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2020/08/25

楽天証券とSBI証券どちらで開設する?それぞれのサービス内容を比較

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
手数料が安いネット証券の中でも「楽天証券」と「SBI証券」が特に人気です。どちらで口座を開設するか、迷っている方もきっと多いでしょう。

本記事では両社のサービスやメリットを徹底比較し、「楽天証券に向いている人」と「SBI証券に向いている人」をFP目線で解説します。口座開設で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

結論!「投信重視」の人は楽天証券、「IPO(新規上場株)重視」の人はSBI証券がおすすめ

人気の楽天証券とSBI証券、実は基本サービスの充実度はほぼ互角です。そのため、どちらで口座を開設したらいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。

しかし“サービスはほぼ互角”とは言え、両社にはもちろん違いや特徴もあります。その「違い」に着目して、自分にはどちらが向いているのかをチェックしてみましょう。

こんな人は「楽天証券」がおすすめ
 

・投資信託での運用を考えている
・楽天ポイントを貯めている
・楽天銀行を利用している


こんな人は「SBI証券」がおすすめ
 

・IPO(新規上場株)に興味がある
・海外株への投資に興味がある
・Tポイントを貯めている
・住信SBIネット銀行を利用している


どの銀行を利用しているかなど、両社のどちらが自分に合っているのかを判断する材料はいくつかありますね。しかし中でも一番の“判断ポイント”は「投資信託での運用を考えている」「IPO(新規上場株)に興味がある」という点ではないかと考えます。

そこで一つの結論!「投資信託重視の人には楽天証券」・「IPO重視の人にはSBI証券」をおすすめしたいと思います。

\証券会社の詳細をみる/
>>SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)
>>楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

ではなぜこのようにおすすめするのか、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説しながらその理由を見ていきましょう。

楽天証券とSBI証券、まずは両社の“違い”に着目

まずは一覧で、楽天証券とSBI証券の違いをまとめました。こうして並べて見ると、それぞれの特徴やメリットが見えてくると思います。IPOの実績などは大きく違いがわかりますね。
 
楽天証券とSBI証券 主な違いのまとめ
  楽天証券 SBI証券
外国株式 6ヵ国 9ヵ国
ポイント投資 株式と投資信託でOK
※期間限定ポイントは不可
投資信託だけ
※期間固定ポイントもOK
IPOの実績
(2019年)
26銘柄 84銘柄
ロボット
アドバイザー
一部のみ SBIファンドロボ
Wealth Navi for SBI
その他 ・楽天カード決済ができる
・ポイント投資でSPU+1倍
・楽天銀行と連携で金利上昇
・住信SBI銀行と連携で金利上昇
・テーマ投資が簡単
  公式サイト 公式サイト

次からは、両者のメリットや特徴をより詳しく解説していきます。

楽天証券のメリットは? なぜ「投資信託重視」の人におすすめなの?

なぜ「投資信託重視」の人は楽天証券が向いているのでしょうか。楽天証券では、投資信託を買うと「楽天ポイント」が貯まる仕組みがたくさん用意されているんです。詳しく見てみましょう。

楽天証券のメリット1:投信の「買い」と「保有」両方でポイントが貯まる

楽天証券の特徴的なサービスの1つに、投資信託を楽天カードで買えるという点があります。

楽天カードで投資信託を買うと、買う金額の1%分がポイントバックされます。例えば、1万円買えば100円分のポイントバックを受けられ、ポイント分がまるまるお得になるのです。

さらに、楽天証券は投資信託を持っているだけで楽天ポイントが貯まります。
 
(画像=著者作成)

投資信託を楽天カードで買うには、毎月定額で投資信託を買い付ける「積立て投資」で、投資の上限は月に5万円までという条件があります。つみたてNISAも対象なので、ぜひ有効に利用したいサービスですね。

楽天証券のメリット2:ポイント投資すると楽天市場で+1倍

楽天証券では取引に応じて楽天ポイントがもらえますが、ポイントを利用し投資信託や株式を買うこともできます。

特に投資信託をポイントで買う場合、楽天市場で楽天ポイントの還元率が+1倍になるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象にもなります。

