あなたの周りには「独り言が多い人」はいませんか?独り言が多い人の性格や心理にはどういったものがあるのでしょうか。もしかしたらストレスなどが原因になっている可能性があります。今回はそんな独り言が多い人の心理に迫っていきましょう。
独り言(一人言)が多い人の心理9選
独り言(一人言)が多い人の心理①気分を紛らわせている
独り言が多い人はどういった心理を持っているのか、心理を理解してその人が何を考えているのかを確かめてみましょう。まず独り言が多い人の心理として見られるのが「気分を紛らわせている」です。これは何らかのストレスや、問題ごとを抱えていてなるべく考えないようにしたいと言う心理の表れなのです。
例えば、仕事で失敗をしてしまった、学校で怒られてしまった。など独り言が多い人の中には何かトラブルやストレスが自分の身に降り注いでしまったことによって、一時的に自分の気持ちを落ち着かせるために独り言が出てしまうことがあるのです。これは本人の性格にも左右されやすいことです。
独り言(一人言)が多い人の心理②考え事
独り言が多い人は、物事を考えすぎていて自分の頭の中で整理しきれていない人もいるのです。こういったタイプの人は、頭の中がごちゃごちゃになっていることもあり、特に計算系の仕事や勉強をしていると独り言になって出てしまうことも考えられます。本人は意識していないことがほとんどです。
独り言(一人言)が多い人の心理③安心感を得たい
独り言が多い人心理として考えられるのが「安心感」でしょう。独り言が多い人は心理的に何か問題を抱えていることが多いと言われています。「独り言(一人言)が多い人の心理①」でも述べたように、独り言によって緊張やストレスを落ち着かせて、自分を安心させたいのです。
これは日常的ではなく、一時的にも「独り言」が起こることもあります。誰しも、ものすごく緊張していたり、不安で仕方がないときに気づいたら独り言を言っていた!なんてこともあるでしょう。
独り言(一人言)が多い人の心理④構ってちゃん
独り言が多い人の心理には誰かに愛されたい、相手にしてほしいと言った「自己顕示欲」の表れである可能性があります。本人はそれほど意識していないのですが、「独り言」によって周囲に自分のことをアピールしようとしているのです。実際、独り言に答えてしまう人は少なくないでしょう。
独り言(一人言)が多い人の心理⑤とても集中している
とても物事に集中していて、自分以外が目に入っていない場合、独り言が多くなってしまうことがあります。こういった心理の人は自分の世界に入り込みやすいタイプの人で、一度入り込んでしまうとなかなか周囲の人に気を配れなくなってしまうのです。独り言を自覚していたとしてもやめられないことがほとんどです。
独り言(一人言)が多い人の心理⑥寂しがり屋
独り言が多い人の心理として考えられるのが、「寂しがり屋さん」でしょう。これは他人とのコミュニケーションが苦手だったり人との交流の中で孤独感を感じやすい人に多い傾向があると言われています。自分にコンプレックスがあったりおしゃべりしたいのに言葉が上手く出てこないと言った悩みを抱えていることが多いです。
恥ずかしり屋さんだったり、人見知りをしやすい人も独り言が多いと言われていて、心理的に「寂しさ」を癒したいと感じてしまって、独り言と言った形になって出てくるのでしょう。またネガティブに捉えやすい人も、こちらの含まれます。
独り言(一人言)が多い人の心理⑦精神的な問題がある人
独り言が多い人の中には、精神的に何か問題を抱えている人も含まれます。ネガティブ思考も含まれると先程述べましたが、この延長戦でもあります。心理的に不安定になりやすく、心の病気の手前や心の病気を患っている人も独り言が多くなる傾向にあるのです。
自分の心理の中で、何か問題を抱えていて、自分を肯定し安心させたいがためにぶつぶつと独り言を言ってしまっているのかもしれません。ただし、中にはネガティブ思考が強くて独り言によって自分を追い込んでしまう人も実は少なくありません。
独り言(一人言)が多い人の心理⑧感情が抑えられない
独り言をしてしまう人の心理の一つが「感情を抑えることがでいない」です。何か長期的にストレスを抱えていたり、嫌なことをされたりしたことによって感情が抑えられなくなってしまうのです。これは「嫌なこと」に限らず、嬉しいことが今突然起こったときにも感情が爆発し、独り言に繋がることも考えられます。
独り言(一人言)が多い人の心理⑨自分自身を納得させたい
人は誰しも「初めてのこと」や「一人で行うこと」に関して不安に感じるものですよね。これでいいのか、この方法で間違っていないのかと不安感が抜けません。そう言った心理から自分を保つために、自分自身を納得させるためにも独り言と言った形をとってしまうのでしょう。
独り言(一人言)が多い人の性格の特徴は?
