【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
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犬・猫・人では必要な栄養素が異なります。例えば、犬は人よりたんぱく質、脂質を多く必要とします。猫は犬より高タンパク食を摂取しているため、ビタミンB6の要求量が多くなります。

人用の食べ物では過剰摂取になる成分も含まれますし、不要な物・中毒を起こすようなものもあります。そして、ドッグフードには、猫に必要なタウリンが含まれておらず必要な脂肪の種類も違うので、猫にはキャットフード、犬にはドッグフードを与えてください。

【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

総合栄養食の基準を満たしたドライフードなら、新鮮な水と一緒に与えるだけで、健康を維持するのに必要な栄養をすべて摂取できます。また種類も豊富なので、ライフステージやアレルギーなど、愛犬・愛猫の体質やライフスタイルなどに合わせて選ぶこともできます。逆にウェットフードは嗜好性が高いので、食欲がないときにいいですね。水分含有量も多く、食事と一緒に水分を摂取できるので、脱水症状の起こしやすい高齢期や、腎臓疾患の心配な猫には特におすすめです。

【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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お湯でふやかすと、香りが出てきて食欲を刺激します。また、ウェットフードやふりかけをトッピングするアレンジもおすすめ。食事場所を変えたり、遊びと絡めてみる方法もあります。食事の前に、散歩や軽い運動を行い、内蔵を活発化してから与えることも効果的です。

【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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フードの種類や室温・運動量によっても水分の摂取量は変化します。「主食がドライフードで、屋外で暮らし、運動量の多い子」と「主食がウェットフード、エアコンで温度管理された室内で暮らし、運動量の少ない子」では後者の方が水分摂取量が少なくなります。また、高齢期はのどの乾きを感じにくくなるために脱水を起こしていることがあります。水分を多く摂取することで老廃物が体外へ排出されやすくなり、循環体液(血液さらさらやリンパの流れをよくする)を増やすことは身体にとって良いことです。水分を摂取しやすい環境(水器や配置など)や工夫も必要です。特に猫は砂漠で生活していた動物ゆえに、水分をあまり摂取しない傾向があります。腎臓疾患に陥る子も多くいるため、普段から水分を多く摂取するように心がけましょう。

【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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多くの内蔵機能疾患では嘔吐が症状の一つとして現れます。消化器官に問題がある場合もあるので、一度診察を受けることをおすすめします。健康上問題がなくても、フードを食べるスピードが速かったり(他の子と競って食べる、空腹時間が長くかつ急激にに摂取する状況)、食べる量が多すぎることも原因として考えられます。その場合は、嘔吐(食べてから時間が経過して吐く)ではなく吐出と言って、食べてすぐにそのままの状態で食べ物を吐き出すことが多いです。また、フードの切り替え時に慣れないフードにびっくりして吐き出してしまうこともあります。