互いに8年ぶりの再会に感慨を隠せないコジマジックとしんいち。しんいちは率直に謝罪を述べるものの、コジマジックは台本通り「怒りモード」を遂行していく。
「あの時に俺が何であそこまでお前に対してキレたかわかる? ホンマにみんな少ない予算の中で動いてて、そこで3万円という提示を俺がしたじゃない。しんいちからしたら『たかが3万? こんだけ動いて?』って思うかもしれんけど、そのお金を作り出すことがどんだけ大変やったことかも知らないじゃない、お前は」
コジマジックは、ずっとかわいがってきた後輩に熱意が伝わってないことに腹を立てていたという。ドッキリとはいえ、8年間にわたって2人が疎遠だったことは事実だ。このコジマジックの訴えは本心だろう。
その後、しんいちが21年の『R-1グランプリ』(フジテレビ系)で優勝したことに話題が及ぶと、涙がこらえきれなくなるコジマジック。そんなコジマジックの姿に、しんいちも言えなかった言葉を吐き出すことになる。
「3万以外で引っかかってる部分があったんです。CDを発売するっていうので、作詞(の名義)をコジマジックさんで出来ひんのかな? って言われたときに、引いてもうたんです。で、『ヤバい人や』ってなっちゃいました。すごい怖い提案してくるなって思ったんです、当時」
実際には、サビ部分のフレーズを考えたコジマジックとの共同名義を提案したということだったというが、しんいちの言動にコジマジックは激怒。ペットボトルを投げつけて怒鳴りつけるに至った。
最終的には、スタジオも含めて「お金に汚いしんいちがクズ」「それを許した優しい先輩コジマジック」という形で丸く収まったかのように見えたが、放送後にはSNSなどではコジマジックの対応に違和感を覚える視聴者が続出。楽曲の作詞作曲というしんいちのクリエイティブに対して「報酬が3万円」「作詞は共同名義」という提案が完成後になされたことについて「やりがい搾取」であるという意見が相次いでいるのだ。