【妊娠8ヶ月目の変化③】胎動が徐々に静まっていく
妊娠8ヶ月は、お腹の中にスペースがあるため、胎動がまだ激しい時期です。しかし胎動が激しい時期はピークを越えたと思って良いでしょう。これからの時期はお腹の中のスペースが少なくなっていくため、胎動が少なくなっていきます。
そしてこの時期からの胎動は赤ちゃんそれぞれで個性が出てくるものです。赤ちゃんの器官が完成する時期ですので、ほとんど胎動がない赤ちゃんもいれば、激しい胎動になる赤ちゃんがいたりと、かなり個人差が出てきます。
胎動の激しいからといって、それで異常が出たりすることはありません。しかし、胎動だと思っていたら、子宮収縮であったりするという場合もあり、それにより、早産してしまうこともあります。そのため、少し胎動がいつもと違うと感じたり、痛みを感じたりするという場合は、病院に行ってみてましょう。
胎動が少ない場合も個性ですので、異常が原因というわけでもありません。ただ、昨日まで元気だった胎動が今日はまったくないということになると、少し心配ですので、一応、医師に見てもらうようにしましょう。
【妊娠8ヶ月目の変化④】逆子
妊娠8ヶ月目は胎動が少なくなっていく時期なのですが、これはお腹の中のスペースが少なくなっていくからです。そのため、赤ちゃんが動くスペースも少なくなり、胎動も少なくなっていきます。
赤ちゃんが本来とは逆向きの逆子になってしまうのは、激しい胎動のときなどによって、逆方向を向いてしまうからです。そのため、胎動が激しい赤ちゃんほど、逆子になってしまう可能性が高いということになります。
妊娠8ヶ月目の時期は胎動が減っていくため、逆子になる確率も少なくなっていくのですが、絶対にないというわけではありませんし、その時点で逆子になってしまっている場合もあります。逆子になってしまうと、自然分娩ではなく、帝王切開で出産することがほとんどですので、注意しておきましょう。
妊娠8ヶ月目で、胎動がほとんどないという場合、もうお腹の中にスペースがない状態である可能性があります。このようになると、赤ちゃんがそこから逆子になることはないため、この時期に逆子になるリスクがなくなるということもあるのです。
【妊娠8ヶ月目の変化⑤】後期つわり
妊娠8ヶ月目の変化としては、後期つわりが発生するという変化も発生します。
つわりはほとんどの場合、妊娠中期の安定期に入る時点でなくなるものです。しかしなかには一度終わったはずのつわりが、妊娠8ヶ月のこの時期に再度始まるような人もいます。やっと終わったはずのつわりが始まるというのは最悪でしょう。お腹の張りを感じながらのつわりとなるため、最初のつわりよりもきついと感じる人も多いです。
後期つわりはホルモンバランスが崩れることが原因でもあるのですが、赤ちゃんがお腹の中で胃を持ち上げてしまうことが原因という場合もあります。その結果、ムカつきや吐き気を感じてしまうのです。
後期つわりはかなり症状がひどくなる人も多いです。お腹の張りや腹痛と同時に、倦怠感なども感じてしまい、食事がまったく受け付けないというような人もいます。
ただし、後期つわりは赤ちゃんが安定してくるようになれば、自然となくなっていくものです。妊娠8ヶ月目以降から、赤ちゃんが動くスペースは少なくなっていくため、後期つわりも改善されていくのです。