あなたのお肌にとって必要な食材は?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

では、チェックを行なった上で必要な栄養素の参考になりましたでしょうか。

各栄養素を食事から補うには、どんな食材に含まれているか見ていきましょう。

A:たんぱく質やビタミンAの不足が疑われるタイプ

お肌の悩みとしては、たんぱく質やビタミンAが不足することで肌が乾燥しがちになります。

ビタミンAは、皮膚や粘膜の保護、眼の健康や成長にも影響する栄養素です。

お肌との関わりでいうと、粘膜の保護やターンオーバーに関わってきます。

肌が乾燥しがちであったり、シワが増えてくるという方もビタミンAが関係している可能性もあります。

最近では、ビタミンAの一種であるレチノール配合のクリームをお肌に塗ることでターンオーバーを促進し、肌のごわつきやくすみ、シワ、シミなどの改善を行う基礎化粧品も存在します。

それほどビタミンAはお肌と密接な関係がある栄養素でもありますね。

ビタミンAの多い食材:うなぎ・レバー・にんじん・卵黄・ほうれん草など

タイプAの方がたんぱく質も必要です。

ご存知の方も多いですが、たんぱく質は髪や肌を構成する成分です。

例えば、コラーゲンもたんぱく質を材料として作られていますね。

たんぱく質源である、お肉やお魚の食材をしっかり食べることも、肌作りには必須です。

たんぱく質の多い食材:お肉、お魚、卵、大豆製品など。

B:鉄分の不足が疑われるタイプ

お肌の悩みとしては、肌荒れしやすい・クマが気になるといったお肌全般の悩みがある方は鉄分が足りない可能性があります。

鉄=貧血のイメージが強いですが、鉄はコラーゲンの材料になります。

コラーゲンと聞くと、お肌に良いイメージが強いですよね。

また鉄には酸素を運ぶ働きがあるため、鉄分が不足すると冷え性にもなりやすいです。

その結果、シミやクマが出やすいお肌にもなる可能性も。

カラダの外側から鉄分は取れない分、食事で補いたい栄養素ですね。

鉄分の多い食材:レバー、赤身のお肉、赤身の魚など。

C:亜鉛の不足が疑われるタイプ

お肌の悩みとしては、ジクジクとして湿疹が出る方やアトピー体質の方にもオススメ。

髪の毛をツヤツヤにしたいという方にも、とってほしい栄養素です。

亜鉛はビタミンAの代謝にも必要不な栄養素です。

単発で摂取するというよりも、他の栄養素と組み合わせると効果はアップですよ!

亜鉛の多い食材:牡蠣、かたくちいわし、がんもどきなど。

D:ビタミンB群やビタミンCの不足が疑われるタイプ

お肌の悩みとしては、シミが吹き出物がやすく治りが悪いような方です。

ビタミンB群やビタミンCは、三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)の対処のサポートもしてくれます!

そのため、これらが足りていないとなんとなく治りが悪く、代謝が悪い状態が続いてしまいます。

ビタミンB群やビタミンCは水溶性ビタミンといって、汗や尿と一緒に流れてしまうビタミンです。

排泄物と一緒に流れるため、不足しがちなビタミンでもあるため意識的に補って肌の調子を整えましょう。

ビタミンB群の多い食材:お肉、お魚類など。

ビタミンCの多い食材:パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツ、レモンなど。

お肌の悩みに応じて必要な栄養素を知りましょう

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

今回は、お肌の悩み別で栄養素を紹介していきました。

お肌の症状からもしかしたら不足しているかも?と思う当たる部分はあったでしょうか。

これさえ食べればOK!という食材はなかなか存在しませんが、必要な栄養素として参考にしてもらえると嬉しいです。

田原奈々絵
管理栄養士&ヨガインストラクター
大学卒業後、管理栄養士免許を取得し内科クリニックにて主に生活習慣病の方への栄養相談を年間のべ250名の患者様に行う。 患者様とお会いする中で、慢性疲労(副腎症候群)の方と多く会う機会があり、食事面だけでなく呼吸を行うことで自律神経を整え、身体の不調を改善していきたいと考えヨガインストラクターの資格を取得する。

提供・yoganess



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