすると、15年間で36万円の節税になります。
受け取る際にも税制優遇があり、一定額まで非課税で受け取ることができます。例えば50歳から65歳までiDeCoに加入し、65歳の時に一時金で受け取ると「退職所得控除」が適用されます。退職所得控除の計算は以下のとおりで、例えばiDeCoの加入期間が15年間の場合は、受取額が600万円までなら税金がかかりません。
勤続(加入)年数20年以下:40万円×勤続年数 (※80万円未満の場合は80万円)
勤続(加入)年数20年超:800万円+70万円×(勤続年数-20年)
デメリット
大きなデメリットは各種手数料がかかることです。以下のような手数料があります。
手数料の種類 | 支払い先 | 手数料額 |
---|---|---|
加入時・移換時手数料 | 国民年金基金連合会 | 2,829円 |
口座管理手数料 | 国民年金基金連合会 | 105円/月 |
信託銀行 | 66円/月 | |
証券会社・銀行など | 金融機関による | |
給付事務手数料 | 信託銀行 | 440円/1回 |
還付事務手数料 | 国民年金基金連合会 | 1,048円/1回 |
信託銀行 | 440円/1回 | |
証券会社・銀行など | 金融機関による |
「加入時・移管時手数料」および「給付事務手数料」などは支払回数が限られていますが、「口座管理手数料」は毎月発生します。また、運用商品として投資信託を選んだ場合は信託報酬もかかります。
つみたてNISAとiDeCoの併用のポイント
併用する際は、両者のメリットをできるだけ活かすことが大切です。
例えば、iDeCoにあってつみたてNISAにないメリットに所得控除があります。そのため、所得のあるうちはiDeCoの掛金を上限額に設定するとよいでしょう。会社員で会社に企業年金がない人は、年間27万6,000円(月額2万3,000円)まで拠出できます。
運用商品は目標金額によっても変わりますが、それぞれで性質の異なる商品に投資するのもよいでしょう。50代で加入する場合はつみたてNISAのほうが積立期間は長くなりやすいためリスクを高めに、iDeCoではリスクを抑えて運用するのもよいでしょう。
50代は積立NISAと一般NISAのどちらがよい?

50代の人にとって、どちらがよいか考えてみましょう。
積立NISAと一般NISAはどちらかしか選べない
両者は併用できません。どちらかしか選べないので、それぞれの違いをきちんと理解した上で選択することが大切です。
一般NISAは、定期的に一定額を積み立てる必要はなく、年間120万円の範囲でいつでも何度でも投資できます。例えばボーナスや臨時収入が入った時に、まとまった金額を投資することもできます。運用で得た利益は、最長5年間非課税です。投資信託やETFの他、株式などにも投資できるため、より大きな利益を狙える可能性もあります。
なお2024年に「新NISA」となり、制度内容が変わ流予定です。現在の両ニーサを組み合わせたような2階建ての制度になります。
一般NISAについては、2024年以降、より多くの国民に積立・分散投資による安定的な資産形成を促す観点から、積立てを行っている場合には別枠の非課税投資を可能とする2階建ての制度に見直され、投資対象商品については、1階部分はつみたてNISAと同様とし、2階部分は、一般NISAから高レバレッジ投資信託など安定的な資産形成に不向きな一部の商品を除くこととされました。
出典:金融庁「NISAとは?」

(公式サイト)
50代には低リスクの積立NISAがおすすめ
50代にはつみたてNISAをおすすめします。リスクをできるだけ低く抑えて資産を運用するべきだからです。
一般ニーサで1つの商品に集中して投資すると大きなリターンを狙えますが、大きな損失を被るおそれもあります。
仮に、一般NISAでA株を100万円分購入したとしましょう。非課税期間である5年が終了した時に50万円まで値下がりしていた場合、売却すると50万円の損失を被ります。そこで、売却せずに課税口座に移管することにしました。その後100万円に戻るのを待っていましたが、2年後に資金が必要になったため売却。その時点で70万円まで戻っていたため、損失を30万円に抑えることができました。
しかし移管後の値上がり分20万円(70万円-50万円)には、20.315%の税金がかかります。4万630円(20万円×20.315%)が税金として徴収されるため、手取りは65万9,370円となり、34万630円の損失になります。
一方、つみたてNISAは一定額で定期的に購入する制度なので、投資信託の価格が高い時は少なく、低い時は多く購入することになります。これを長期にわたって続けることで平均購入価格が下がるため、保有している投資信託の価格が下がっても、損失額を抑える効果があります。
購入した商品の価格がいつ、どのくらい変動するかは予想できませんが、定年後は資産を老後に使うことになるので、口座の資産をできるだけ減らさないようにすることが大切です。

(公式サイト)
50代のモデルケースで見る積立NISAの活用法!

