向上心がない人にも仕事を頑張ってもらわなくてはいけません
ここまで向上心がない人の心理的特徴についてみてきました。
向上心がない人には、向上心がない人なりの理由や心理状態があることがわかりましたね。
中にはどうしても向上心が高い人には理解しがたいものもたくさんあることでしょう。
対処の仕方によって、向上心を高く持ってもらうことができるタイプの人もいますが、自己PRする機会を与えようと、向上心を上げようととすればするほど反発されたり、逆に心理的に追い込んでしまう可能性がある人もいます。
自分が高い向上心で頑張ってきた上司の中には、向上心を持てない部下にも自分と同じような高い志を持つことを強要して、鬱業からの対処に追い込んでしまい、自分も左遷されてしまった、という人もいます。
そのような悲劇を避けるためにも、向上心が高い人が向上心がない人と一緒に働くときにはどんな風に対処をしたらいいのか、ここからは向上心がない人への対処法についてみていきたいと思います。
【向上心がない人への対処法①】小さな成功体験
向上心がない人への対処法の1つ目は、小さな成功体験を積ませる、というものです。
人が高い向上心を持つためには、子供の頃から小さな成功体験を積んでいることが大切になります。
小さな成功体験をすることで、努力することで成し遂げられることの意味を理解していき、年齢が上がるにつれて、志が高くなっていくものです。
一方で向上心がない人のほとんどが、子供の頃から小さな成功体験を積む経験をしてきていません。
だから仕事の中で細かく目標設定をして、それが達成できたときに大げさに褒めるようにしましょう。
すると小さなことでも頑張って成果を出すことに喜びを感じて、やる気を出して、徐々に向上心を高く持てるようになってくる人もいます。
自分が成し遂げたことを褒められて嬉しく思わない人はいません。
部下が何か成し遂げた時には、当たり前のことだとは思わずに、必ずねぎらいの言葉を忘れないようにしましょう。
【向上心がない人への対処法②】欠点には目を瞑る
向上心がない人への対処法の2つ目は、向上心が高い人から見たら大きな欠点に見えてしまう、向上心がないという欠点に目を瞑ることです。
向上心が高い人と向上心がない人というのは、パズルのピースがちゃんとハマるように、上手くお互いの欠点を補完し合える場合もあれば、水と油になってしまう場合もあります。
水と油になってしまった場合には、向上心が高い人が向上心がない人を心理的に追い詰めてしまい、パワハラとして訴えられてしまう可能性も出てきてしまいます。
向上心が高い人がどんなに頑張って向上心を引き上げようとしても、ない人からは引き出せないものなのです。
諦めて、欠点には目を瞑る勇気も必要です。