【産後1ヶ月の注意点⑦】産後ダイエットには注意
先ほども、産後1ヶ月の「産褥期」に無理して運動するのはよくないとご説明しましたね。
ですが、全く動いてはいけないという意味ではありません。
産後は、つわりなどからも解放され一気に食欲が増して
体重増加につながる場合もありますし
代謝も妊娠前より低下しているので体重が増えやすいんです。
ですが、ストレッチなどの軽い運動は良くても
体重を完全に戻す、産後ダイエットには注意が必要です。
出産の時の出血や、骨盤の開き、悪露や内臓の下垂など
産後1ヶ月の体は思わぬダメージが残っている状態です。
それらを回復させるためには、適切な栄養素を必要なのでダイエットは禁物です。
ダイエットすることで、体力がなくなり育児にも影響します。
また過激な運動、ダイエットは将来の体や美にも悪影響があるのです。
産後1ヶ月はどう過ごせばベスト?
産後1ヶ月の過ごし方の注意点をご紹介してきました。
そこからも、分かるように出産後6~8週間の母親の体はとても不安定です。
骨盤の開きや悪露のほかにも、出産することで一気に女性ホルモンがなくなるのです。
ホルモンバランスの不安定さは、体の調子を整えるのに不足があり
精神的にも怒りっぽくなったりしてしまいます。
心身の安静が、弱ってバランスを崩した体の回復に役立つのです。
ここからは、ベストな産褥期の過ごし方をご紹介します!
【産後1ヶ月の過ごし方①】なるべく寝ること
赤ちゃんが生まれれば、頻繁な授乳や抱っこで泣き止ませる
おむつを替えたり、赤ちゃんのリズムに合わせて睡眠時間もバラバラになるなど
心身がついていけないような状況になります。
元から、産後すぐの体は安定していないため寝ないと回復できません。
頑張り屋さんの母親は、そんな体で赤ちゃんのお世話をしながら
家事までやってしまうこともあります。
どんなに疲れていようと、赤ちゃんにはまだ夜に寝て朝起きるといった
リズムがないので、真夜中でも明け方でも起こされてしまうのが現実。
赤ちゃんを寝かしつけたら、その時間はあなたも眠るようにして調整しましょう。
【産後1ヶ月の過ごし方②】良い食事を摂ること
やはり、回復期にある体には色々な栄養をとることが大切です。
産後ダイエットをしたい方は、たくさん運動することができない替わりに
無理のない程度に食事でダイエットを試みましょう。
ただし、この時期の食事は良い母乳の材料にもなってきますし
魚・豆・豆腐など良質の「たんぱく質」や「炭水化物」を極度に減らすダイエットは
控えて、しっかり摂るようにしながらカロリーや脂質をコントロールしましょう。
量より質にこだわった献立
ひじきや焼きのり、ゴマなどの「鉄分」、「カルシウム」「ビタミン」を意識しながら
白米を雑穀米や玄米(消化しにくいので何分付きかでもOK)にかえたり
オイルに良質のオリーブ油を使用するなど内容に気をつけましょう。
すると、カロリーや脂質は低いのに栄養素は摂れるので
自然とダイエットにもなり、産後の回復にも役立ちます。
妊娠中と同様、この時期も糖分やジャンクフード、カフェイン、アルコールも避けましょう。
塩分やカロリーに配慮された、食卓便の使用もおすすめです。