50代と一口にいっても、家族構成や収入など人によりさまざまです。そのため「自分はどのくらいの金額を積み立てたらいいのか?」「本当にiDeCoは加入すべきなのか?」など判断が難しいと感じる人もいるでしょう。そのような人に向け、2つのモデルケースを紹介します。自分に近い部分があれば、参考にしてみてください。

(公式サイト)
ケース1. 53歳夫婦
【モデルケース】
家族構成
・Aさん53歳:会社員(正社員)、年収650万円
・妻53歳:パート、年収90万円
・子ども:24歳、22歳(独立)
・住居:持ち家(住宅ローンなし)
・資産:預貯金500万円
Aさんは正社員、妻はパートで働く共働き夫婦です。子どもが2人とも独立したため、妻は自分の趣味など時間を増やしたいと考えてパートの時間を減らしました。
夫婦ともに「定年後もできる限り働きたい」と考えていますが預貯金が少なく、老後資金が心配です。そのため、「これからつみたてNISAなどで老後資金を貯めていきたい」と考えています。ただし、2人とも投資の経験がないため、できるだけリスクを抑えて安定的に運用することを望んでいます。
Aさんのような夫婦におすすめしたいのは「バランス運用」です。株式や債券など、さまざまな商品にバランスよく投資する銘柄を選びましょう。
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)【愛称:マイパッケージ】
夫婦がそれぞれつみたてNISA口座を開設し、毎月2万円ずつ積み立てると20年間で積立元本は960万円になり、3%の利回りで運用できるとすると約1,313万円になります。
加えて、掛金が所得控除の対象になる「iDeCo」への加入もおすすめです。会社員で企業年金がない人は、月に2万3,000円まで掛金を拠出できます。65歳まで13年間加入し、2%の利回りで運用できるとすると約409万円になります。つみたてNISAと合わせると、老後資金を1,722万円程度準備できることになります。
また、iDeCoに加入することによって、年間27万6,000円を所得から控除することができます。所得税と住民税を合わせて20%だとすると、毎年5万5,200円、13年では71万7,600円の節税になります。
まとめると、このモデルケースの夫婦では次のようなプランでつみたてNISAの活用をおすすめします。
いくら積み立てる? | つみたてNISA:夫婦で月2万円ずつ(計4万円) iDeCo:月2万3,000円(Aさん) |
---|---|
銘柄、ポートフォリオは? | バランス型
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」 「三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) 【愛称:マイパッケージ】」など |
つみたてNISA以外の 資産運用との組み合わせ |
iDeCo |
20年後にいくらになる? | つみたてNISA:約1,313万円(年平均利回り3%の場合) iDeCo:約409万円(年平均利回り2%の場合) |

(公式サイト)
ケース2. 独身50歳
【モデルケース】
・家族構成:Bさん50歳(女性・独身)、会社員(正社員)、年収550万円
・住居:賃貸マンション
・資産:預貯金1,500万円
Bさんは、正社員として会社に勤める独身女性です。50歳の誕生日を機に自分の老後を考えるようになり、つみたてNISAの利用を検討しています。
定年後のイメージはまだないようですが、パートなどで収入を得つつ、趣味を楽しみたいと考えています。現在預貯金は1,500万円ありますが、賃貸マンションの家賃を払い続けることや、老後の病気や介護にも不安があるため、老後資金をできるだけ増やしたいようです。
そんなBさんにおすすめなのが、「リターン追求型運用」です。なるべくリターンの高い銘柄を選んで積極的に運用することをおすすめします。今後マンションを購入するか、老後に施設に入るかなどは分かりませんが、つみたてNISAはいざとなれば運用資産を引き出せるので、積立期間中は非課税枠をフル活用して運用を続けるとよいでしょう。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド【愛称:SBI・V・S&P500】
仮に毎月3万3,000円ずつ積み立てると、20年間で積立元本は792万円です。これを5%の利回りで運用できるとすると、約1,356万円になります。
Bさんは会社で企業型確定拠出年金に加入していますが、「iDeCo」にも加入し、月2万円まで拠出することができます。5,000円でも拠出すれば、60歳までの10年間で元本は60万円になり、2%の利回りで運用できるとすると約66万円になります。節税メリットもあるので、月々の余裕資金に応じて加入を検討するとよいでしょう。
Aさんのような独身50代の人には、このようなプランをおすすめします。
いくら積み立てる? | つみたてNISA:月3万3,000円 iDeCo:月5,000円 |
---|---|
銘柄、ポートフォリオは? | リターン追求型 「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」 「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 【愛称:SBI・V・S&P500】」など |
つみたてNISA以外の 資産運用との組み合わせ |
i企業型確定拠出年金、iDeCo |
20年後にいくらになる? | つみたてNISA:約1,356万円(年平均利回りが5%の場合) iDeCo:約66万円(年平均利回りが2%の場合) |

