【おりものの変化】黄体期(前期)
黄体期とは、生理周期から言うと、排卵日から生理前までの期間を言います。前期と後期にわけたのは、おりものに変化がみられるからです。
黄体期はすなわち、受精後の受精卵が子宮内膜に着床するための期間でもあります。
受精後、あるいは排卵日を過ぎた後のおりものは、排卵期にみせた粘り気のある伸びるおりものではなく、量も減っていき、色も白っぽいクリーム状態へと変化していきます。
おりものの状態は、またドロリとした感じに戻っていき、精子のために多くなっていた量も元通りになり、細菌から子宮を守る役割が強くなっていきます。
【おりものの変化】黄体期(後期)
妊娠が成立しなかった場合、黄体期の後半は生理前の周期となります。不要になった子宮内膜を体外へ排出するための準備をする時期ですね。
この時期のおりものは、生理に向けて少しずつ量が増えていきます。匂いとしては酸味が増したような感じになることも。
白っぽいドロッとしたおりものや、ペタペタした感じのおりものになり、生理前になると少し血が混じりだすケースもあるでしょう。
妊娠するとおりものはどう変化する?
生理周期によっておりもののに変化があるのをご理解いただけましたか?これからは、お待ちかねの妊娠が成立した場合のおりものの変化に注目をしていきます。
受精後や着床後、いわゆる妊娠超初期と言われる時期のおりものとは、どんな様子をしているのでしょうね。
【おりものの変化】黄体期(着床後)
卵子と精子が無事に巡り合い、受精後となった状態のおりものにはどんな変化がみられるのでしょうか。
排卵日に卵子が卵胞から飛び出し、受精卵となれるリミットは平均24時間。精子が元気に活動できる時間も、平均72時間と言われています。
排卵期にはおりものは精子のサポートを一生懸命してくれます。粘り気がある透明で弾力があるおりものであることが多く、分泌量も多めです。
受精後から着床後までの流れ
受精後、約5日ほどかけて分裂を繰り返しながら卵管から子宮へと移動し、着床を目指します。
子宮へ到達した受精卵は、着床をを終えるまでさらに7日ほどかけることになります。受精後から着床を完了するまで、平均2週間弱かかるといわれています。
受精後から着床後までのおりものの変化
通常なら黄体ホルモンの量が減り、おりものの量も減っていくところが、妊娠が継続されると、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌が維持されることになります。
ですからおりものの量が通常よりも多めになる人が多いと言われていますね。
おりものの状態も排卵期ほどでないにせよ、着床後は通常の生理前のおりものの状態とは違いを感じるケースもあるようです。
受精後から着床後のおりものの状態とは、とても個人差があるものなので、「通常とは違いがある」という表現しかしにくい部分があるんですよね。
みんなの受精後から着床後までのおりものの変化
人によっては、
「おりものの量が増えて、透明のサラサラしたものが出た」
「おりものが白く濁り、クリームっぽくなった」
「色が黄色みがかって、ペタペタした感じになった」
など表現しているものもありました。