ストレス社会に生きる現代人は常に「過緊張」状態にさらされています。

携帯電話、SNSなど情報共有が便利になった一方で、脳はいつも刺激されることで「刺激」はストレスに変換され、慢性化や長期化、カラダのこわばりも重なり、心の病に悩む人も増えています。

リラックスするには「緩める」ことが不可欠。

そこで今回は筋肉、呼吸、感情、判断力における緊張を緩めるのに最適な「ヨガニドラー」について分かりやすく解説します。

ヨガニドラー瞑想とは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

「ヨガニドラー」は仰向けの状態で意識を覚醒したまま行う瞑想です。

「ニドラー」はサンスクリット語で「眠り」を意味します。

本当に眠るわけではないですが、人によっては睡眠以上の心地良さを実感できるヨガなのです。

講師の声のガイドを聴きながら、ヨガ特有の呼吸法を練習、身体や五感を意識しながら集中を深めていきます。

そうして心の深いところに働きかけることで「過緊張」やストレス、イライラ、不安感を解き放つことができるのです。

ヨガニドラー瞑想で得られる4つの効果

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ストレス解消

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガ二ドラー瞑想を行うことで緊張が緩和され、イライラや不安感の払拭など現代社会で陥りやすい不調を取り除くことができます。

瞑想中にはヨガの呼吸法を練習します。

それにより、自律神経のバランスが整い、さらにリラックスできるでしょう。

免疫力UP

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガ二ドラー瞑想を行うことで、ヨガの呼吸法によって呼吸が深くなります。

深い呼吸ができるようになると、横隔膜が上下に大きく動き、それによって体温が上がり、免疫力UPにつながります。

睡眠障害を改善

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガニドラーには「ボディスキャン」という技法を用いる時間が出てきます。

これは身体のパーツを細かく意識していく方法ですが、自分自身への集中が高まります。

「髪の毛の生え際」など繊細なところまで意識していきますので、この時間に脳波が一気にまどろみ状態になり、そのまま眠ってしまうという方も多いです。

緊張状態では行えない「まどろみ脳」をヨガニドラーによって作り出すことができます。

深いリラックス状態から深い眠りへ。

睡眠不足でお悩みの方におススメの入眠方法です。

なりたい自分になる!引き寄せの瞑想

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガニドラーの最中に「サンカルパ」を唱える時間があります。

サンカルパはサンスクリット語で「誓い」や「願い」を表す言葉です。

まどろみ状態の時にサンカルパを唱えることで、無意識に制限している思考や行動パターンを解放、理想の自分になるための「願い」を引き寄せることができるのです。

ヨガニドラー瞑想のやり方

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

他の瞑想とは違い、インストラクターのガイドを聴きます。

瞑想は、常に頭の中を巡っている「過去の記憶」や「未来への不安」といった思考(雑念)をストップし、今この瞬間に意識を留めていくことですが、初心者には非常に難しいです。

しかし、ヨガにドラー瞑想は声のガイドに集中するだけで良いので、初めての人もやりやすい瞑想方法です。

またヨガニドラーは短いもので15分、長いと50分程度のものまであります。

生活スタイルに合わせて練習するとよいですよ。

お昼休みの15分に目をつむり、ヨガニドラーをすると脳の疲労がとれスッキリします!

午後も集中してお仕事や活動できるようになるのです。

瞑想としてのヨガニドラーのやり方

  1. 仰向けになり、できるだけ静かな場所であまり締め付けのない服装で行いましょう。
  2. 照明を暗くするか、目元にタオルを被せ、視覚による緊張を避けます。
  3. クッションやバスタオルなど、厚みのある物を腰や膝の下に入れ、長時間の仰向け姿勢を快適にとれるように工夫をしましょう。
  4. ヨガニドラーの最中、脳は眠る直前のまどろみ状態になります。一瞬眠ったような感覚になったり、目覚めたりを繰り返します。まるでガイドが波のように揺らいで聴こえてくるかもしれません。