神奈川県西部の山北町にある「洒水(しゃすい)の滝」をご紹介します。名水百選にも選ばれているこの滝は、雄大な山の中で清らかに流れており、その空間はまさに秘境。人気の観光スポット丹沢湖の近くにあり、アクセスも良く、フラッと訪問可能なのもいいところ。
空間そのものが魅力
「洒水の滝」と書いて、「しゃすいのたき」と読みます。滝は、神奈川県足柄上郡山北町(やまきたまち)に位置しています。丹沢湖からも車で約20分と近く、合わせて楽しめます。
散策の所要時間は、じっくり見て1時間弱です。駐車場が用意されているので、そこから徒歩で滝まで向かいます。道中はきれいに整備されており、歩きやすい道となっています。
滝は昭和の名水百選に選ばれています。滝つぼから流れる水は透明感バツグンで、見ているだけで癒されます。滝を取り囲む森や澄んだ空気を、体いっぱいに感じ取ることができます。
それではさっそく以下より、滝での楽しみ方を五つご紹介していきます!
【1】木のトンネルを歩く
駐車場に車を停めて、道順に沿って歩いて行くと、さっそく涼しげな散策路が現れます。胸いっぱいに美味しい空気を吸って、歩いていくと気持ちが良いです。
案内板もありますので、念のため現在地を確認することもできます。ただし、そこまで複雑な道のりではありませんので、迷う心配はご無用です。
【2】展望台から滝を眺める
道なりに進んでいくと、森が深くなっていきます。ダルマの石像が出てきたら、展望台の近くです。階段を登ってみましょう。
木々の間から、滝が流れている様子を鑑賞することができます。この近辺は丹沢山地と呼ばれ、季節ごとに美しい山々を堪能することができます。
【3】湧き水を飲む
名水百選認定書の石碑ちかくに、水汲み場があります。ひしゃくが用意されていますので、気になる方は飲んでみましょう。とても柔らかく飲みやすい湧き水です。
水汲み場に限らず、いろいろなところからお水が湧き出ているため、それらを観察してみても面白いです。
【4】赤い橋と滝を堪能する
赤い橋が見えたらゴールです。橋の赤色、森の緑、そして滝がマッチして、趣のある雰囲気となっています。
ちなみにこの滝では、鎌倉時代に文覚上人という方が、百日間も滝に打たれて修行を積まれたという逸話が残っているそう。
【5】滝沢川と触れ合う
滝つぼから水が流れ出し、滝沢川をつくっています。川底がしっかり見えるくらいの透き通った水に、あっと驚きます。
川の水と触れ合えるような場所もありますよ!帰りは、元来た道を戻ります。
筆者はゆっくり遊んで、約1時間弱の滞在となりました。散策路全体がマイナスイオンに包まれているように感じ、とにかく全体が神聖なスポットで、何度もリピートしたいくらいおすすめです。