産後1ヶ月の腹痛は大丈夫?原因は?
実は、出産後に腹痛を感じる女性は多いといいます。
腹痛の原因や種類は多岐に渡っていて、出産後の自然な摂理から起こる腹痛もあれば
病院にいかなくてはいけない腹痛まであるようです。
たとえば、出産の後の子宮内が原因のものや
過労・ストレスで胃腸の調子を崩したりすることも。
産後の腹痛も、出血したり痛みが酷いようであれば放っておいてはいけません。
子宮の収縮による腹痛
産後の腹痛の原因には、子宮の収縮によるものがあります。
子宮が収縮することで起こる腹痛は、生理痛に似た感じがします。
特に産後3日目くらいまでに、起こりやすい腹痛なので特に心配はいりません。
また授乳によっても、オキシトシンホルモンの影響で腹痛がでるケースもあります。
どうしても痛みが酷い時は、病院に相談するようにしましょう。
悪露をうまく排出できない時の腹痛
また、同じような腹痛が悪露(おろ)によって起こることがあります。
子宮の収縮運動で、子宮内を綺麗にする役割がありますが
それがスムーズにいかないと、余分な分泌物などが排出しきれず
感染を起こすことがあるのです。この場合は、激しい腹痛になることもあります。
腹痛の度合いが酷い時は、やはり病院へ行きましょう。
便秘やガスがお腹に溜まって起きる腹痛は、軽いストレッチや家事が
役にたつので、適度に体を動かしましょう。
育児ストレスによる胃腸の過敏さからくる腹痛
産後は育児のストレスで心身の疲労がたまってしまう女性もいます。
赤ちゃんに合わせて、不規則な時間に寝たり起きたりする生活は
体のリズムも狂わせることになり、腸が過敏になることで
腹痛を伴う下痢や便秘にもなりやすいです。
あまり悩みすぎずに、家族に助けてもらったり食事や軽い運動で解決しましょう。
産後1ヶ月の注意点をご紹介
産後1ヶ月は、まったく運動しちゃいけないの?
太ったから、ダイエットしてもいい?そんな疑問が湧く方もいるのでは?
産褥期は注意点が色々とあるのも確かですが、基本の安静を守れば
適度な運動(ストレッチ)もして大丈夫です。
ただし、運動もダイエットも方法や加減が大切で「回復」を
妨げるようなことをしてはいけませんよ。
【産後1ヶ月の注意点①】体を酷使しないこと
産後1ヶ月の過ごし方の注意点①は、全く動かないのは良くありませんが
やはり体を酷使するような、無理をすることは控えましょう。
出産が終わって時間が経てば、心は回復してきて
動きたい気持ちになる方もいるかもしれませんが
自分が思うほど、体は回復できていないことが多く
いつも通り動いた後に、体調が悪化する恐れがあるからです。
頑張り屋な性格の方は、じっとしていられないかもしれませんが
上の子供の世話や、買い出しなど外出をすることはなるべく控えましょう。
安静にしたほうがいいのは何故?
今までも、産後1ヶ月の子宮の変化や、傷口の回復についてなど
安静にすべき理由をお話ししてきました。
でも、本当にそんなに安静が必要なのでしょうか?
出産による体の傷はすぐには回復しないという理由があるのです。
子宮収縮による悪露は、まだ色々な部分の組織が回復途上であるという目安です。
過ごし方によっては、悪露の量が増えるなどトラブルになってしまいますよ。
また、たたでさえ開いた骨盤の開きが酷くなり無理な過ごし方で
腰痛や恥骨痛が酷くなってしまうかもしれません。
【産後1ヶ月の注意点②】目の使い過ぎに注意
産褥期の過ごし方の注意点②は、目の酷使をすることです。
漢方的にも、目を使いすぎる事は「血」を消耗するといわれています。
妊娠中に水分を貯めこみやすくなった体が
目の粘膜もむくみやすくしており、産後も目を酷使すれば
頭痛・肩こりを起こしやすいことがわかっています。
特にスマホやパソコンのブルーライトは、交感神経を刺激して
脳が常に休まらず、疲れて眠ろうと思っても
興奮状態のまま寝付けなくなってしまう原因です。
目を休めて肝臓を守ろう
スマホやパソコンほどではありませんが
本や雑誌などの文字を見続けることも、目を疲れさせます。
目の疲労は肝臓と繋がっており、目の酷使で肝臓が疲労してしまうと
肝臓の役割である「解毒」がスムーズに運ばす産後の回復を妨げます。
外出もダメだし、スマホも本もだめなら一体何をすればいいの?
初めての育児でそれどころではない女性の方が多いとは思いますが
ちょっとした時に、お家で何しようかと思うこともあるかもしれません。
そんな時の過ごし方でおすすめなのは、赤ちゃんの写真を撮ってみたり
お花の水やりや、ノートに育児の記録や思い出などを書き込んだりすることです。