街を歩けば数多くの「プログラミング教室」を見かける今、私達親世代が子どもの頃とは、時代が様変わりしたことを感じずにはいられません。
「小学校でプログラミングが必修化されたし、我が子もプログラミング教室に通わせた方がいいのかな…?」と悩んでいる人もいるでしょう。
でもその前に、【そもそもなぜプログラミング教育が始まったのか?】ご存じでしょうか?
この記事では、子どもにプログラミング教育が必要な理由やプログラミング教室で育まれる能力をご紹介。子どもがプログラミング教室に通うライターママが、どこよりも詳しく解説します!最後には、おすすめのプログラミング教室を4つのタイプ別にご紹介していきますよ!
子どもに合うプログラミング教室を選ぶには、「プログラミングとは何なのか?」親がしっかり理解しておくことが肝心です。お子様が時代に取り残されないよう、新時代を生き抜くスキルを授けてあげましょう!
1.子どもにプログラミング教育が必要な理由
この10年程で一気に増えたプログラミング教室。それだけ需要があることの表れですが、なぜ日本の子ども達にプログラミング教育が必要なのか、その理由をご存じでしょうか…?
実はそこには、日本の深刻なIT人材不足が関係していると言われています。
経済産業省が平成28年6月に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2030年には最大で78.9万人のIT人材が不足することが予想されています!ITニーズが急拡大する今、このままいくと日本は深刻なIT人材不足に陥ってしまうのです。
(引用:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果)
その一方で、既に子どもに対するプログラミング教育が盛んに行われている国も存在します!例えば、初等教育におけるプログラミング教育が最も充実しているイギリスでは、何と5歳からプログラミング教育が必修化されています。また、インドでは小学校低学年からプログラミング教育が導入されており、学校にもよりますが、10年程かけてHTML、XML,C++など高度な内容を学習します。
このような世界状況の中、国力を維持していくには日本ものんびりしてはいられません。
オックスフォード大学と野村総研の研究によると、【2030年までに既存業務の27%が自動化され、1660万人の雇用が代替される】とも言われています。IT強者が必要とされる時代が迫る中、【IT弱者が食うに困る時代】が来るかもしれません。
子ども達が将来豊かな生活を送るためにも、積極的にプログラミングを学んでおく必要があると言えそうですね。
では、プログラミング教室では一体どんなことを学び、どんな能力が育まれるのでしょうか?次では、我が子がプログラミング教室に熱中するライターママが、【プログラミング教室だからこそ育まれる能力】をレポします。
2.【ライターママの体験談】「プログラミング教室」で育まれる4つの能力とは
(1)プログラミングの基礎や考え方が身に付く!
プログラミング教室に通うと、プログラミングの「基礎」や「考え方」が身につきます!
「プログラミング教室って、C言語とか専門的な内容をするんでしょ?」と考えている親もいますが、幼児・小学生向けのプログラミング教室では、より基礎的な【ビジュアルプログラミング】を学ぶ教室が多いです。
ビジュアルプログラミングとは、その名の通り「視覚的に分かるプログラミング」のことを指します。ビジュアルプログラミングでは、難解なプログラムコードは一切必要なし。ドラック&ドロップなど簡単な操作でプログラミングができるため、子どもでもプログラミングの基礎や考え方を直観的に理解することができるのです。
この記事のおわりでは、ビジュアルプログラミングを教える小学生向け教室も数多くご紹介しています!是非最後までお読み下さい。
(2)物事を論理的に考えるクセがつく!
プログラミング教室では、【物事を論理的に考えるクセ=ロジカルシンキング】も身につきます!
実際にプログラミングを体験してみると分かりますが、プログラミングは【〇〇の動作をするにはどうすればいいか考える➡考えたことを試してみる➡失敗したらまた考える➡また試してみる】という、トライ&エラーの連続!間違えたからと言って癇癪を起していては一向に前に進まないため、嫌でも根気強く考えるクセがつきます。
具体的には、
- 物事の計画を立ててそれを実行に移す
- 難解な事柄を整理して分かりやすく表現する
- 自分の意見を相手に伝わりやすいよう工夫する
など、プログラミングを学ぶことで、物事をロジカルに整理してアウトプットする力が育まれるのです。
- ライターママのプログラミング小話!
- 小3の上の子はプログラミングを習い始めて1年ほどたちますが、目に見えて「ある変化」が起こりました。分からない問題にぶつかった時、人の話を注意深く聞き、それを踏まえてもう一度考えることができるようになったのです!中学受験用の難易度の高い算数問題を解く際、プログラミングを習う前までは、「ここ、間違っているよ。」と少し指摘されただけで癇癪を起す子でした。しかし、ロジカルシンキングを身に付けた今では、「この方法がだめなら、次。」というように冷静に考えることができるようになりました。
(3)問題解決能力が高くなる!
ロジカルシンキングにも通じる話ですが、プログラミング教室に通うと【問題解決能力】が飛躍的に向上します!
先にお伝えしたように、プログラミング教室でトライ&エラーを経験しているため、日常生活でも問題の原因を探りそれを解決する習慣が身につくのです。
- このやり方の何が間違っているのか?
- 間違いの原因を探るにはどうすればいいのか?
- 原因が分かったなら、どんな風に修正すればいいのか?
ただ闇雲に「分からない!分からない!」と騒ぐのではなく、目の前の問題に冷静に対処できる子に育ちます。
- ライターママのプログラミング小話!
- プログラミングを習い始めてから、「私より子どもの方が問題解決能力が高いじゃん!」と思うシーンが増えました。先日車をぶつけた際、「わ―!どうしよう!」と私が慌てていると、「まずパパに連絡して、その後JAFに連絡したら?」、「今日はもう遅いから、明日車屋さんに電話して修理できるか聞いてみよう。」、「そんなに傷は深くないから、ドアを丸ごと買える必要はないと思うよ。」と、一気に話し始めた時には驚きました…。真相は定かではありませんが、これもプログラミングの効果なのかな…?と、ちょっぴり嬉しくなりましたよ。
(4)創造力が広がる!
プログラミング教室は、子どもの【創造力】も大きく広げてくれます!
先にご紹介したビジュアルプログラミングはもちろん、ロボット制作を学ぶ教室などでは、子ども達は目を輝かせながら集中して作業をしています。
- ロボットを自分のイメージ通りに制作する
- お気に入りの写真やキャラクターを加工して動かす
- 自分がやりたいゲームを自分で作り出す
など、プログラミングは芸術にもつながる側面を多く持ち合わせる、クリエイティブな作業なのです!
- ライターママのプログラミング小話!
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いきなりですが、これは5歳の息子が作成したレゴのカメラです。彼はレゴブロックのロボットプログラミングが大好きで熱中しているのですが、何の見本もなく本物ソックリなカメラを作って見せてくれました!(レンズは可動式。フラッシュなど細かいところも再現されています。)「5歳児でこれが作れるのは、プログラミングで創造力が育まれたおかげじゃないか!?」と驚いています。(注:単なる親バカかもしれません…。)
いかがでしょうか?実際にプログラミング教室に通ってみて、子どもにとってはメリットしかありませんでした。デメリットがあるとすれば、熱中し過ぎるところくらいでしょうか…?
「うちの子もプログラミング教室に通わせたい」と思った方のために、次ではプログラミング教室の種類を解説!自分の子に合う教室はどのタイプか?検討してみて下さいね。