【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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たまねぎなどのネギ類には、犬や猫の赤血球に対して毒性のある物質・アリルプロピルジスルフィドという成分が含まれています。これらを摂取すると血中の赤血球の膜を破壊し、その結果、貧血や黄疸を起こしたり、赤い色の尿を出したりします。また、過熱しても破壊されないため玉ねぎの成分が溶け出した食品にも注意してください。

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(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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チョコレートの原料・カカオには心臓の血管や中枢神経に作用する物質・テオブロミンが含まれています。これらを摂取すると神経に作用し、痙攣や嘔吐、下痢、発熱、失禁などを引き起こし、最悪の場合には、ショック状態や急性心不全で死亡する場合があります。犬は甘い物が好きなので盗み食いにも注意してください。

【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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生の魚肉や甲殻類には、ビタミンB1を分解する酵素・チアミナーゼが含まれているために、ビタミンB1欠乏症になる可能性があります。犬より猫のほうがビタミンB1の要求量が多いため欠乏症が起こりやすいので注意してください。チアミナーゼは加熱すると破壊されるため、加熱調理して与えれば問題はありません。

【動物看護師監修】うちの子の“食事”のことなるほどQ&A
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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犬や猫は牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素・ラクターゼが少ないため、乳糖を分解しきれず消化不良による下痢を起こす場合があります。ヨーグルトやチーズは乳酸醗酵により乳糖は分解されています。犬や猫には専用のミルクを与えるようにしましょう。

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(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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鶏や白身魚の骨を与える際には注意が必要です。牛骨などと比べ、鶏の骨は簡単に折れ、先がとがった状態になるため、消化管に詰まりやすく傷つける場合があります。また、固すぎるヒヅメなどのおやつは、歯が折れてしまうこともありますので十分注意してあげましょう。

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(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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人間用に加工されて食べ物は、犬猫にとって塩分・糖分などがたくさん含まれています。過剰な塩分摂取は心臓や腎臓に負担となります。また、犬猫は発汗によるナトリウム排出器官が、肉球のみに限定されるため、腎臓への負担が大きくなります。

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(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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生の卵白に含まれるアビジンは、ビオチン(ビタミンB郡の一種)とだけ結合する物質で、消化管内で結合、腸での吸収を阻害するため、ビオチンの欠乏による脱毛や皮膚炎、成長低下などを引き起こす場合があります。ただし、アビジンは加熱するとビオチンとの結合はしないので、加熱調理すれば問題ありません。

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上記以外でも、過剰摂取などにより栄養バランスがくずれたりする食べ物があります。また個体差によるアレルギーもあるので、フード以外の食べ物を与える場合はご注意ください。

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食事中に愛犬や愛猫におねだりされて「少しならいいか」と与えてしまいがちな人間用の食事。調味料や食べてはいけない食材が入っていることが多いので与えるのはやめましょう。

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観葉植物の中には食べてしまうと中毒症状(嘔吐、下痢、呼吸困難、死亡など)を引き起こすものがあります。肝臓障害から起こる中毒症状がほとんどです。
代表的なものとして
アロエ・・・アントラキノンが含まれていて、下痢を起こします。
サゴヤシ・・・特に種子の毒性が高く、嘔吐、肝臓障害を起こします。
ほかにもアイビー、あじさい、すずらん、シクラメンなど


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

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