コーヒーは刺激物だから、胃腸に悪いと思っている人もいるのでは? コーヒーを飲むと胃がむかむかしたり、なぜかトイレにこもりたくなってしまったり……なんていう人もいらっしゃるでしょう。

ところが、実際にはコーヒーを飲むことで、腸内細菌叢のバランスを整えることが可能になるのだそう。本記事では、腸内環境を整えるメリットとコーヒーと腸活の関係について調べてみました。

いますぐ腸活するべき3つの理由とは?

【コーヒーで腸活!?】コーヒーで腸内バランスを整えるべき3つの理由
(画像=Cafendより引用)

腸内環境を整える活動をすることを、「腸活」と呼びます。目に見えない部分であるため意識しにくいかもしれませんが、腸活で得られるメリットを知れば、いますぐにでも腸内バランスを改善したいと思うはず。腸内細胞叢のバランスを整えるべきメリットはじつにたくさんありますが、ここでは主に3つの理由をご紹介します。

太りにくくなる

腸内ではさまざまな物質が生成されていますが、短鎖脂肪酸もそのひとつです。善玉菌が食物繊維等を取り込むと、脂肪細胞の肥大化を防いでくれる短鎖脂肪酸が生まれます。また、腸内細胞のバランスが整うと、基礎代謝をアップさせることができるため、太りにくくなるというメリットがあります。

病気にかかるリスクを低減する

腸が正常に機能して調子が良いと、便秘にはなりにくいもの。便秘が続くと腸内に悪玉菌が増えて、さまざまな有害物質が発生します。中には、発がん物質や発がん促進物質として知られているものも生成されるため、大腸がんを引き起こすことも。さらに、腸と脳は相関関係にあります。腸が健やかであれば身体面はもちろん、精神面にも良い影響があり、うつ病などの精神疾患を改善する可能性があるといわれています。

免疫力が高ければ、ウィルスやアレルゲンから体を守ることができます。じつは、免疫力のもとである免疫細胞の70%ほどが、腸で作られているのだそう。腸内バランスが良い状態を保つことで、ストレスに強くなるだけではなく、免疫力を高めて病気にかかりにくい強い体を手に入れることが可能です。

美肌を作る

腸内の悪玉菌が増えると、フェノール類やパラクレゾールといった毒素が腸に蓄積します。それらの毒素が血液に乗って全身に行き渡ると、皮膚細胞に作用して肌荒れの原因に。皮膚病や吹き出物のないつるつるの美肌を目指すのであれば、腸内にいる細菌のバランスを改善することが必要です。