3. 有料・無料オプションをしっかり確認する

実際のモデルルームの部屋を見る際に確認しておきたい点が、有料・無料オプションです。モデルルームは極力、広く豪華に見せるため、有料オプションを使用して間取りを変更していたり、設備のグレードをあげていたりするケースがほとんどです。

ドアや壁の色が自由に選べるセレクトプランも注意が必要です。通常は無償で選べますが、物件の完工状況によっては、すでにセレクトが完了していて、自由に選べないというケースがあります。

4. 梁の有無、構造なども入念に確認を

梁(はり)が多すぎる間取りは家具の配置などに苦労します。またバスルームやトイレなどへの動線がきちんとしているかも確認をしておくとよいでしょう。将来リフォームを検討する際に、水回りが1つにまとまっていたほうが、工事費用は安くなります。

構造面では、「二重床」・「二重天井」が採用されている物件を選ぶとよいでしょう。これらが採用されている物件は、生活音の遮断に優れているだけでなく、リフォームを考えたうえでも適切な構造だといえます。

5. 販売員さんを味方につける

マンション購入には、販売員さんとの相性も大事です。味方につけることで購入条件が良くなるケースもあります。実際にマンションを買った人の声を聞くと、決め手は「販売員さんが良かったから」という人が多いのも事実です。

完工した建物内モデルルームを見学する際に注意することとは?

(写真=PIXTA)

すでに完工している物件のモデルルームを見学する場合、管理状況も見ておきましょう。エントランスや共用部などの植栽の手入れ、落ち葉や雑草が放置されている物件は避けたほうが無難です。

住民の方とすれ違う機会があれば、ちゃんとあいさつをするかなども確認したいところ。どこか無愛想・無関心な方が多いなという印象があれば、将来、修繕などを迎えたタイミングで意見がまとまらない可能性もあるので、投資用だとしても注意が必要です。

文・武田真那実(不動産系ディレクター兼フリーライター)

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