<山下智子さんのメイクレッスン>
雑誌や広告、テレビなどで引っ張りだこのヘアメイク山下智子さん。気さくな人柄と確かな技術で、田中みな実さんや宇垣美里さんなど美容賢者が信頼を寄せる、業界をけん引するヘアメイクアップアーティストのひとりです。

元気で機嫌が良く見えるベースメイク編、眉毛編、アイメイク編に続いて、今回は仕上げのチークとリップです。
◆チークは、ひと昔前より高い位置に入れるように
●使ったコスメ:SUQQU(スック)「ブラーリングカラーブラッシュ」05想紅(おもいくれない)
――最近のメイクを見ていると、チークを入れる場所が変わりました?
山下智子さん(以下、山下):変わりました。昔はほほの真ん中に入れていたと思うんですけど、それより高い位置になってますね。頬骨の角の高いところくらい。韓国メイクが好きな人たちだと、下まぶたのアイメイクと繋がるくらい高い位置にチークを入れたりもします。
あとは入れ方も変わって、入れているとわからないような、血色っぽい、ぼわっとぼかして入れるチークがいいと思います。ベースメイクで作った頬骨のつやのプリッとしたところに、血色がのってくるイメージです。
つやの位置よりも下の位置にチークを入れてしまうと、ほほも下がって見えてしまい、もったいないので。

山下:きゅって上がって見えますよね。最初に頬骨の上の角のところにふわふわと入れて、そのまま中心寄りにも少し入れるぐらいのイメージです。パウダーのチークの場合、付属のブラシは小さいものが多いので、大きなブラシを使ってふわっとしたタッチで軽く入れた方がナチュラルに仕上がります。