3.三内丸山遺跡(青森)
史跡の宝庫である青森県のなかでも、特別史跡の「三内丸山遺跡」は、日本最大級の規模を誇る縄文集落跡。2021年7月に世界遺産となった「北海道・北東北の縄文遺跡郡」の構成要素のひとつに認定されました。
展示室では出土品が展示されているほか、発掘の様子を映像で紹介し、土器の復元作業も見学できるようになっています。また、遺跡内を分かりやすく案内・説明してくれるボランティアガイドによるツアーは予約なしで参加できるので、ファミリーにおすすめです。ほかにも体験教室などがあり、大人も子どもも楽しく学べます。
4.吉野ヶ里遺跡(佐賀)
吉野ヶ里遺跡は、佐賀県神埼郡の旧神埼(かんざき)町・旧三田川(みたがわ)町・旧東脊振(ひがしせふり)村の3つの町村にまたがった日本最大の弥生時代の環濠集落遺跡です。1986年頃から発掘が進められました。その後、墳丘墓や多数の甕棺墓、100軒以上の竪穴住居跡などが発見され、国の特別史跡に指定されています。
現在は、吉野ヶ里歴史公園として整備され、「弥生人の声が聞こえる」をテーマに、復元された当時の建造物を通じて、弥生時代の人々の暮らしを体験できる貴重な場所となっています。弥生時代にタイムスリップしたような感覚を、ぜひファミリーで楽しんでみてください。
5.原爆ドーム(広島)
核兵器による惨状をそのままの形で伝える世界で唯一の建造物であることや、核兵器廃絶と恒久平和の大切さを訴える、他に例をみない平和記念碑であることより、1996年12月に世界遺産に登録されました。
「二度と同じような悲劇が起こらないように」との戒めや願いをこめ「負の世界遺産」と呼ばれています。家族で平和について考えるきっかけとなる施設になるでしょう。
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