時間管理ができると、無駄な時間も無駄ではなくなる

時間管理とは、自分が今何をすべきか、 今抱えていることをいつまでにすればいいのか把握する方法です。簡単な時間管理を覚えておけば、今までだらだらと無駄な時間に費やして消えていた時間が有意義なことに使えるようになるでしょう。時間管理ができると、「無駄」と思っていた時間が「無駄ではなくなる」ことも少なくありません。

「無駄な時間」は時間管理で効率化しよう

無駄な時間を減らしたい人のシンプルな時間管理術
(画像=pixabay.com/、『Plus Quality』より引用)

あなたが日頃なんとかしたいと思っている「無駄な時間」は、シンプルな時間管理でなくして行くことが可能です。「時間管理なんて難しそう」と思っている人もいるかもしれませんが、誰にでもできる簡単な方法はたくさんあります。付箋に明日の予定を書き込む方法や、キッチンタイマーをセットしてだらだらと過ごしがちな時間にメリハリをつける習慣など、自分に合った方法を見つけるとうまく行くのです。

何より大切なのは、あなたの限りある時間を、あなたにとって1番価値のあることに使うことです。そのためには、あなたの人生にとって価値のあることとはなんだろうと考える時間を持つと良いでしょう。

あなたにとって価値があるのは家族でしょうか、友達でしょうか。それとも愛でしょうか。あるいは音楽やアートでしょうか。正義なのかもしれませんし、自由かもしれません。自分の中にはいろんな価値観があるはずですので、優先するべき価値観を明確にし、日々の生活に落とし込んで行けば良いのです。

日頃のタイムログをつけてみると、無駄か無駄じゃないか見えてくる

無駄な時間を減らしたい人のシンプルな時間管理術
(画像=pexels.com/ja-jp/、『Plus Quality』より引用)

日頃自分がどんな時間の使い方をしているか、あまり認識していないのではないでしょうか。記録をしていないと、自分が何かをしてもすっかり忘れてしまうことはよくあります。「今日は何もやらなかった」と嘆いている人でも、ちゃんとタイムログをつけていると、「掃除」「洗濯」「料理」「後片付け」「ペットの散歩」など意外にあれこれ雑用や家事をこなしていることが多いのです。これらは決して無駄な時間ではありませんよね。もちろん「SNSチェック」「スマホゲーム」「テレビ」などに費やす時間が多すぎる場合もあるはずです。

まずは簡単な時間管理でタイムログをつけてみることから始めましょう。1週間ほどタイムログをつけていると、自分がどんな時間の使い方をしているか視覚化できます。「あれ?こんなことに、こんなに時間をかけているのか」と、無駄な時間を見直すきっかけになりますよ。

例えば、毎日ほぼ無意識に行う家事や雑用にも、SNSの情報集めやテレビを見ている時間にも、なんらかの感動や意味合いがあることが後々わかることもあるはずです。誰にも見向きもされずにやってきた趣味や社会貢献が、後に自分のためだけでなく社会にも役立っていたということだってあるはずです。

あなたが「無駄な時間」と思い込んでいた時間は、実は無駄なんかじゃなかったということだってたくさんあるはずです。タイムログをつけることは、あなたに新しい発見を教えてくれるはずです。

だらだらやりがちなことにはタイマーを活用

無駄な時間を減らしたい人のシンプルな時間管理術
(画像=pixabay.com/ja/、『Plus Quality』より引用)

時間制限がないと、ずっとだらだらやり続けてしまうことは多いものです。単行本のコミックを読み始めたら止まらず一気読みしてしまうとき、ネットでお気に入りの番組を一気に見てしまうとき。スマホのゲームをやり込んだり、SNSやYouTubeをだらだら見てしまうとき。見ているときは気づきませんが、あっという間に時間が経っていてギョッとすることもあるはずです。

時間を無駄にしたと後悔しないためには、キッチンタイマーやスマホのタイマーアプリを使って時間管理をしてみましょう。だらだらやりそうなことには時間設定をしておくのです。そうすれば、その日のうちに終わらせたい用事に取り掛かることができるようになります。いつまでも先延ばしして達成できないことも、時間管理を覚えれば簡単にできるようになるでしょう。

明日やることを3つメモしておこう

無駄な時間を減らしたい人のシンプルな時間管理術
(画像=pakutaso.com/、『Plus Quality』より引用)

やるべきことがあるのに「今日はまぁいいか」と先延ばししてしまい、いつまでも目標が達成できないと、無意識に時間を無駄にしている自分への自己嫌悪がたまってしまいます。自信を育てるためにも、毎日自分との最低限の約束は守りたいものです。

そのためにおすすめなのは、毎晩、明日自分がやるべきことを決めて、それだけは何があってもやり遂げる「TODOリスト」を作ってみることです。

あれもこれもやりたい数が多くなると達成しにくいかもしれませんので、欲張らず、「確実にやるべきことを3つ」書き出してみてください。そして、それは自分との約束と考えて、先延ばしせずに必ずやることです。自分で宣言したことを、きちんと守れる習慣がつくと、自己肯定感が上がり、自信もどんどん湧いてきますよ。

3つの約束を早々にこなせたら、後はゆっくりしても、だらだらしても自由です。こうして時間管理を習慣化して行くと、1日に4つ、5つと複数の大事な用事をこなして行くことができるようになるでしょう。

先延ばし癖をやめるには締め切り決めよう

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(画像=pixabay.com/ja/、『Plus Quality』より引用)

今日やろうと思っていても、できないままずっと先延ばししていることは誰にでもあるものです。しかし、やらないまま先延ばししていることが積み重なると、いっぺんにやらなきゃいけないことだって出て来て、それなりにダメージもあるものです。「やらなきゃ、でも今じゃなくてもいいや」と思っていることは、まず、自分で締め切りを作ると片付けやすくなります。

例えば

・衣替え10月20日までに終わらせる(防虫剤を買っておく)

・○○ちゃん10月26日までに誕生プレゼントを選ぶ(カードも)

・大掃除12月20日までに終わらせる(洗剤と雑巾用意)

という感じで。どんどん頭の中にある先延ばし予定を視覚化して行きましょう。書き出すだけでなんだか頭がスッキリしてきませんか? 「やらなきゃ」と思っていた先延ばし要件が、無意識下で結構なストレスとなっていたことに気づくことでしょう。

▼その日のTODOリストをきちんとクリアするために、飴と鞭は大事なんですよね。クリアした日は自分ご褒美を欠かさなかったんですが、甘やかしすぎてダイエットする羽目になりました。でも、鞭ばかり打っているとストレスでダウンするし、自分なりのバランスって大事かも。(27歳・会社員)