(公式サイト)
50代でも迷わず積立NISAを始めよう

毎年40万円まで投資信託で積み立てて、最長20年間非課税で運用できるつみたてNISAは、老後資金を準備する方法として有効です。加入年齢の上限がなく、50代からでも遅くありません。ただし、加入を先延ばしにするほど運用可能期間は短くなります。後資金を準備したい人は、すぐにでも口座を開設し、積立を始めましょう。
積立NISAは50代で始めて大丈夫?Q&Aでチェック
近年は65歳や70歳まで働き続ける人も多いので、その収入をつみたてNISAの積立に充てるのもよいでしょう。
・自分と相性の良い金融機関で始める
・自分のリスク許容度を事前に確認しておく
・自分のリスク許容度および状況に応じた銘柄を選ぶ
・自分に合った金額を積み立てる
・出口戦略を立てておく
特に50代の人はつみたてNISAで積み立てた資金が老後資金に直結するケースが多いため、銘柄選びと出口戦略は非常に大切です。
それぞれ制度の仕組みや目的、メリット・デメリットが異なるため、両者のメリットをできるだけ活かせるように賢く併用しましょう。
例えば、iDeCoは掛金が全額所得控除の対象となるので、所得のあるうちはiDeCoの掛金を上限額に設定するのがおすすめです。
まとめると、必要な口座は以下のようになります。
・つみたてNISA:証券総合口座+つみたてNISA口座
・iDeCo:個人型確定拠出年金(iDeCo)口座
・投資に関する知識や銘柄選びに自信がない人:総合証券や銀行
・忙しくて時間がない人:ネット証券
・100円といった少額から始めたい人:ネット証券
・毎週積立など独自のサービスを利用したい人:ネット証券
・自分で気軽に始めたい人:スマホ証券
リスク許容度は人によって異なりますが、50代から始める場合は運用に失敗した場合に、それをリカバーする時間があまりないことを覚えておきましょう。
銘柄ごとに、リスクとリターンの大きさは異なります。「老後資金を準備したいが、リスクはできるだけ抑えたい」という人は、バランス運用型やコスト(信託報酬)が低めのものがおすすめです。
一定額で定期的に購入するため、投資信託の価格が高い時は少なく、低い時は多く購入することになます。これを長期にわたって続けることで平均購入価格が下がり、保有している投資信託の価格が下がっても損失額を抑えやすくなります。
一方で一般NISAでは1つの商品に集中して投資することもでき、その場合は価格が下がった時に損失額が大きくなるおそれがあります。
2042年に積み立てた分は最長2061年まで非課税で運用できるので、最長で90代まで運用できることになります。
仮に、年間40万円の上限額を積み立てるとすると、20年間で積み立てる元本は800万円になります。20年後の金額は、運用利回りによって以下のように変わります。
・年平均利回りが1%の場合:885万5,236円
・年平均利回りが3%の場合:1,092万2,018円
・年平均利回りが5%の場合:1,358万1,926円
・年平均利回りが10%の場合:2,413万2,890円
ただし、期待どおりに運用できるとは限りません。リターンだけを見るのではなく、リスクも考慮しながら自分のリスク許容度に合った運用を心がけてください。
なお、つみたてNISAは期限付きの制度であり、現時点では新規に投資ができるのは2042年までです。最終年の2042年に積み立てた分も最長20年間非課税で運用できるので、2061年まで利用できます。
ただし、今後制度が改正される可能性もあるので、今後の動向には注意が必要です。

■保有資格 CFP®
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