日本の法人税率も下がっているがまだ世界では高水準

最後に、日本の法人税事情についても触れておきます。

世界的な法人税率引き下げの動きを受け、日本でも法人税率は年々下がっています。

2001年の日本の法人税は世界トップの40.87%。それが海外企業の日本進出を妨げ、日本の国際競争力を下げる要因になっていました。しかし、この20年で法人税率は段階的に下がっており、現在は20%台に到達しています。

しかし、今も法人税率の高さは世界上位であるため、世界の有力企業が日本に拠点を置くことを避ける傾向があります。そんな中、日本が世界の有力企業からビジネス拠点として選ばれ、国に利益をもたらすためには、さらに法人税の引き下げが必要となる可能性が高いでしょう。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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