Instagramの特徴|画像や動画がメインのSNS

Instagramは2010年にリリースされたSNSですが、Twitterのユーザー数を抜き去り、SNSの中でも上位にランクインしています。

そんなInstagramですが、他のSNSとは異なり、画像や動画投稿に特化したSNSです。

アプリ内で写真を編集できたり動画を編集できたりなど、クリエイティブに長けているプラットフォームと言えます。

「インスタ映え」と呼ばれる文化を発祥したのもInstagramがきっかけです。

投稿の種類も豊富で24時間で投稿が消えるストーリーズと呼ばれる機能を使って投稿することでリアルタイムな発信が可能です。

また、Instagramはハッシュタグの利用が活発なプラットフォームでもあります。Instagramはフォローしたユーザーの投稿がタイムラインに流れてくることが多く、フォローしていない他ユーザーの情報はあまり流れ込んできません。

そのため、ユーザーが情報を探す場合はハッシュタグを使った検索を行う傾向が高いです。他のSNSでもハッシュタグは利用されていますが、Instagramでは特に活発に利用されています。

企業として発信する際もハッシュタグを活用することで、認知拡大につながります。

Instagramユーザーの属性

Instagramのユーザーは伸びて来ており、今後もプラットフォームとして成長することが予想されます。日本国内におけるInstagramのユーザー※は下記の通りです。

10代:約42.3%(N=142)
20代:約69.0%(N=213)
30代:約68.1%(N=250)
40代:約38.7%(N=326)
50代:約30.3%(N=287)
60代:約13.8%(N=282)

日本国内のInstagramの月間利用ユーザー数は3,300万人を突破しており、国内でも人気度が高いです。

Instagram内では画像だけではなく、手軽にその場で更新できるストーリーズやショートムービーを投稿できるリールなど新しい機能が追加されています。

なによりも、ショッピング機能という商品の認知から購入まで1つのプラットフォームで解決できることが大きな強みです。

※総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

Instagramの運用がおすすめな場合

Instagramは視覚的訴求が強いSNSです。そのため、食品やコスメ、ファッションなど目で楽しめる商品を取り扱っている企業と相性が良いです。

リールという動画投稿を使ったハウツー動画を投稿する企業も増えて来ており、よりユーザーにわかりやすい投稿が可能となりました。

Instagramは画像や動画の投稿がメインとなるため、テキストではなく視覚的に情報を届けたい企業におすすめの媒体です。

LINEの特徴|既存顧客とのコミュニケーションにおすすめ

LINEは8,300万人のユーザーを誇るSNSで、10代から60代まで幅広い年齢層が利用しているツールです。

日本国内のシェア率が約40%とユーザー数が多いSNSであり、簡単にメッセージが送れたり無料で通話できたり、日常的に利用している人も多いです。

LINEはOtoOマーケティング(Online to Offline)に活用されるSNSとして有名で、実店舗に誘導することを目標としている企業におすすめです。

LINE@と呼ばれるツールを活用することで企業がユーザーに対してメルマガのようにメッセージを配信できます。

メルマガにはクーポンを配信できるため、実店舗へ足を運ぶきっかけ作りに繋げるメリットがあります。

LINEユーザーの属性

LINEの日本国内のユーザー数は8,900万人となっています。LINEは若い世代から年配の盛大まで多くのユーザーが利用しているツールです。

そんなLINEを利用している年齢層※は下記の通りです。

10代:約93.7%(N=142)
20代:約97.7%(N=213)
30代:約95.6%(N=250)
40代:約96.6%(N=326)
50代:約85.4%(N=287)
60代:約76.2%(N=282)

LINEは他のSNSと比較してもユーザー数が多く、若い世代から年配の世代まで幅広いユーザーが利用しています。

LINEを活用した施策を考えることで、あらゆる年齢層とコミュニケーションをとることができ、業績アップにつながります。

※総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

LINEの運用がおすすめな場合

LINEの運用は公式アカウントを作成して企業からユーザーに対して個別で情報発信を実施するのがおすすめです。

他のSNSと違い、LINEの場合は顧客とマンツーマンでやりとりできます。そのため、各顧客に合わせた対応が可能です。

クーポンやキャンペーンなどの情報を配信できる他、ショップカードの機能などもあり、実店舗との連携もスムーズです。

実店舗経営をしている方は特に顧客とのコミュニケーションが多くなるため、LINEのような気軽に連絡が取れるツールの導入をおすすめします。

一方でアカウントをブロックすることも容易である点を注意しなければいけません。LINEのブロックは簡単に設定できるため、あまりにも通知が多いアカウントはブロックされてしまいます。

そのため、ブロックされるような不快感を与えない適度な間隔でのメッセージ配信が重要です。

各種SNSの活用事例

ここまで各種SNSの特徴を紹介しました。各種SNSは掲載できる情報の種類も異なります。テキストで情報を伝えたい企業は、FacebookやLINEを活用することをおすすめします。

一方で画像や動画で情報を伝えたい企業さまは、InstagramやTwitterがおすすめです。

では、上記で紹介したSNSを各企業はどのように利用しているのでしょうか。

ここからは各種SNSの活用事例を紹介します。

事例1:【Facebook】トリップアドバイザー

Facebookの活用事例としてはトリップアドバイザーを紹介いたします。トリップアドバイザーは、宿泊施設や口コミなどの比較をするサイトです。

比較サイトを運営する一方で、旅行に関する記事を執筆するオウンドメディアを運営しています。

オウンドメディアで発信した内容をFacebookでもこまめに発信しており、SNSを見ているユーザーにも情報が届くようにしています。

また、Facebookで視覚的に情報を訴求するためにも、アイキャッチにこだわっており、見ただけで記事の内容が伝わる発信にしているのも特徴の1つです。

事例2:【Twitter】ローソン

ローソンは、公式キャラクターである「ローソンクルーあきこちゃん」がツイートしているように運用しています。ユーザーとの距離感を縮める運用をすることで、積極的にコミュニケーションを図ることに成功しました。

大手企業のアカウントでも「中の人」を演じる運用は人気で、自社に関するツイートに対していいねやリツイートすることで、認知度アップが期待できます。

企業に対して好印象を抱くユーザーも多く、積極的に顧客とコミュニケーションをとりたい企業はアカウントをキャラ付けする運用がおすすめです。

事例3:【Instagram】Tasty Japan

Tasty JapanはBuzz Feedが運営する料理動画を投稿しているアカウントです。元々はアメリカが運営する料理動画で、ダイナミックな料理動画やレシピが揃っています。

一方で用意する材料はスーパーなどで簡単に購入できるものが多いため、真似しやすいのも人気の理由です。

また、「#tastyjapan」をつけて投稿することを促していることからUGCが生まれる仕組みが完成。

結果的にユーザー参加型のアカウントとして成長しました。UGCが生まれるInstagramとの親和性が高い料理動画ということもあり、フォロワー数が多いチャンネルとなりました。

事例4:【LINE】ビューティー サロン Be+

LINE活用事例としてはビューティー サロン Be+の例が挙げられます。ビューティー サロン Be+は個人経営のサロンですが、ユーザーとのコミュニケーションにLINEを導入。

自動応答のメッセージ機能を使った予約やクーポンの配布などで、顧客のニーズを掴みました。

ビューティー サロン Be+はワンオペで対応していたサロンでしたが、LINEを導入することで課題を解決しました。