サルベージ・パーティの開き方
サルベージ・パーティは、ちょっとがんばればだれにでも開くことができるイベント。身近な友だちや同僚を集めてサルベージ・パーティを開いてみましょう!
1 【事前準備①】時間や場所を決める
レシピ考案および調理時間を含めると、2~3時間は必要です。試食の時間をゆっくりととりたいなら、もう少し長くしてもいいですね。
≪タイムスケジュール例≫
- フードロスについての説明(参加者へのパーティの趣旨説明):20分
- レシピの発案:20分
- 調理:60分
- 試食:30分
- 片付け:20分
(合計:2時間30分)
ガスコンロ、洗い場、基本的な調理器具、食器類などが必要なので、区民センターなど公共施設の調理室を利用するのも一案です。たとえば東京・江東区の総合区民センター調理室なら、定員48名と広々して使いやすく、9:00~12:00の3時間で利用料金3,000円(税込)とかなりリーズナブルです。
2 【事前準備②】参加者に詳細を伝える。主催者は基礎調味料などを準備する
時間と場所を決めたら、次は参加者に以下の内容をメールやグループLINEなどで伝えます。
≪参加者に伝えること≫
- 開催日時および場所
- 「自宅で持て余している食材1品」を持参してほしいこと
- 使わなかった食材、できた料理を持ち帰るためのタッパーなどがあると重宝すること
- 料理に参加する場合はエプロンなどの持参が望ましいこと
また、参加者のアレルギーの有無も事前に確認しておくと安心ですね。
持ち寄りの食材に関して、以下は避けたい旨も伝えましょう。
≪持参を避けたい食材≫
- 賞味期限、消費期限が過ぎているもの
- 手作りの食品
- 開封済みの加工品
- 保存方法が適切でない食品
- このパーティのために新たに購入するもの
同時に、主催者のほうでも準備を進めます。
≪主催者が用意できるといいもの≫
- 塩、醤油、砂糖、みりん、油などの基礎調味料
- 肉や魚などの生鮮品
肉や魚は、「持て余しているもの」に該当しにくいため、持ち寄る人がほとんどいないことが考えられるので、主催者が用意するといいでしょう。もちろん、手頃な価格なもので十分ですよ。
3 【当日①】レシピの考案
当日はまず、集まった食材をもとにレシピを考えます。グループに分かれて調理する場合は、レシピをイメージしながら食材を振り分けましょう。
参加者にシェフなど専門家がいる場合は、レシピ考案や食材の振り分けをお願いしましょう。
≪レシピ考案のヒント≫
- 麺類を丸めて団子状にしてみる
- レトルトカレーを調味料として使って「カレー味」にする
- 和のイメージが強い食材で洋風のメニューにチャレンジしてみる……など
4 【当日②】調理&試食
作るものが決まったら、いざ調理開始!サルベージ・パーティという趣旨からすべての食材を使い切りたくなるかもしれませんが、調理してみるとどうしても不要なものが出てくることがあります。その場合は、無理して全部使い切らなくてOK!それよりも、「食べ残しをしないこと」が大切なので、使い切れそうにない分は、次回のサルベージ・パーティに回しましょう。
料理が完成したら、あたたかいうちに試食開始。グループによって違うものを作っている場合は、ほかのグループの料理も試食させてもらうと楽しいですよ。
また、食べ終わった後にはみんなで感想を話し合ったり、覚えたいレシピをメモしたりする時間の確保もお忘れなく。
参加をきっかけに料理のレパートリーが増えたとの声も
サルベージ・パーティを開催してみたいけど、その前にまずは参加してみたい!という人は、フードサルベージのサイト上で告知されているサルベージ・パーティに参加するのも◎!
参加者からは、「いつも決まったメニューばかりだったけど、参加をきっかけに料理の幅が広がった」「残った野菜の活用方法がわかった」「いろんな料理教室に参加してきたけど、その中で一番楽しかった」「素材の活かし方がわかってうれしい」などの声も。参加してみたら、きっと新しい発見が得られるはずです。
【取材協力】
一般社団法人フードサルベージ
所在地:東京都渋谷区神泉町8-1 鈴屋ビルB1階 basement cafe No,F
提供・UpU
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