1回で500円以上投資信託を買う場合に、1ポイントでも利用すれば対象です。楽天カード決済と組み合わせることもでき、より効率的にポイントを貯めることができるでしょう。

楽天証券のメリット3:楽天銀行と連携で普通金利が100倍に

楽天銀行と楽天証券を連携させると、楽天銀行の普通預金の金利が0.1%まで引き上げられます。普通預金の金利の全国平均は0.001%ですから、実に100倍もの金利を受けることができます。

楽天銀行と楽天証券を「マネーブリッジ」というサービスで連携させることが条件です。取引のたびに楽天証券に入金しなくても、自動的に入出金をしてくれるようになります。入出金の手間がはぶけるので利便性も向上しますね。

楽天証券の口座開設はこちら
(公式サイト)

SBI証券のメリットは? なぜ「IPO重視」の人におすすめなの?

SBI証券はIPO(新規上場株)重視の方におすすめです。なぜそうなのかを解説します。SBI証券のその他のメリットもまとめていますので、あわせてチェックしましょう。

SBI証券のメリット1:IPO(新規上場株)の実績が豊富

SBI証券で口座開設するメリットの1つに、IPOの取扱いが多いということがあります。

IPOとは「Initial Public Offering」の略で、証券取引所へ株式を新たに上場させることをいいます。IPOでは実際の上場前に抽選などで株を手に入れられる可能性があり、上場日にすぐ売却すると利益となった例が多くありました。
  
(画像=著者作成)

SBI証券によると、2017年5月~2018年4月では82銘柄のIPOがあり、その内の75銘柄は「初値」が「公開価格」を上回りました。上場前にIPO銘柄を買う事ができた人はすぐに売りさえすれば利益を得られたことになります。

IPOの抽選が行われるのは主に「主幹事」や「幹事」に指名される証券会社です。SBI証券はIPOの実績が非常に豊富で、2019年は84銘柄ものIPOの抽選が行われたのに対し、楽天証券は26銘柄でした。

SBIグループは傘下にベンチャーキャピタル(未上場企業へ投資する会社)を持っており、有力な未上場企業とパイプを持っています。SBI証券がIPOに強いのはこういった背景もありそうです。

IPO投資は抽選に必ず当たるわけではないですし、当たっても絶対に利益が出るわけでもありません。それでも実績を考えるとやっぱり興味が出てきますよね。

さらに、SBI証券の場合、IPOの抽選に外れても「IPOチャレンジポイント」がもらえます。これは次回の抽選以降に使うことができるポイントで、IPOの当選確率が上がるシステムになっています。

IPOの実績が豊富で、また抽選に外れても救済があるSBI証券はIPO投資をしたい人には外せない証券会社といえるでしょう。

SBI証券のメリット2:外国株式の取り扱いが豊富

楽天証券とSBI証券はどちらも海外の株式へも投資ができます。海外株式の取り扱い数は証券会社によって違い、SBI証券はより多くの国への投資が可能です。

楽天証券では6つの国の株式へ投資できますが、SBI証券では9つの国の株式へ投資することができます。

SBI証券のメリット3:Tポイントで投資ができる

SBI証券もポイント投資サービスを提供しており、ポイントを使って投資信託を買うことができます。対象は投資信託だけで、楽天証券のように株式を買うことはできません。

使えるポイントは通常のTポイントに加え、期間固定ポイントも利用できます。楽天証券は期間限定ポイントが使えませんので、その点はSBI証券が便利ですね。

「どうしてもTポイントで株式を買いたい!」という方は「SBIネオモバイル証券」を利用してもいいかもしれません。SBIグループの子会社で、こちらならTポイントを使って株式投資ができます。

SBI証券のメリット4:ロボットアドバイザーが利用できる

SBI証券はロボットアドバイザーのサービスも充実しています。ロボットアドバイザーとは人間に代わってロボットが投資のアドバイスや運用をしてくれるサービスで、運用に自信がない人でもサポートを受けながら投資ができます。

SBI証券が提供しているロボットアドバイザーは2つあります。質問に答えるとおすすめの投資信託を教えてくれる「SBIファンドロボ」と、実際の運用まで自動で行ってくれる「Wealth Navi(ウェルスナビ)for SBI」です。

