我慢してるのに結果が出ない!自己流「プチ断食」でやらかしがちな失敗とは?
まさにデメリットだらけ!勢いだけでプチ断食に突入する無謀
ショーウインドウに映る自分のスカートやパンツがピッチピチ。久々に乗った体重計の針が、かなりオーバー気味に振れるとき。女性なら誰でも相当ショックを受けるのではないでしょうか。
ダイエットを決意するのは良いことですが、勢いだけで「自己流プチ断食」をする人が続出する最大の悲劇が起こる時期でもあります。
「食べない、絶対食べないぞ!」
「痩せたい!死んでもいいから痩せたい!」
ダイエットへの気持ちで焦る気持ちはわかりますが「今日からプチ断食!」といった無茶な計画は、願いとは逆の道へ突き進むようなものです。
「思い立ってプチ断食をしましたが、食べないと精神的にツラくてイライラしっぱなしでした。夜は空腹で寝つきが悪いし、落ち着きがなくなってしんどいし。太っているせいか体力は落ちませんでしたが、3日も我慢したのに特に体重は変わらずガッカリでした」(34歳・プランナー)
「私の場合、プチ断食を初めて1日目に体重が1㎏減って、すごい!って思いましたが、やっぱ何も食べないって超苦しいんですよね。2日目は食欲は前みたいになくなっているけど、体が“備蓄カロリー消費中” って感じで熱くなって気持ち悪くて、変な汗が出てちょっと怖いんです。友達に「そんなことしたら死んじゃうよ、今すぐやめなよ!」って言われてやめたら、せっかく減ってた体重が見事にリバウンド」(26歳・編集者)
デメリットを助長する勘違いだらけの水分のとり方
血流を良くして老廃物を排出するためにも、プチ断食中は1日2リットル以上の水分補給が大切です。しかし、水分は意識しないとなかなか飲めないものです。人によってはスポーツ飲料やジュース、場合によってはビールなどアルコールを飲んで水分にカウントしているなんて人も。
これはとんでもない間違いです。特に、スポーツ飲料やジュース類はカロリーが高くプチ断食中の体に即時吸収され体脂肪に変わるため、絶対にNGです。また、水やお茶に氷を入れると体を冷やし、その分代謝が落ちてプチ断食効果は半減します。
もちろん、アルコールなどは言語道断。水分のとり方を間違えると、プチ断食で痩せるどころか太る一方、あるいは体を壊して終了ということに。
プチ断食中はノンカロリーの水かお茶、あるいは温かいハーブティーなど無糖の飲み物がお約束。アルコールなど言語道断です。
「お酒が好きで、飲むと食べなくても平気なので、プチ断食行けるんじゃないかと思いつき、自己流で「梅酒断食」をやりました。夏の暑い盛りだったので、冷たい梅酒だけ飲んでの3日間は最高。2日目には何と体重2キロ減で大喜びしていたのですが、3日めの朝、いきなり目の前が真っ白になって、ベッドから起き上がれなくなりました。夏というのに、雪山にいるみたいに体が寒くて。すっかり怖くなって即刻中止。リカバリーが大変でした。やっぱり断食をナメたらダメだと痛感しました」(23歳・専門職)
デメリットの鬼!調子に乗って自己流プチ断食を逸脱
プチ断食をすると代謝の良い人は1、2日で1kgほど体重が減ることもあります。しかし、これは固形物を摂っていないことや、宿便などの老廃物が排出された結果であることが多く、脂肪そのものが減ったことではない場合が少なくありません。
自己流プチ断食の怖さは、「意外とつらくない、これなら1週間ぐらい食べずにいても平気かも、そうしたらもっと痩せるかも」などと自己判断で逸脱して自己流で本断食をしてしまうことです。
これは最も危険な行為。1日1キロ近く、すごいスピードで痩せていくのは最初だけ。あっという間にエネルギー切れを起こし倒れることがほとんどです。健康的に痩せてこそ価値があります。不健康に痩せてもメリットはまったくありません。
「夏休みに自己流でプチ断食に挑戦。水分だけで5日がんばって3kg落としたけど、むちゃくちゃ体力消耗して、ひどい夏バテみたいな状態に。でも、かなり痩せた。満足だけど、寝たきりで遊びに行けなかった。1週間めまいで立ち直れなかった」(20歳・大学生)
「断食って突然やっちゃいけないって知らなかった。思いつきで始めたら、めまいと体力消耗でかなり怖い思いをしました。心臓に負担がかかってる感もすごかった。こんなことをするなら、小食にして運動して痩せた方が自分には合っていたので、断食系は以後一切やらないことに」(24歳・派遣社員)