【産後1ヶ月の過ごし方③】産褥体操をしてみよう
過度な運動は、産後の体の回復を邪魔して、悪化を招くとお教えしましたね。
その中でも、産褥期に適した「産褥体操」というものがあるんです。
これは、全く動かないことで回復が遅れるのを防ぐための適度な運動になります。
「産褥体操」は、悪露の排出を促したり、母乳の出をよくする、骨盤の引き締め
便秘予防など、出産直後の女性にもメリットが多くある運動なんです。
ですが、自分の体調の回復を見ながら行うようにしてください。
この運動をやってみたい方は、主治医にきいてみてからのほうが安心です。
【産後1ヶ月の過ごし方④】自分に優しくしよう
産褥期には、産後うつにもなりやすいとお話ししましたが
完璧主義な方は、自分に優しくしてあげるようにしましょう。
せっかく読んで勉強した育児本も、いざ育児がはじまるとうまくできない
家事も体力がなくて完璧にこなせない・・・・・・。
こんなことで、自分を責めてはいけません。
食事だって、今は缶詰やレトルト、お取り寄せもあります。
できない自分を責めて無理をすると、更年期障害になりやすいともいわれますし
ストレスをためずに疲れをためないことが大切です。
産後1ヶ月の体を周囲に理解してもらおう
産後1ヶ月の過ごし方は「無理をしない」ことです。
それでも、産後の体がどんなに不安定になっているものなのか
夫や周囲の人はわかっていないこともあるでしょう。
出産前から、産褥期の体について理解してもらえれば
家事の代行や食卓便など、スムーズに安静な生活に入ることができます。
産後は骨盤の筋肉が緩んで、下半身がグラグラするから
家事や重いものを持つのを手伝ってと伝えておくようにしましょう。
そうすることで、ただ寝てばかりいると思われずに
お互いの育児・家事のストレスを減らすことができます。
産後1ヶ月に無理するとどうなるの?
産後すぐに無理を続けると
会陰切開や帝王切開の傷口がひらいて、治りが遅くなったりするほか
腰痛や頭痛、産後うつなど様々な弊害が起こってしまうリスクがあります。
甘く見て、動きすぎると一気に過労も襲ってくるでしょう。
また、骨盤がゆるゆるグラグラの状態で動きまわると
子宮が骨盤の中に入ってしまい、そのまま周りの臓器に圧迫され
骨盤がしまって固定されることで、血液の流れが悪くなり
更年期障害に影響するともいわれます。医学的な根拠はないのですが
予防に越したことはないのです。
【まとめ】無理せずに産後を健康に過ごそう♡
ここまで、産後1ヶ月の過ごし方の「注意点」「体の症状」「ベストな過ごし方」など
あらゆる面からご説明しましたが、お役に立てたでしょうか?
妊娠も出産も、普通の体ではなくなるので体調への影響は大きなものです。
実際に、子宮や骨盤、ホルモンバランスのダメージ回復を順調にするためにも
周りの人からの理解や助けを得て、安静に過ごせるよう準備しておきましょう。
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