SBIファンドロボでは最初に簡単なアンケートに答えます。投資の経験や投資資金の性質などのアンケートで、どれくらいのリスクを取れるかを自動的に判断し、そのリスク許容度に合わせたおすすめの投資信託を紹介してくれます。

ただし、SBIファンドロボはあくまでおすすめの投資信託を紹介してくれるだけで、買いや売りなどの実際の手続きは自分で行わなければなりません。一方、「Wealth Navi for SBI」は運用もすべて行ってくれるロボットアドバイザーサービスです。

Wealth Navi for SBIでも、最初は同じように簡単な質問に答えリスク許容度を自動的に判断します。そのリスク許容度に合わせて自動的に世界中に分散投資し、その後のリバランス(投資比率の調整)などの手続きまで自動で行ってくれます。

より自動的に運用をしてくれるのはWealth Navi for SBIですが、投資対象のコストと別に年間1%(税別、預け入れが3,000万円を超える部分は0.5%)の管理費用が掛かる点、またWealth Navi for SBI専用の口座開設が必要な点に気をつけましょう。

SBI証券の口座開設はこちら
(公式サイト)

楽天証券とSBI証券の基本サービス

“ほぼ互角”と紹介した、両社の基本サービスについてもチェックしておきましょう。
 
  楽天証券 SBI証券
おすすめ
ポイント
●楽天スーパーポイント
が貯まる

●楽天銀行との口座連携
サービスでお得
●口座開設数No.1

●IPO銘柄が豊富

●ロボットアドバイザー
による「おまかせ資産
運用」でかんたん投資
株式手数料
(最低手数料)
55円 55円
投資信託の
取り扱い数
2,686本 2,653本
iDeCo あり
※金融機関手数料0円
あり
※金融機関手数料0円
一般NISA あり
※国内株式の手数料0円
あり
※国内株式の手数料0円
つみたて
NISA
あり(159本) あり(163本)
ポイントバック 楽天ポイント Tポイント
  公式サイト 公式サイト
楽天証券とSBI証券で、2020年7月15日時点のサービス内容を比較しました。

株式手数料は同額

株式へ投資する際の手数料は、楽天証券とSBI証券では同額となりました。両社の基本の取引コースでは最低55円、最高でも1,070円の手数料で取引ができます。

株式の取引手数料は基本的に取引のたびに掛かりますが、1日の取引の合計金額で手数料を計算するタイプもあります。楽天証券では「いちにち定額コース」、SBI証券では「アクティブプラン」がそのタイプで、50万円未満の取引ではどちらも無料です。

投資信託の取り扱い数もほぼ互角

投資信託の取り扱い本数は楽天証券とSBI証券のどちらも2,600銘柄以上の取り扱いがあります。わずかに楽天証券の取り扱い本数が多くなっていますが、両社充実した品揃えだといえるでしょう。

さらに、両社はいずれも2019年12月から投資信託の販売手数料をすべて無料にしました。これまで買うのに手数料が掛かる銘柄もありましたが、これからは販売手数料を気にせず買うことができますね。

iDeCoやつみたてNISAの制度も充実

有利に投資できる優遇制度も、楽天証券とSBI証券はどちらも積極的に取り組んでいます。両社とも3つの優遇制度をすべて提供しており、さらにキャンペーンの内容もほとんど同じです。

iDeCoでは証券会社の上乗せ手数料が掛かる場合がありますが、楽天証券とSBI証券はどちらも無料としています。

一般NISAは株式か投資信託に投資することができ、その際手数料が掛かる場合があります。しかし、楽天証券とSBI証券では、一般NISAで国内株式を取引する場合の手数料を無料にするキャンペーンを実施しています。

つみたてNISAの制度を利用する際、もともと取引手数料はすべて無料です。投資信託のみが投資対象で、証券会社によっては取り扱い本数が少ない場合がありますが、楽天証券は国内1位、SBI証券は国内2位の取り扱い数を誇ります(2020年7月15日時点)。

\証券会社の詳細をみる/
>>SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)
>>楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

