住まいと暮らしを通じて“たのしい”を届けるTAKUTOグループは、和歌山県立串本古座高等学校の生徒と地域企業・自治体が連携して進めてきた「串本がちゃ」プロジェクトにおいて製作されたカプセルトイを、3月9日(日)に販売開始した。

串本古座高校2年生有志×地域企業・自治体


カプセルトイ「串本がちゃ」は、串本の生き物や魅力をデザインした木製のマグネットやフィギュアの「がちゃ」。

「串本がちゃ」プロジェクトは、「次世代へつなぐ、未来に向けたまちづくり」を理念に掲げ、串本古座高校2年生有志6名が主体となり、地元企業や自治体と連携して進める産学官連携モデルとして、授業の一環で実施されている。

学生たちは、実践的な学習の一環として、5か月間にわたり、14回の授業と1回の休日学習を行った。その過程で地域のさまざまな場所を訪問し、地元の事業者とともに地域資源やアップサイクルについて学び、それらをいかした方法を考えた。その結果、地域資源の魅力を再発見しながら、カプセルトイの商品企画から製作、販売までのプロセスを実践的に体験し、経済や販売の基礎知識を身につけた。さらに、串本町内の木材会社から端材を提供してもらい、町内で加工を行い、カプセルの封入は福祉事業所が担当するなど、地域の事業者と連携した取り組みが実現した。

TAKUTOグループがプロジェクトに参画した経緯

「教育×まちづくり」で地域を盛り上げる、「串本がちゃ」プロジェクト。

大阪市中央区に本社を置くTAKUTOグループは、2021年より串本町に営業拠点を設置しており、行政と連携し、街の活性化および社会貢献を目指して、新築分譲住宅、ワーケーション住宅などの販売計画を進めていた。また津波災害に備えた潮岬等高台地域への移住需要もふまえ、宅地造成可能な土地の仕入れなどにも力を入れてきた。

こうした串本町での活動を基盤に、TAKUTOグループと、エンタメ・サービス事業や不動産事業を手がけるオーエスが、串本町の地域事業者に呼びかけ協力を実現した。