ホテルニューオータニ(東京)は8月17日(土)、夏休み中の子どもたち向けに「未来の食を考える、ホテルでSDGsワークショップ」を開催。⾷品会社5社と学べる、夏休みの自由研究にも最適なイベントだ。
昨年に引き続き、内容をアップデートして開催
1999年に食品ロス実質ゼロを実現するコンポストプラントを館内に導入し、近年では「大豆ミート」などの植物性代替食品=プラントベースフードを使った、サステナブルなメニューを館内レストランで提供するなど、「食のSDGs」に先進的に取り組んできたホテルニューオータニ。
昨年に引き続き2回目の開催となる夏のワークショップでは、新たにあづまフーズ、fabulaの2社を協賛企業に加えて、内容をアップデート。より充実した体験内容で、子どもたちの夏休みの宿題にも役立てられる。
授業や未来食ランチなど、充実の体験プログラムを用意
体験プログラムについて詳しく紹介しよう。学校での出張授業経験のあるスタッフによる小学生向けSDGs授業は、「未来の食」を考える2社が担当。⼤塚⾷品のパートでは、大豆絞り体験を通じて食品ロスを一緒に考える。ゴミから感動を作る新素材を開発しているfabulaは、白菜の廃棄物から作る、コンクリートの4倍強い素材など、驚きの新技術を紹介する。
さらに、ホテルニューオータニ副総料理長・太田高広さんが作る「未来の食」を使用した特製プレートを、ワークショップ中に試食できる。
大豆成分から植物性たんぱく質を抽出し、肉に見立てた「大豆ミート」を使用した「新東京バーガー」や、植物由来のバターを使用したスイーツなど、数多くの「未来の食」=プラントベースフードを材料としたメニューを提供しているホテルニューオータニ。太田さんはそれらの開発に積極的に取り組んでいるほか、小学校での食育の授業経験もあるという。
普段見られないホテルの裏側が見られる「コンポストプラント」見学ツアーも開催。
ホテルで1日出る約5tの生ごみがどのようにして循環していくのか、生ゴミを堆肥に変える「コンポストプラント」の見学、そしてその堆肥で作った作物が、ホテルの従業員食堂で提供しているというサイクルを案内する。
ワークショップのまとめとして、食品会社5社の主力商品のプラントベースフードを使って、ホテルのスタッフが利用する従業員食堂のメニューを考える時間も。
アイデアの中から料理長に選ばれたメニューは、実際に食堂で提供される。
学びを形として残せるホテルニューオータニのSDGsワークショップは、夏の思い出作りに親子で参加するのもおすすめだ。