5.村田先生に聞いた猫が撫でられるのが苦手な3つのポイント

猫には撫でられてうれしいポイントと、咬みつくほど嫌なポイントがあります。愛猫とスムーズなコミュニケーションを図るために、苦手なポイントをおさえておきましょう。

  • 口の中、耳の中、鼻、パット、肛門、陰部
  • お腹

口の中、耳の中、鼻、パット、肛門、陰部

体毛で覆われていない部位は非常に敏感ですから、猫はさわられることを好まないでしょう。しかし、母猫は子猫を清潔に保つために陰部や肛門を含めて体中をなめ、子猫もこれを受け入れます。子猫のうちから体中をさわる習慣をつけておきましょう。練習をしておくと、大人になっても受け入れてくれる場合が多いです。

お腹

攻撃を受けると命に危険があるお腹は、猫がさわられるのを苦手とする部位のひとつです。なかには咬みつくほど嫌がる猫も。子猫のうちからさわる練習をしておきましょう。

足に傷を負うと獲物を捕まえたり、捕食者から逃げたりできなくなってしまいます。そのためとても敏感に。爪切りを嫌がる理由のひとつでもあります。子猫が遊び疲れて眠っているようなタイミングで、おだやかに体中をさわる習慣をつけると良いでしょう。さわっているうちに子猫が目覚めて咬んでくるようなら、そこでやめてあげてください。

6.村田先生に聞いた猫が喜ぶ抱っこのやり方

苦手な子が多い抱っこですが、うまくできれば愛猫を安心させてあげられる手段にもなります。そして何より、猫を抱っこするって癒やされます♪

  • やりやすい抱っこの手順
  • おやつを使って抱っこ大好きになろう

やりやすい抱っこの手順

1)手をそえる

【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

猫が前に行かないように、前胸を軽く片手でおさえます。反対の手をやさしく胸の下へ。

2)持ちあげる

【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

お尻の下を支えるように手を差し入れ、持ち上げます。

抱え方のポイントは3つ!

【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

Point1:足の下に腕を通して、やさしく体を包みます。
Point2:足を掴まれるような感覚は苦手なので、避けてあげて。
Point3:お尻を支えてあげると、安心します。

おやつを使って抱っこ大好きになろう

【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

おやつ好きなら、おやつに集中している間は、体をさわられたりしても気にしない子が多いよう。抱っこに慣れてもらうチャンスです。

大好きなおやつでひざの上に誘導します。

【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

飼い主さんがイスに座っている状態で、おやつの香りをかがせて、だんだんひざの上へ…。

ひざの上で、おやつをあげます。

【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

ひざの上に乗ってきたらおやつをあげます。おやつに集中している間に、体をさわって慣れさせてあげて。

成功!

【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

繰り返して「抱っこ=いいこと」と覚えてくれれば大成功です。

<村田先生より>

抱っこは猫ちゃんから近づいてきたときなど、構ってほしそうなときがベストタイミング。眠っているときなどに無理にしようとすると、抱っこを嫌いになってしまいます。また、慣れていない子は時間と根気がいります。嫌がるようなら無理しないでくださいね。