独り言(一人言)が多い人の性格①マイペースな人
独り言が多くなってしまう人の心理についてここまで見てきました。ではそう言った人たちはどういった性格的特徴を持っているのかをまとめて行こうと思います。まず考えられる性格が「マイペース」です。マイペースで自分の世界観が強い人ほど独り言が多い傾向にあります。
自分をきちんと持っているので、考え方も独特だったりきちんとした意見を持っていることが多いのです。周りの顔色や雰囲気を気にしないので、独り言をしていたと自分で自覚していても何ら気にとめないのが、マイペースな人の特徴です。
独り言(一人言)が多い人の性格②プライドが高い人
独り言が多い人の性格として考えられるのが「プライドの高い人」です。プライドが高くなってしまう人は自分から誰を頼ったり、誰かに助けを求めたりできません。自分から誰かを頼ることに抵抗感を感じたり、恥ずかしくなってしまうのです。それによって無意識のうちに独り言となって助けを求めるのでしょう。
誰かに自分が困っていること、助けてほしいと言う思いに気づいてほしいのでしょう。しかし周囲の人からは「構ってちゃん」としてとらえられやすく、めんどくさいから放っておこうと思われることも多いので損してしまいます。
独り言(一人言)が多い人の性格③承認欲求が強い人
人は誰だって「認められたい欲求」を、多かれ少なかれ持っています。自分の存在、自分の能力など認められたいと言う心理は誰しも抱えながら生きています。しかしこの「承認欲求」が一般的な人よりも強いタイプの人が独り言が多い傾向にあります。自分のことを周囲へアピールしたくて仕方がないのかもしれませんね。
職場で独り言(一人言)を言ってはいけない理由5選
言ってはいけない理由①周囲の人の集中力を削ぐから
職場などで独り言が多い人はいませんか?こういった人に対してあなたならどう感じるでしょうか?もし隣の人の独り言が多かったら、うるさくて自分の仕事に集中できなくなってしまうかもしれませんよね。本人にとっては何ともない独り言であっても、それを聞かされてしまっている周囲の人は集中力が削がれてしまうのです。
言ってはいけない理由②聞いていてイライラするから
職場での独り言が良くない理由として集中力が削がれると述べました。削がれるだけにとどまらず、そのままいつまでも改善が見られないと次第に周囲の人はイライラしてきてしまいます。独り言を言う人本人は自覚がないので、同じことを何度もつぶやいてしまうこともありますが聞いている人は内容もきちんと理解しています。
同じことを何度もつぶやいていたり、取り留めのない独り言をずっと半強制的に聞かされてしまう訳ですから、初めは許せていても次第にイライラして、仕事に支障をきたすかもしれませんよね。
言ってはいけない理由③やばい人だと思われてしまう
良く都内の電車などで一人で誰かに話しかけている人を見かけることがあるでしょう。そう言った人に対して、一般的な人が思うのが「頭のおかしい人」や「やばい人」です。ましてや職場ですから、「職場にやばい人がいる」と思われてしまう可能性がぬぐえません。
言ってはいけない理由④トラブルの原因になる
職場で独り言が好ましくない理由としてあげられるのが「トラブルの原因」になることです。本人に自覚がない場合、どうしてトラブルになってしまうのか、なぜ周囲の人から文句を言われなくてはならないのかと本人も不満を抱えてしまいます。それによってすれ違い、トラブルに発展してしまうのです。
言ってはいけない理由⑤部署を変えられてしまう可能性
先程述べたように独り言は「トラブルの原因」に繋がってしまいます。やがてそのトラブルによって周囲の人からの不満などによって職場で部署を変えられてしまう可能性があるのです。一人の人が原因によって、部署全体の雰囲気が悪くなるのだと思われてしまって避けられたり場所を変えられてしまうことは珍しくありません。
独り言が原因で人に避けられてしまったり嫌われてしまうことがあるでしょう、しかし自覚のない本人にとってはなぜなのか全く理解できません。
独り言が多い人が身近にいた時の上手な避け方・対処法5選
①独り言に対して相づちをうってみる
もしも自分の身近な人が独り言の多いタイプの人間だったとき、どのように対処したらいいのでしょうか?まずそれ程関係性が悪くない人ならば、さりげなく相槌をうってみましょう。独り言の多い人は自覚がない人がほとんどですから、「誰かに聞かれていた」と言う事実を突き付けてあげるのです。
また、心理の中でご紹介した「構ってちゃん」や「承認欲求」と言うのがありました。そう言ったタイプの人に対しても「相槌をうつ」と言うのはとても有効的です。
②話しかけられたことを装って「どうしました?」と話しかけてみる
こちらも先ほど述べた「相槌をうつ」と同様に、独り言が多い人にこちらから話しかけることによって「自分の独り言を自覚させる」ことが可能になります。独り言であることわかっているうえで、自分が話しかけられたのだと装って話しかけてみましょう。
③どうしたの?と心配してあげる
独り言が多い人の中には、ストレスだったり仕事で何かミスをしてしまったことによってパニックに陥っている人もいます。もしも独り言の内容が助けてほしいような内容だったら「どうしたの?」と素直に助け舟を渡してあげましょう。そう言った人は一時的な独り言であることがほとんどですので解決されれば問題ありません。
④素直に伝えてみる
もしも独り言が煩くて、自分が集中できなくなってしまっている状況ならば、一度きちんと言葉で伝えてみましょう。何度も述べてきたように独り言を言ってしまう人は自覚がありませんから、注意されて初めて自分の独り言に気づくことも少なくないのです。迷惑になっているのであれば一度素直に伝えてみてください。
⑤喋れないような状況を作ってしまう
注意すると角が立つし、変にもめ事を起こしたくない!と言うのであれば「独り言が言えない状況を作る」のも有効的な手段です。差し入れなどの名目で「アメ」や「ガム」などを上げて食べさせていれば、物理的に独り言が言えなくなりますから、ある程度独り言を減らすことができます。