証券会社のサービス比較ポイント

楽天証券・SBI証券に限らず、証券会社を選ぶ際は基本的には下記3つのポイントを比較するといいでしょう。

(1)株式手数料
株式への投資は、売買のたびに手数料が掛かります。手数料は証券会社ごとに違い、手数料が高い証券会社での取引は不利に働いてしまいます。

(2)投資信託の取り扱い本数
投資信託とは運用をプロに任せる商品です。証券会社ごとに取り扱っている投資信託は異なります。取り扱いが極端に少ないと、資産運用の選択肢をせばめてしまいます。

(3)NISAなど優遇制度の充実度
投資では、より有利に運用できる優遇制度が用意されています。

用意されている優遇制度は主に3つあります。利益に税金が掛からなくなる「一般NISA(ニーサ)」と「つみたてNISA」、利益に税金が掛からないことに加えさらに投資額が全額所得控除になり給与の手取りが増える「iDeCo(イデコ)」です。

できるだけ優遇制度を利用したほうが有利に運用できますが、すべての証券会社で3つの優遇制度を利用できるわけではありません。証券会社によっては利用できない優遇制度もあるので、事前に確認しておきましょう。

楽天証券・SBI証券、両方口座を開設しても良い

“いいとこ取り”の運用も

証券会社の口座は複数持つことができます。楽天証券とSBI証券のどちらか1つではなく、両方の口座を開設することも可能です。

両方の口座があれば、有利な商品ごとに証券会社を切り替えることができます。たとえば「つみたてNISAはカード決済できる楽天証券」で、「IPOや海外株式へ投資するならSBI証券」といったように、両社のいいとこ取りで運用することができます。

特にIPOを重視する方は複数の口座を開設するメリットが大きいと言えるでしょう。IPOの抽選は証券会社ごとに行われるので、両社で抽選が行われる場合、抽選に2回参加することができます。

NISAやiDeCoなどの優遇処置はどちらか選ばないといけませんが、迷ったら楽天証券とSBI証券の両方で口座開設してもいいでしょう。

複数の証券口座を持つ場合は損益通算に注意

1つの証券会社で取引しておくと、年内の損益通算は証券会社が行ってくれます。しかし、証券会社が違う取引は損益通算ができません。

複数の証券会社で投資を行っている人は、確定申告を忘れずに。確定申告を行うと証券会社が違う場合でも損益通算ができます。証券会社が発行する「年間取引報告書」を利用し、申告を行いましょう。

楽天証券・SBI証券の口コミをみてみよう

実際に、「楽天証券・SBI証券」で口座開設をしている人の口コミを確認していきましょう。

【楽天証券・30代・男性】
まず気に入ってるのは取引に応じて楽天証券ポイントがもらえるのでとても得をしています。大口顧客なら取引手数料の2%も還元してくれるのでお得です。楽天スーパーポイントならポイント投資もできますしこんな特権は楽天証券ならではだと思うので楽天証券はおすすめです。


【楽天証券・20代・男性】
私は、楽天証券を利用してつみたてNISAをしています。楽天証券は投資信託を購入の際、月5万円までの購入なら楽天カードで購入すると、1%のポイントが付きます。なので、つみたてNISAの利用枠40万円/年だと、1年で4000ポイントが貯まり、20年積み立てると合計で8万ポイントが貯まることになります。とてもお得です。


【SBI証券・40代・男性】
SBI証券は、初心者の方でも比較的使いやすい証券会社だと思います。理由としては、商品数が豊富であり標準的なものはひと通りそろっていること、また、NISAやIDECOも推奨しており一緒に運用が行いやすい点です。加えて、Tポイントで投資もできますので、余ったポイントでコツコツ投資信託を行うような使い方もできます。取引手数料も高くないので、どなたでも概ね満足できるかと思います。


以上を参考にしながら、自分に合った証券会社で口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

「SBI証券・楽天証券」両方の長所を活かして運用しよう

楽天証券もSBI証券も、ネット大手だけあってサービス内容は充実しています。より詳細に比較すると一長一短ありますが、口座を両方開設し、有利なサービスで使い分けるとより効率的に資産運用できるでしょう。パスワードや暗証番号の使い回しに注意し、上手に活用しましょう。
 
文・
肩書・ファイナンシャルプランナー
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。


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