◆性産業のリスク発信する一方、風俗に誘導する業者説も

ひんぱんにポストがバズることで注目され、影響力も大きくなっていた「パキちゃん」ですが、その正体は謎に包まれたまま。

パパ活アプリやマッチングアプリ、チャットレディアプリなどに誘導するようなポストも多かったことから、「女衒のような業者ではないか」、「女性の性搾取を助長させている男性の可能性」などさまざまな憶測も寄せられています。

パキちゃん
(画像:パキちゃんX投稿より。現在は凍結)
一方で夜職だけでなく、法律や医療、恋愛、性などに関する知識も豊富で女性たちの悩みに寄り添っていた「パキちゃん」。

「たとえ正体が男でも業者でもパキちゃんのポストで救われたから残念」、「相談者が行政や医療、職に繋がる場となっていたパキちゃんのような存在は現代に必要」という擁護派も一定数いるようです。

「パキちゃん」は自身がアングラな手段でたくさんのお金を稼いでいることを発信しつつも、パパ活や夜職のリスクについて注意喚起していたことも事実です。

あくまで自己責任でリスクを承知の上で、それでもどこにも頼れず生きていく術がなければそういった手段でお金を稼ぐこともできるという提示の仕方をしていたことから「セーフティネットとして機能していた」という見方もあります。

◆「パキちゃん自身がグルーミングしていた」批判も

今回凍結された理由は「マッチングアプリへのリンク誘導ではないか」と推測されていますが、詳細はわかっていません。

ただ「弱者の味方のフリして体を売らせようとする女衒が凍結されるのは当然」、「あのアカウントをまともだと支持するような、物事の判断がつかない層の女性を狙って性産業に斡旋していたのが悪質」という否定派も少なくありません。

また未成年者に寄り添うフリをして性的に手なずけるグルーミング、つまりは子どもに手を出す大人を批判する発言をしていたパキちゃんでしたが、自身は未成年者が年齢をサバ読みして使用可能なパパ活アプリも紹介していたため、「パキちゃん自身がグルーミングしていたのでは?」という指摘もあります。