【腸活の仕方】コーヒーで腸内環境を整えよう
コーヒーが腸にもたらす影響とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
コーヒーを飲むと腸内細菌の種類が豊富に
2019 年に米国消化器病学会で発表された研究では、コーヒーに腸内環境を改善する可能性があることが明らかになりました。米ベイラー医科大学消化器内科准教授らが34人を対象に行ったこの研究では、1年間に渡って1日2杯以上のコーヒーを飲んでいた人の場合、まったく飲まなかった人や1日1杯しかコーヒーを飲まない人に比べると、腸内細菌叢のバランスが良かったのだとか。
さらに、コーヒーをよく飲む人の腸内には、さまざまな種類の腸内細菌が均一に分布しているため、炎症に強い傾向があるとのこと。どうしてコーヒーが腸に良い影響を与えるのかはまだ不明ですが、コーヒーに含まれているポリフェノールなどの成分が細菌の代謝に関わっているためだといわれています。
ただし、コーヒーが苦手な人や飲むと体調が悪くなる人などが腸内環境を良くするため、健康効果を得たいがために無理をしてコーヒーを飲むことはありません。そのような場合には、違う方法で腸活をすることをおすすめします。
コーヒーは1日2,3杯程度に
どんなに体に良いといわれることでも、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」です。腸内環境のためにコーヒーを飲むのであれば、1日2,3杯ほどに止めておきましょう。一般的にコーヒー1杯(150ml)には、およそ60~90mgのカフェインが含まれています。
欧州食品安全機関(EFSA)によると、1日のカフェイン摂取量目安は成人で約400mg未満とのこと。カフェインはお茶やチョコレート、薬剤などにも含まれていますから、コーヒーを浴びるほど飲むと1日のカフェイン摂取量を軽く超過してしまうことに。コーヒーは腸に良い影響を与えますが、飲みすぎると胃痛や頭痛を引き起こすなど、カフェイン中毒になる恐れがあるので注意しましょう。
コーヒーを飲んで健やかな体に
適度にコーヒーを飲むことは、体に良いだけではなく、腸にも良いことがわかりました。しかし残念ながら、コーヒーさえ飲んでいれば万事OKという訳ではありません。腸内環境を整えるためには、食習慣の改善や適度な運動をすること、働きすぎな腸を休ませてあげることなども大切です。腸に良い生活は健やかな体作りに繋がりますから、コーヒーを飲む習慣を取り入れて、楽しく腸活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
提供・Cafend
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