【向上心がない人の心理的特徴⑤】ネガティブ思考
向上心がない人の心理的特徴の5つ目は、ネガティブ思考なこともあります。
ネガティブ思考で、未来に対して悲観的な考えしか持っていないことから、今、向上心を高く持って頑張ることに意味を感じられないのです。
向上心を高く持って頑張って給料アップや出世を狙ったとしても、心のどこかで必ず自分は足元をすくわれてしまい、上手くいかなくなってしまうから意味がないと思い込んでいるところがあります。
良くとらえればこういった人は、現実の厳しさの意味を理解しているとも言えますが、あまりにも悲観的な考え方は、チャレンジ精神をそいでしまって、せっかくやってきたチャンスも逃してしまうことになりかねません。
しかし無理やりこういう人にポジティブシンキングの意味を教えたとしても、却って猜疑心が強くなってしまう傾向があるので気を付けましょう。
【向上心がない人の心理的特徴⑥】競争が嫌い
向上心がない人の心理的特徴の6つ目は、競争することが嫌い、というものです。
人を蹴落としてでも自分が這い上がって上に行く、ということに嫌悪感を感じているために、仕事を向上心を持って頑張ろう、という気持ちにはなれない人もいます。
もともと、会社が向上心を持つことを社員に奨励した背景には、社員のお尻を叩いて、社員同士の競争をあおって奮起させることで会社全体の業績を上げてきた、という歴史があります。
もともと性格的に競争を好まないタイプの人もいるので、そういった出世競争から早々に脱落することをあえて選ぶ人が出てくるのも不思議ではありません。
こういった人は仕事に対するやる気がない訳ではないので、頑張ることの意味を、みんなのためとか、社会貢献のため、という風に目的意識の方向性を変えてあげると、向上心を持って取り組むようになる可能性があります。
【向上心がない人の心理的特徴⑦】小市民的思考
向上心がない人の心理的特徴の7つ目は、小市民的な思考の持ち主である、ということです。
自分はどんなにがむしゃらに頑張っても、そこそこの一般市民の枠からはみ出てまで上に行けるわけはないと思い込んでいるタイプの人です。
そこそこ頑張って、そこそこのお給料で、そこそこの生活をさせてもらえていれば、それでいい、と考える人です。
こういった小市民的な思考というのは、もう完全に骨の髄までしみこんでしまっていることが多いので、なかなかその価値観を変えて、高い向上心を持たせることは難しいと考えていいでしょう。