【1日目】松島さかな市場で絶品海鮮丼を食べよう!
観光船で島巡りを楽しんだところで、ランチを食べに行きましょう。今回筆者が訪れたのは、観光桟橋から少し歩いたところにある「松島さかな市場」。マグロやカツオ、フカヒレなど、約1,500種類の海の幸を取り扱っており、海鮮丼やお寿司といったグルメを楽しむのはもちろん、お土産も買うことができます。
11:00 松島さかな市場で海鮮ランチを堪能!
お食事を提供しているのは、1階にある寿司・丼コーナーと焼きものコーナー。イクラやエビ、マグロなどをトッピングした海鮮ちらし丼(税込1,800円)をはじめ、まぐろ大漁丼や、松島産のカキが入ったクリームコロッケをサンドした松島かきバーガー(税込400円)など、宮城の海の幸を堪能できます。
また2階のラーメンコーナーでは、あら汁を取り扱っています。丼や寿司を注文すると、50円引きで食べることができます。この他にも、ホタテやカニなどをトッピングした海鮮塩ラーメン(税込850円)や、気仙沼産のフカヒレをトッピングしたふかひれラーメン(税込1,600円)もおすすめですよ♪
さらにお土産として、海の幸の惣菜を買いましょう。銀鱈の西京漬(1袋・税込680円)や、金華さばの干物(1枚・税込600円)、いわしのうま辛漬け(1袋・税込300円)など、宮城近海でとれた海の幸が手に入ります。宅急便で送ることができるので、ぜひおうちで食べてみては。
【1日目】伊達政宗ゆかりの建造物や寺院を見学しよう!
月見の名所として有名な松島。その中で松島には、東北を代表する戦国大名・伊達政宗(だてまさむね)をはじめとした伊達家ゆかりの建造物や寺院があります。
仙台藩二代藩主・伊達忠宗(だてただむね)は、江戸にあった藩邸を迎賓の地として移築し、観瀾亭(かんらんてい)としたほか、仙台藩の安定を願うため、以下で紹介するような寺社を各地に造営しました。
12:00 伊達家の菩提寺「瑞巌寺」を参拝
観光桟橋から少し歩いたところにある「瑞巌寺(ずいがんじ)」。正式には「松島青龍山瑞巌円福禅寺(まつしませいりゅうざんずいがんえんぷくぜんじ)」といい、国宝に指定されています。平安時代、僧侶・円仁(えんにん)によって開創された寺院で江戸時代初期、伊達政宗が約5年の歳月をかけて再興しました。
境内を歩くと、中門(ちゅうもん)に到着。寺院で唯一「柿葺き(こけらぶき)」と呼ばれる日本の伝統的な屋根葺き手法を用いており、政宗が命じて作ったといわれています。
本堂を見たい方は、庫裡(くり)と呼ばれる建物から入ります。大屋根にのった入母屋造(いりもやづくり)の煙出が印象的で、唐草模様の彫刻や花肘木の装飾などに特徴があります。
本堂は江戸時代初期に完成。堂内には絵師・狩野左京(かのうさきょう)が描いた孔雀の襖絵や彫刻を見ることができるほか、上段の間には梅竹の障壁画とあわせて甲冑を着た伊達政宗像も展示されています。
12:30 数珠作り体験もできる「円通院」を参拝
瑞巌寺に隣接する寺院「円通院(えんつういん)」。19歳でなくなった伊達政宗の孫・伊達光宗(だてみつむね)が祀られています。また石庭や遠州の庭、バラの庭なども見どころで、秋になると紅葉のライトアップが行われます。
本堂は江戸時代前期、伊達忠宗が解体移築した建物。萱葺き屋根に特徴があり、禅寺らしい落ち着いた雰囲気を感じられます。堂内には町の文化財に指定された観世観音菩薩座像(かんぜかんのんぼさつざぞう)も祀られているので、ぜひ参拝しましょう。
境内を少し歩くと、三慧殿(さんけいでん)が見えてきます。建物内には束帯姿の伊達光宗像が祀られており、洋バラやスイセンといった花やダイヤ、クローバーといった絵柄の装飾も見ることができます。
円通院に来たらぜひ体験したいのは、オリジナルの数珠作り(1回・税込1,000円~)。プラスチックやガラス、天然石の素材から作ることができ、天然石で作る場合は選んだ石について説明を受けることができます。ぜひお気に入りの数珠を作ってみましょう。
あわせて縁結び観音に参拝するのもおすすめ。今までに縁がなかった人を取り持つ観音菩薩です。1体500円の縁結びこけしに名前と願い事を書いて、恋愛成就などを祈願してみては。
14:00 縁結びにもご利益がある橋に注目!「五大堂」を見学
松島湾に浮かぶお堂「五大堂」。平安時代、最初の征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が建てた毘沙門堂がはじまりといわれています。お堂には、龍や虎といった十二支の彫刻が描かれているので、ぜひチェックしてみましょう。
また五大堂にかかる「すかし橋」も注目。橋げたの隙間から海を見ることができます。こちらは「縁結びの橋」とも呼ばれており、一緒に手を繋いで歩くと恋が実るといわれています。