疲れが溜まるとイライラしてしまう原因とは?
疲れが溜まるとイライラする人は多いですよね。些細なことでもすぐに怒ってしまったり、集中できなくなったりすることがあります。ではどうして疲れると人はイライラするのでしょう?疲れていなくても怒りっぽい人はたくさんいますが、怒りっぽい人はまた別として、人は疲れが溜まると自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経が乱れると、精神的にも身体的にも大きな影響が出てしまいます。
自律神経は交感神経と、副交感神経でバランスを保っています。このバランスが崩れると、体に不調が出てさまざまな不調がおきます。いろいろな不調が体に現れると疲れが溜まりやすくなり、イライラしてしまうのです。
ストレスとは
ストレスとは外部からかかるさまざまな負荷により、精神的にも身体的にもダメージを受けてしまうことです。ストレスの感じ方は人それぞれですが、自分が苦痛に思うことを我慢することでストレスが溜まり、体に悪影響を及ぼす可能性があります。嫌なことを我慢することは、自分の気持ちや考えをムシしてしまうのでストレスがどんどん蓄積されていきます。その蓄積されたストレスの行き場がなくなると体や精神に大きな影響が起こる可能性があるので、いろいろ我慢しがちな人は注意が必要です。
ストレスの原因
ストレスの感じ方は人それぞれ違うので原因はさまざまですが、ストレスには種類があります。ここではストレスの種類を紹介していきます。
精神的な要因
精神的な要因は人の目には見えないものです。会社や学校での人間関係、家庭内での夫婦関係、また転勤や引っ越しなどで環境が変わる変化などが挙げられます。中でも1番ストレスを感じることが多いのは人間関係です。人それぞれ性格が異なりますので、自分に合わない人と付き合って行くのはストレスが溜まりますよね。ストレスが溜まりやすい人はいろいろ一人で悩んでしまう傾向にあるので一人で悩まないように相談相手などを見つけるとよいでしょう。
物理的な要因
ストレスの物理的な要因は天気、気温、温度差、騒音、空気の汚染による環境の影響です。天気が悪いと外に出るのがストレスになる人もいるでしょう。暖房が暑すぎたり、冷房が寒過ぎるのも体によくないためストレスがかかってしまいます。家での騒音に悩んでいる人は家に帰るのがイヤだったり、眠れなかったりすることもありますよね。このような悪い環境がストレスを引き起こしてしまいます。
生物的な要因
生物的な要因は人間が生きていることで感じるストレスです。疲労、睡眠不足、栄養不足など、生物的な要因がストレスを蓄積させていく可能性があるのです。このようなストレスが溜まると体が休まらないのでイライラの原因に繋がってしまいます。ストレスを感じていなくても体は正直です。疲れが溜まりやすい人や、イライラが最近増えたと感じる人はしっかり休息を取ることをオススメします。
いいストレス
ストレスの中にも「いいストレス」と「悪いストレス」があります。「いいストレス」は、自分にとっていい緊張感を感じているときが「いいストレス」です。「明日の子供の運動会が楽しみだな」「去年より成長したかな」「リレーで転びませんように」と緊張しながらも楽しみにしていることはいいストレスなのです。
悪いストレス
「悪いストレス」は自分の気持ちが落ち込み嫌な気分になるときです。「明日の運動会で〇〇ちゃんのママと話すのが面倒だな」「雨で中止になったら仕事があるから次の日は見に行けない」など、心に不安が押し寄せると「悪いストレス」になってしまいます。
ストレスが溜まり過ぎるとどうなる?
少しのストレスであれば、あまり影響を感じない人が多いですが、ストレスが溜まり過ぎると体や心にさまざまな影響が出てきます。ストレスや疲れでイライラなどの自覚症状が出てきたら注意が必要です。
体に起きる症状
ストレスによる身体的な症状は下記のような症状です。
・頭痛 ・肩こり ・耳鳴り ・眠りが浅い、または眠れない ・動悸 ・手の震え ・便秘、または下痢 ・疲れやすい、または疲れがとれない ・暑くないのに汗がでる
心理的な症状
心理的な症状は精神的なことに影響する症状です。
・イライラする ・精神的に不安になり、自分の感情をコントロールできない ・なんとなくやる気が出ない ・集中力がない、または続かない ・気分が落ち込み、突然悲しくなる
行動に影響も
ストレスが溜まりすぎて、体調不良が進行して行くと自分でも自覚できるような行動的症状が現れます。
- 外に出たくない
- 仕事や学校でミスが増える
- 物にあたる
- 言葉が乱暴になる
- 笑わなくなる。楽しく無くなる
- 頭がぼーっとして考えがまとまらなくなる