戦国大名・伊達政宗の城下町として栄えた宮城県・仙台と、風光明媚な観光名所が集まる松島。政宗ゆかりのスポットはもちろん、海鮮や牛たん、ずんだスイーツといったグルメ、そして温泉も楽しみたい・・・。そんな初めて訪れる方でも十分楽しめる筆者考案の仙台・松島観光のモデルコースをご紹介します。

仙台と松島ってどんな街?

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

仙台は東北地方を代表する都市で、宮城県の県庁所在地。美しい木々が立ち並んでいる街並みで、伊達政宗が植林を奨励したことから「杜(もり)の都」と呼ばれています。伊達家ゆかりの史跡を巡る観光を楽しんだり、繁華街・国分町や一番町で、牛タン、三陸沖の海の幸などのグルメを味わえます。

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また松島は、京都・天橋立や広島・宮島と並んで日本三景のひとつと呼ばれる景勝地。大小260余りの島々が浮かんでおり、伊達政宗を祀る寺院やカキ、アナゴといった海の幸、さらに天然温泉が湧くホテルもあり、絶景や歴史、グルメを堪能できます。

仙台と松島のまわり方

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

仙台市内を観光するなら、周遊バス「るーぷる仙台」を利用するのがおすすめ。仙台駅西口を起点に9時~16時の間で15~20分ごとに運行しており、瑞鳳殿(ずいほうでん)や仙台城跡、定禅寺通(じょうぜんじどおり)など、主要観光地を巡ります。

運賃は1回乗車で大人260円、こども130円。Suicaなどの交通系ICカードも利用できますが、何回か乗車したり、早く効率よくまわりたい方は、「るーぷる仙台・地下鉄共通一日乗車券」を利用するのもおすすめ。仙台駅西口にあるバスターミナルの案内所や地下鉄の駅の窓口などで販売していますが、「るーぷる仙台」以外の路線バスは乗車できないのでご注意を。

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また松島へは、仙台駅から仙石(せんせき)線を利用するのがおすすめ。高城町(たかぎまち)、石巻(いしのまき)行き方面行きの電車で約40分で最寄りの松島海岸駅へアクセスできます。

さらに仙台と松島を観光する際にお得な「仙台まるごとパス」を利用するのもおすすめ。仙台駅から松島海岸駅間などJRの一部路線や、仙台市営地下鉄、るーぷる仙台、仙台市営バスの全線などが2日間乗り放題。一部の観光施設や飲食店で割引などのお得な特典を受けられるので、ぜひ利用してみて。

【仙台まるごとパスの情報】
<電話番号>
050-2016-1600(JR東日本 お問い合わせセンター)
<料金>
おとな2,720円、こども1,350円
<対象エリア>
JR、仙台空港鉄道、るーぷる仙台、仙台市営バス・地下鉄、宮城交通バスと阿武隈急行の一部路線
<主な発売箇所>
仙台駅、松島駅、松島海岸駅などJRみどりの窓口のある駅、びゅうプラザなど
※詳細は公式HPでご確認ください。

【1日目】松島島巡り観光船に乗って松島を散策しよう!

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

最初は松島の島々を巡る松島島巡り観光船に乗りましょう。季節によって異なりますが、9時~16時までの間で1日8便運航しており、潮風を浴びながら大小さまざまな島を間近で見ることができます。

9:30 松島海岸駅に到着

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

旅の始まりは、JR仙石線の松島海岸駅から。2021年12月に駅舎をリニューアルしており、展望スペースやお土産屋、カフェが入っています。ここから本日宿泊する宿へ移動します。

9:40 松島センチュリーホテルに荷物を預ける

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

松島海岸駅から15分ほど歩くと、今回宿泊するホテル「松島センチュリーホテル」に到着。松島観光桟橋や福浦橋、観光船、瑞巌寺(ずいがんじ)といった名所に近く、松島観光の拠点にしたい方におすすめの宿です。

10:00 松島島巡り観光船に乗船

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

ホテルで荷物を預けたら、松島の散策をスタート!松島観光桟橋から「松島島巡り観光船」に乗りましょう。今回筆者が参加したコースは「仁王丸コース」。鐘島(かねじま)や仁王島(におうじま)など、松島湾にある島々を約50分かけて周遊します。

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

座席は1階と2階があり、2階のグリーン客席は、追加料金として大人(中学生以上)600円、小人(小学生)300円を支払えば利用できます。ラウンジや展望デッキも利用でき、有意義な船旅を楽しめます。また船内にフリーWi-Fiや電源コンセントも完備しており、スマホを充電したい方もおすすめです。

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

出航してから約3分経つと、クジラ島とカメ島からなる双子島(ふたごじま)や千貫島(せんがんじま)が見えるほか、約12分後には鐘島(かねじま)が見えます。4つの穴に打ち寄せる波音が鐘のように聞こえることからこの名が付けられました。

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

2011年の東日本大震災の津波で崩落した「小藻根島(こもねじま)」を経由して見えてくるのが、「仁王島(におうじま)」。松島を代表する島で、島の形が仁王像に似ていることから名付けられました。

杜の都・仙台&日本三景・松島を満喫♪1泊2日の観光モデルコース
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

さらに先へ進むと、灯台の役割を担っていた島「水島(みずしま)」や桂島(かつらしま)、野々島(ののしま)といった島も見ることが可能。航行中運が良ければ、ウミネコが飛んでいる姿も見ることができますよ♪ただし、餌付けNGなのでご注意を。