X(旧Twitter)で「パキちゃん」という名前でXのフォロワーが30万人ほどいたアカウントがあります。Xを使っている人なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

2月24日までに、突如としてこの「パキちゃん」アカウントが凍結され、X内では今なお話題になっています。

パキちゃん凍結
◆SNSの駆け込み寺としてバズった自称風俗嬢「パキちゃん」とは

「パキちゃん」とは本人の発信している情報によると、デリバリーヘルスとソープランドで働いている風俗嬢。風俗だけでなくパパ活、下着販売、メールレディなど性を切り売りする方法で生計を立てていることも綴っていました。語尾に「ゆ」や涙ぐんでいる独特の顔文字を使うことが特徴です。

風俗や水商売など“夜職”に従事していたり恋愛や性の悩みを抱えていたりする女性の相談に乗り、たびたびバズっていた「パキちゃん」。自身についても家庭環境の悪さや自殺未遂などをほのめかしており、同じような境遇にいる女性たちから共感も得ていました。

特筆すべきなのは、「パキちゃん」の質問箱に匿名で寄せられたユーザーからの質問や悩みに「パキちゃん」自身が回答するだけでなく、他のユーザーも反応してその悩みを救ってあげようというムーブメントになっていたこと。

夜職に従事する女性だけでなく、家庭内虐待やDV、うつ病、整形、妊娠、子育て、経済不安などさまざまな悩みや質問が投稿され、X上で専門職だとするユーザーが、行政や医療機関などのしかるべき相談窓口や手続きなど具体的な解決方法を提示してくれる流れも起きていました。

中には中高生からも質問が寄せられるなど、知識が乏しく、誰にも頼れない困難な状況に陥っている女性たちが気軽に相談できるSNSの駆け込み寺的な存在となっていた様子も。

また「パキちゃん」自身は、特に独身女性と不倫する既婚者男性や、未成年の女の子をグルーミングする成人男性、年の差結婚、毒親などに対して、厳しくバッシングしていたポストも散見されていました。